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2012年5月31日木曜日

(麻) 動脈圧波形の呼吸性変動による動的指標について、よくまとまった論文です

たまには麻酔のことも書いておきます。

Case Scenario: Respiratory Variations in Arterial Pressure for Guiding Fluid Management in Mechanically Ventilated Patients. Anesthesiology: June 2012 - Volume 116 - Issue 6 - p 1354–1361

これはfree articleなのでどなたでも読めます。最近のSVV,PPV,SPVについて、よくまとまってます。分量も少ないので知識整理に良いかと思います。

(本) 麻酔関連何冊か と (雑) iPhoneかえてみました

「オピオイド 基礎を知って臨床を使いこなす」新・超音波ガイド下区域麻酔法が入荷されていたので、買おうと思ったのですが、
結果的に
「周術期コミュニケーション技法」
自分を支える心の技法 対人関係を変える9つのレッスン
Powerful医学英会話独習法をカウンターにもっていってしまいました。

こういう本が自分の書棚に並んでいるところを想像すると「~~の能力を高めたいんだ!」という即物的すぎる自分になんだか軽く落胆しますが、新しい気づきが得られるかもしれないので、読んでみることにします。

***
毎月固定で支払う通信費。これが家計に一定に負荷をかけ続けている現実にメスを入れようと、ソフトバンクのホワイト学割に加入。
これまでiPhone3GSを使っていたのですがこちらは解約。iPhone4Sに新規加入扱いになりました。4Sも早いもので発売から7ヶ月半経ったのですね。
いつからだろう、新しいものを誰よりも早く手に入れたい!と思わなくなったのは。小学生の頃、ファミコンやってた頃のような気もする。国家試験の前にドラゴンクエストVIIを友人に借りてやったことを思い出すと、その頃にはもうどうでも良くなっていたような気がします。大学生の頃、単にお金がなかっただけかもしれませんが。そうでもなくなった今でも、身の回りのものを購入したり変更したりする場合、それがないととても困るか、それを使ったほうが経済的に楽になるかの場合が殆どな気がします。でもiPhone4Sは3GSより軽い感じで、操作性も向上しているような気がするのでよい買物でした。
ホワイト学割は基本使用料が980円/月×36ヶ月 → 0円/月になるだけですが、いろいろ計算すると経済効果は3年間で1万円ちょっと。まぁそれだけ浮くので助かりますが。
ついでに電話として使用しているDocomoの携帯電話を解約したかったので、ソフトバンクでの通話プランの話も聞いたのですが、今現在ドコモに支払っている使用料金と大した違いがなかったので、電話機としてiPhoneを使う案は今回も却下となりました。
手続きの相手をしてくださった店員さんは新人の方のようで、一連の手続きには恐ろしいほどの時間を要しました。手続きの最中に私の質問に対して答えられないことがあるたびに(って別に嫌がらせの質問ばかりしていたわけじゃないですよ、そんなことしても楽しくないです)、店長の方へ聞きにいかれていました。勿論わからないことを聴きにいってくれることはありがたいことです。その新人さんにやっつけ仕事されて、私にとって最適でないプランに誘導されてしまったり、新規に購入した商品が正常に設定されていないとそれはそれで結構困るし。
こういう図式では、術前外来や手術室で研修医がいちいち上級医に聞きにはいけないよなぁ、目の前で研修医にそんな事されたら、患者さんはとても不安になるし困るし、信頼できないよなぁ、とぼんやり考えました。接客業において新人をどの段階で客の前に出すかって難しいなぁ、でも客の前に出さないと仕事にならないしなぁ。
いずれにせよ、たまに店で店員さん相手に怒りまくっているお客さんを見かけることがありますが、何であんなにお怒りになることがあるんだろう、って思ってしまいます。大抵の場合、怒ったっていいことないのになぁ。

2012年5月28日月曜日

(走) 右腸脛靭帯炎再発

近医の整形外科で50分待って診察してもらったらやはり、以前とおんなじ他覚所見で、同じ病名を言われました。
中殿筋を鍛えたほうがいいこと、その他のリハビリ法を教わってきたので毎日施行中です。
いずれまた、走れるようになるんでしょうか…。

病院に行く回数が、仕事で行くより患者としていくほうが増えてきているんじゃないだろうか…という最近の私。

2012年5月23日水曜日

(雑) 走るの中断

右腸脛靭帯炎が再発して、悪化しました。4月29日に12.4km走って痛みを感じて以来、丁度3週間空けた日曜日に再度走ってみたのですが8km/hというスローペースのランニングにもかかわらず、1.3kmの時点で疼痛再発。潔く走るのを辞めました。代わりに大胸筋と腹斜筋と腹直筋と上腕二頭筋を鍛えることにしました。
平地も階段の昇り降りも痛い。そんな状態です。暫く走るのやめようとかと思います。

それが関係しているのか分かりませんが、金環日食もスカイツリーもまるで興味がありませんでした。これを読むかもしれないどなたかと、未来の自分が勘違いしないようにここに記載するのですが、それらに熱中されていた方・関心を多く持たれていた方に対して興味が無いわけではありませんし、ましてや馬鹿にするつもりも無いです。きれいな金環日食の画像や動画なりを見れば、心動かされますし、いいじゃん、って思います。ですがそれを自分で、自分の目や心で積極的に求めようとする気になれないのです。なぜかわかりませんが。1億人以上の日本人がいるのだから、そんな自分がいたっていいや。今はちょっとそう思います。もしかしたらこの感情が、豆腐のような打たれ強さもない自分の心に何かの影響を与えるのかもしれない…そう思って一見すると負に思われるこの感情を記録するのです。

2012年5月21日月曜日

(雑) 日当直を平和に過ごすおまじない

かばんに沢山の荷物(文庫本5冊、ハードカバー2冊、論文や発表のための資料、ご飯3食分、パソコン、iPad、iPod classic、iPhone、ヘッドホン2種類、DVD、洗面用具、着替えなど)を入れて日当直に臨んだら、殆ど寝られなかったことがつい最近あった。
それをfacebookで報告したら「何ももって行かないのが1番」と教えていただいたので、先日それを実践したら極めて平和な当直を送ることができた。

そして、それを忘れてまたかばんに沢山の荷物を詰め込んで仕事に行ってみたところ、今度は夜を待たず、病院に着くなり日勤帯から大変な目にあった。

次回どうしようか・・・ただ経過を見るだけではつまらないので、いくつかの因子の有無をピックアップして、何が日当直をホラブルなものにする因子なのか。それを調べてみようと思う。そして面白い結果が出たらどこかの学会で発表しよう。

「大学院生なのでだいたい毎日実験してます。麻酔はパートだけです」っていうと楽な印象を与えるような気がするけれど、それにしては色々と経験させてもらえているので嬉しい限りである。嫌味じゃないですよ。

2012年5月15日火曜日

(雑) もし世界が100人の…

というような本が昔ありましたが、
・実験ばっかりする人
・実験関係の論文読んで論文書く人
・麻酔を非常勤で行なって、主に収入を得る人
・麻酔を大学等の人がたくさんいる場所で行なって、いろんな知識を生で得て、上記の人に指導する人
・麻酔の論文読んだりして上の2人に指導する人
・ブログ、フェイスブック担当
・誰かが「この仕事やってみない?」と振ってくださったら嬉々としてやる人2-3人
・膝を痛めないようなトレーニングでマラソンする人
・いろんな本を読んで上の人たちに「最近、調子どうだね?」とみんなの気を遣う2人くらい

あぁ、私、あと10人くらい欲しいです。なんで1人しかいないんだろ。

2012年5月13日日曜日

(雑) 久しぶりに自転車のこと

昨年だったか・・・自転車の盗難にあって以来、自転車に無縁の生活を送っていたのですがひょんなことから

「乗ってないからあげるよ」

というO君に自転車をいただきました。大感謝。

しかし私の住んでいるマンションには自転車置き場がない。近所の公営駐輪場を予約しに行きます。

「定期の予約したいんですけど・・・」
-いいけど、結構まちますよ?
「半年くらいってきいてますが・・・」
おじ様困ったような顔。
「もしかして1年くらいですか?」
―1年かもしれないし、うーん・・・と苦笑するおじ様。

駐輪場を借りるだけで2,3年かかるってまじですか?!ということは、もしかして、自分で駅近にどこか場所借りて貸自転車置き場の仕事はじめたら儲かるかも…と頭をよぎったけれど、そう簡単にはいかないだろうな・・・。どうしよ、もらった自転車。家の中に置くのか??

2012年5月11日金曜日

(本) Facebookバカ でバカになれるか?


Facebookに登録して今日で丁度152日になりました。登録したものの、友人からアップされるのは美味しそうな食べ物、可愛らしいお子様、美しい風景・・・。そういったものにたくさん「いいね!」がついていて、自分もそれなりに「いいね!」をクリックして皆さんの行動をフォローしていたのですが、いまいち自分で文字を打ち込む気になれずに今日まで来てしまいました。
それにどれ位の関係があれば「友達になる」をクリックしていいのかもわからんし、いろんな場所にいろんなクリックポイントがおかれているし、そしてそれらは日々増殖中のようだし、プライバシーのレベルもよくわからないし(個人的にはプライバシーなんてものはこの世に存在しないと思ってはいますが)、不謹慎なことを書いたらお縄にかかるんじゃないかとか、そもそも何が不謹慎なことなのかもよくわからないし、まぁ私にはわからない事だらけで、そして、何より重要なことに「それらを解決するのが面倒くさいから、まぁ「いいね!」だけクリックしてればいいや」と思っていたわけです。

書店で本を買う際には買う本を決めてから店に入り、目的の本のみ購入、そして買うつもりなかったけど面白そう…と気になる本はiPhoneのAmazonストアで取り敢えずカゴに放り込んでおいて、安い中古が出品されるのを待つ…という購入スタイルが習慣になっている私ですが、珍しく衝動買いしてしまったのが上記の本。まさに私の疑問そのままが表紙になっているわけです。その術中にまんまとハマったわけです。
「中国、インド、フェイスブック」の順というくらい、フェイスブック人口がいると書かれております。この本の著者も「本を読むのが趣味で、読んだ本をアップしてます」と書かれており、まぁそれなら自分にもできるだろう、自分もそっちから始めてみよう、とフェイスブックに対する思いを改めたわけであります。この本に洗脳されて、ちょこちょことフェイスブック上でも活動してみようと思います。
そうなるとブログとフェイスブックでどのように住み分けていこうか、とも思うのですが、それはおいおい考えていこうと思います。発信者が一緒なのだから住み分けようがないような気もするんだけどねぇ。

2012年5月8日火曜日

(雑) ヨーヤクダッコー・同窓会誌

母校から本年度の同窓会誌に寄稿するよう依頼され早3ヶ月。昨日、締め切り当日に漸く提出。
「2000文字程度で内容は近況、回想録、趣味の話、なんでもいいです」。依頼書を要約すると、そのように書いてありました。
けど、「なんでもいい」にも「友達との飲み会レベルでの何でもいい」や「朝の抄読会でチョイスする論文のなんでもいい」や「今日の患者さんは麻酔のリスクも低いし、先生が好きな麻酔方法で、なんでもいいよ」や「今日晩飯何にする?」「なんでもいいよ」など、ぱっと思いつくだけでもそれこそ「なんでも」あるわけです。
だから同窓会誌の「なんでもいいです」には同窓会誌が(言外に、暗に寄稿者に)期待するレベルにおける「なんでもいい」がある筈。寄稿文は、まさにその「どんな、なんでもいいを求めているのか」との闘いでした。

私の寄稿がその「なんでもいい」に合致しているかしていないか、それは皆目見当もつかないし、読者に委ねられるわけですが、少なくともこのブログに書く文章よりは気も時間もつかってしまいました。
しかし。
「同窓会誌?読んだことないよ。」という大学時代の同級生の話を最近までにいくつも聞いたので、そうだとすると結局、私は誰に向けてあの文章を書いたのでしょう?
という話をはじめると、このブログの文章もその範疇に入るかもしれません。どんな文章も「誰かの役に立つかも」と思って書いたものだとしても、それがとんでもなく勘違いだったりする可能性があるわけです。「自分のため」にでもなれば御の字ですけど。

暦上の「前の3連休」と「後ろの4連休」で普段話す機会がなかなかなかった人たちと沢山話しました。その意味では充実した日々でした。麻酔もちょっとだけしました。実験室にはほ~んのちょこっとだけ行きました。友人に勧めてもらった小説や、旅の途中で本屋やAmazonで買った本、まだ聴いてない大量のCDなど、ちょっとずつ消化しながら実験再開してます。前進あるのみです。