稀代のメタルヴォーカリストであるロニー・ジェイムス・ディオが、2010年5月16日に胃癌によって67年の生涯を閉じたそうだ。今日、遅まきながらその事実を知り、彼がヴォーカルをとっていたRainbowやBlack Sabbathのアルバムを引っ張り出して聴いている。
私はロニーの熱心なファンではないし、RainbowやBlack Sabbathの熱心なファンでもない(Rainbowで1番好きな曲が「I surrender」だと言ったらファンは怒りそうだ)。しかし「Catch the Rainbow」は好きだし、「Die Young」は私と同じだけの年数を生きている名曲だ。今までこれらの曲を聴くときは、遠い過去からの贈り物のように感じていたが、これからはどうしたって天からの贈り物と感じてしまうだろう。1人の偉大なるシンガーがあらん限りの情念を込めて歌った楽曲の数々に、今はただ身を委ねるばかりである。
願わくはその魂が安らかでありますよう。