日焼け止めとキャップは欠かせない。
ランニング:8.9km 45分32秒(平坦な道路) 計330.4km
(2月 48km, 3月 56km, 4月 63.1km, 5月 61.6km, 6月 63.8km, 7月 37.9km)
9月20km:田沢湖マラソン(あと65日)
(2月 30km:青梅マラソン あと219日)
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「民意を問え」という言葉をよく政治家が口にするが、民意がどの程度この国の方向を正しく修正するのか甚だ疑問である。今回の参議院選挙の結果を見てそう感じた。昨年自民党に「No!」を激しく叩きつけた民意が、今回は民主党に「No!」を叩きつけた。それは前回選挙からのマニフェストの大幅な修正(前回のマニフェストが大嘘でした、という位の修正)や、消費税10%発言、その後の首相の発言のぶればかりを報道したマスコミに誘導された結果としての「民意」であるように思えてならない。今回の選挙では新党改革、たちあがれ日本、日本創新党など新党が多数立候補者を出しており、ぱっと見、国民目線からは「どれがなんだかよく分からない」状況であった。
マニフェストをよく吟味して投票先を選択しようというのが多くのマスコミの論調であったが、多くの国民にはマニフェストの吟味よりも目の前のティッシュペーパーの値段や夏休みの旅行の計画の方が優先順位が高い。それぞれの党のマニフェストは新聞でもネットでも容易に得られる。個々の政策に対する各党の意見も自由に収集できる。しかしそれは「自分の一票を大事にしよう」と思って初めて起こされる行動であろう。だから「民主党がダメっぽいことをテレビで言っている。じゃあ民主党に投票するのはやめよう。でもどこに入れようか。何となく、みんなの党の評判がよさそうだから入れとこう」程度で一人一人が一票を投じているのではないだろうか。思考停止状態である。
民意は当てにならないし流動的である。報道一つで容易に変化するし、結局他人事である。だからこそ去年民主党に入れた人が今回自民党やみんなの党に入れたりする。世論は政治家を批判するが、その政治家を選びこの国の大勢を決めているのは世論を形成する国民一人一人である。
だからこそ個々の政治家の良識と、それを伝える報道の知や使命感が求められると考える。とは思うものの、これまで2000年何とかやってきたのが日本という国だから、これからも何とかやっていくのかも、と楽観的に考える自分もいる。