メタルじゃないのですが。
10年ぶり(?)にこのアルバムを聴きました。そして、ここに閉じ込められていた音が、全く古くささを感じさせなかったことに驚きました。高校生当時もCDに無数の傷がつく程に聴きましたが、切れ味抜群の剃刀のようなロックと、歌謡曲のようなポップさがよい次元でミックスされているのが、今も楽しんで聴ける理由かも。
新たな発見としてはシングルだった#3、#6、#14の3曲に、当時感じていた魅力を感じなくなっていたこと。これらはもしかすると、当時の彼らが商業ベースにのっけられて、自分たちが創りたくないものを造らされているような力が働いていたせいなのでしょうか。今の自分にはあまり響かなくなってしまっていました。
逆に、とんがりまくっている#2や#4や#11はやりたい様にやっている、この時点における彼らの真骨頂のような気がします。#4の吐き捨てるような歌い方が(実際に最後には唾まで吐いてますが)実にすとんと腑に落ちるのです。これらの曲は10年前よりも好きになっています。
そして、艶やかなミドルテンポ#7、演歌歌謡な#15、チャイニーズな(?)#16など今聴いてもよい曲ばかりだ。
もうすぐ発売される新譜は恐らく全く異なった方向性になっているに違いありませんが。
1. Noise Low3
2. FAKE STAR
3. BEAMS[FAKE STAR VERSION]
4. BARTER
5. SE I“SUNNY'S VOICE”
6. SEE YOU[FAKE STAR VERSION]
7. REASON OF MYSELF
8. SE II
9. SEX SYMBOL
10. Cool Girl
11. S.O.S
12. SE III
13. HYSTERIA'S
14. ピストル[FAKE STAR VERSION]
15. 夢
16. 「H・L・M」is ORIGINAL
17. SE IV“EITHER SIDE”