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2010年7月13日火曜日

Trip to Wakayama (day 2) Mt Koya to Shirahama

やや汗ばんだ状態で4時に目を覚まし5時半に起床。窓を開けると少しひんやりとした風を感じる。6時から朝のお勤めがあるということで参加するために寺の本堂へ向かう。既に10人程集まっている。海外からの宿泊者もいる。私たちの後にもぞろぞろと集まり、計30人以上にはなっただろうか。胡坐(あぐら)や正座の姿勢を保持するのが難しい人のために椅子が何脚か用意されており、それに腰掛ける人もいた。薄暗い橙の蝋燭の炎が照らす空間。香の匂い。僧侶数人で読経40分。雨は降り続け、時折激しくなり経を読む声が時折遠く感じられる。読経が終わると法話を10分ほど聴く。この日は70名程宿泊しており、半分以上は海外からの客だそうだ。スペイン、ドイツ、フランスなど。ポーランドからは数十人の団体でやってきていた。その団体は前夜に大広間で大宴会を催していたらしい。写経をする部屋に向かう途中、その広間の脇を通過したときに非常に酒臭かったのを思い出した。
7時から朝食。9時前には宿を出る。
今日は30℃を越えない夏日。近畿南部は150ミリの降雨予報。
龍神温泉を通過して白浜を目指す。
国道371号(高野龍神スカイライン)を南下。出発時から雨が降り続ける。雨足が強くなったり弱くなったり。これだけならば予想範囲内なのだが、道は標高800-1300mの奈良と和歌山の県境。濃霧に悩まされ、どうしてもスピードを落とさざるを得ない。冬季は夜間通行止めになるのも頷ける。雨+凍結路面+濃霧ならば事故多発であろう。時折妻に携帯電話の電波確認をしてもらうが、ほぼ圏外。時折すれ違う車があることに安堵しつつも、事故発生時には多大な時間をロスするであろう事を考えながら慎重に運転する。写真は「ごまさんスカイタワー」近辺。護摩壇山(ごまだんざん)は和歌山最高峰であるとされてきたが、2000年に護摩壇山の東方約700mの峰「龍神岳」の方が10m高い(1382m)ことが確認されたそうだ。土産物屋の女性にはスカイタワーに上るならタワーの入場料を100円安くするよと言われたが、全く何も見えないであろうことから止めておいた。見えないことを確認するために上ってもよかったかもしれないが。

 その後も濃霧と格闘しつつ車を進めると田辺市に入り、奇絶峡(きぜつきょう)にたどり着く。不動滝(下の写真)では不動明王が祭られている。雨が多いためか滝の水量が豊富で非常に美しい景観であった。












三段壁(さんだんぺき)洞窟





三段壁から車で10分弱の場所にもう1つ有名な景勝地がある。

千畳敷(せんじょうじき)は第3紀層のやわらかい砂岩が波に長い間侵食されてできたもの。いくら岩がやわらかいとはいえ、岩に漢字をあちこちに彫っちゃまずかろうて。

今日の走行距離メーター:84559-84683km(124km)