http://www.med.nagoya-u.ac.jp/anesth/cv/CVmanual.pdf
・伸展、軽度外転・外旋位にする
・通常右側(左総腸骨静脈は右総腸骨動脈と重なり血栓形成している可能性)
・穿刺部位はFAのすぐ内側、鼠径靭帯の1-2横指下。またはエコーで確認
末梢に向かうほど静脈が動脈の背側へ移行し深部へ向かうため動脈穿刺になりやすい
・皮膚に対して30-40°で刺入。通常2-3cmで血液の逆流を認める
・ガイドワイヤーを10cm進める。その後30cm程度進める
・いったんワイヤーを抜き、再度逆流を確認
・ダイレータ挿入、その後カテーテル挿入
・挿入長は成人なら40-50cm(カテコラミンやCVP測定には横隔膜上まで)
・単なる輸液ラインなら15-20cmあればよい
合併症
・鼠径靭帯より上では後腹膜出血、腹腔穿刺
他
・鼠径靭帯直下では2/3の症例に静脈弁がありカテの送り込みが困難なことがある