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2011年9月6日火曜日

(音) ALI PROJECTの名曲の数々、との遭遇

全くメタルではないのだが。

8/26の当直中に「薔薇獄乙女(ばらごくおとめ)」を何故か、何処からかYou Tubeで発見して、そのあとアルバム「POISON」収録の「阿芙蓉寝台(あへんしんだい)」のレトロな悲哀感たっぷりな曲調にすっかり没入。その結果、先週今週聴く曲といえばALI PROJECTばっかりであった。
上手いんだか下手なんだか(否、絶対上手いのだが)揺らぐようなヴォーカルラインが妙に耳に残り、多くの曲に底流する陰の薫りが堪らない扇情力を放散している。和と洋が混ぜ合わさり、壊れたオルゴールみたいな不協和音一歩手前の破滅的で陰鬱なメロディがポップに彩られている。禍々しいまでの中毒性。外見や歌詞からは、一部の偏執的嗜好のファンのための音楽…という印象を受ける方も多かろうが、中身は極上メロディ満載の歌謡J-POPである。これを聴かず嫌いするのは勿体ない。

今のところのお気に入りは下記。ファンには有名どころのようだけど。
・鎮魂頌(しょう)
・亡國覚醒カタルシス
・聖少女領域
・月蝕グランギニョル
・阿芙蓉寝台
・阿修羅姫
・薔薇獄乙女
・白堊病棟
・禁じられた遊び
・わが﨟(ろう)たし悪の華
・戦争と平和
・赤と黒

曲名が読めなくて調べたのって久しぶり…。
歌詞とメロディが、私の中の愛国保守マインド(?)を微妙に高揚させるから、ぞっこんになったのかもしれない。
便宜的にベストアルバムの「桂冠詩人 SINGLE COLLECTION PLUS」や「薔薇架刑」などをこの世界の導入に利用したけれど、オリジナルアルバムにあたっていこうと思う。今までその存在すら全く知らなかったのが、不思議で仕方ない。