メンバーの名前も活動についても殆ど知識がない私がAKB48について語ると熱心なファンから爆発物やウイルスが届くかもしれず、人知れず恐怖があるのだが言論の自由は保障されているはずであり曲だけを聴いての感想。
メランコリックな曲調と背徳的な歌詞が多かった前作「SET LIST~グレイテストソングス2006-2007」に比べ、曲調も歌詞も随分とポップになり、老若男女(主に若い男だろうが)により受けやすい作品となっている。前作でいうところの「僕の太陽」のような「陽」サイドの曲が並んでいる。
一聴しただけでは前作より歌唱力はアップしているとは思ったが、「どの曲が神曲なんだ????」とクエスチョンマークが無限に浮かぶ。何かの間違いかもしれないと思いインシデントレポートを整理しながら数回聞いてみた。日当直で病院に軟禁状態なのも手伝ってなのか、何度か聞いていると耳が慣れてくるから不思議だ。「大声ダイヤモンド」や「10年桜」、「涙サプライズ!」「言い訳Maybe」などの曲はよい。曲としては前作に収録されていた「スカート、ひらり」「制服がが邪魔をする」「Virgin love」「転がる石になれ」のようなダークサイド寄りのものが好みだったが、本作は本作で素敵な仕上がりになっている。
そして思った。AKB48は動いている彼女たちを見て曲を楽しむものなのだ。タータンチェックの衣装をまとい、踊っている当代一のアイドルたちのステージパフォーマンスはよくトレーニングされており、圧巻であることは間違いない気がする。