メジャーアルバム第2作、らしい。
らしいというのは、このバンドの音楽を聴くのは初めてのため。
もう、こういう作品は、アルバムジャケットだけでどんな内容だか聴きたくなってしまう。このアルバムジャケットで「コブクロ」や「Exile」のような音楽であるはずはないから(コブクロやExileが悪いって言っているわけでは努努ありませんので、あしからず。私は両方とも恐らく人並みには好きである)。
1曲目からして「Rhapsodyかよ」っていうくらい大仰な、スペクタクル映画のサントラのようなイントロ。私は勝手に宝塚メタルと命名させていただいた(宝塚、みたことないけど)。
youtube等でPVを見ると一目瞭然なのだが、これがまた、清々しいまでにビジュアル系な出で立ち。人によってはこのコスチュームだけで、音楽を聴く気が失せるに違いない。
私は、その出で立ちにもまた、人知れず感涙するわけだが、このアルバムの凄さはビジュアルではなく、楽器も歌唱も歌メロもなんとも聴かせる作りになっているところである。多くの日本人の遺伝子に組み込まれているであろう歌謡曲ラブマインドをびしばし刺激する音作りになっている。
メタル耳な私は#4や#9や#11で悶絶してしまうのだが、おそらく歌詞がほぼ日本語で唄われていることも影響しているんだろうなぁ。あ~なんてドラマティックで大仰な曲作りなんだろ。「歌詞が日本語じゃ聴けね~よ」と言わないくらい心の広いメロディックスピードメタルファンにも是非聴いてほしい。
個人的には200万枚くらい売れてほしいと思うくらいの衝撃だったが、アルバム1枚聴いた後に、VocalがあのLAREINEのKAMIJOだった、って知ったから余計にそう感じたんだろうなぁ。歌、上手くなったなぁ。しみじみ。
あ~「冬東京」聴こっと。「Solitude」も懐かしいな~。
1. MASQUERADE
2. Philia
3. Thanatos
4. Flowery
5. Remember Forever
6. Destiny -The Lovers-
7. DRY ICE SCREAM!![Remove Silence]
8. Threshold
9. Judicial Noir
10. Love will be born again
11. Vampire
12. Faith & Decision (16分28秒!)
13. The Theme of Holy Grail