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2011年9月29日木曜日

(麻) 鉛筆でぬりぬり

50Aから気になったところを。

・圧拮抗現象:吸入麻酔のメカニズムとしては,吸入麻酔薬が脳細胞の膜の脂質二重層に入り込んで側圧をまし,これがイオンチャンネル蛋白の活動に影響を与えて,麻酔状態を誘導すると考えられている.吸入麻酔薬は脂質二重層に入り込んで,膜構造に歪みを与える.高圧を加えると脂質二重層に入り込んだ吸入麻酔薬との物理化学的結合に異常が生じ,吸入麻酔薬分子が脂質二重層から除去されてしまう.これが圧拮抗現象である.
→参考ウェブ「電子版麻酔学教科書」
http://masuika.net/forum/forum2.cgi?Work=Part&Forum=page6&No=&Num=8&Back=Tree

 ・フルマゼニルの代謝:大部分がエチルエステルの加水分解によりカルボン酸体に代謝された後、その約40%がグルクロン酸抱合体に変化し、いずれも尿中に速やかに排泄。
・水中毒 ― オキシトシンの副作用
・脊髄の痛覚伝導路 ― 外側脊髄視床路
・パラコート:胃から吸収せず、腸から徐々に吸収(腸肝循環は少ない)吸収率=10(5~15)%、6時間で40%

@麻酔科学の歴史
・亜酸化窒素の麻酔作用発見:1800年 Davy H
・モルヒネ分離:1804年、ドイツの薬剤師フリードリヒ・ゼルチュルナー (Friedrich Sertürner) により、初めて分離(この物質は、史上初めて薬用植物から分離されたアルカロイドとなった)。
・CO2の麻酔作用:1824年。Hickman HH
・エーテル麻酔実施:1842年。Long CW
・プロカイン合成:1904年。Einhorn A