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2011年6月7日火曜日

(研) 杵柄流用

今日は人生で初のことを2つした。

其の壱:マウスの尾静脈に注射。マウスの尻尾には左右に2本の静脈と、頭側に1本の動脈がある。静注するときは左右どちらかから、という訳。
だが、「絶対無理。こんな細い血管に入るわけないじゃん」と思っていた割には、25G針でそれほど難渋することなく静注することができた。失敗すると刺入部局所が腫れてくるからすぐ分かる。逆に上手くいくと暗赤色に見える静脈がすぅ~~っと透明になり、液体が中枢側に流れていくのが分かるため、血管内に入ったか否か、がとてもよく分かった。お子ちゃまの静脈路確保よりは簡単だった。麻酔科医やってたお陰?

私みたいな初心者には以下の本が大変参考になる。

マウス・ラット実験ノート―はじめての取り扱い、飼育法から投与、解剖、分子生物学的手法まで (無敵のバイオテクニカルシリーズ) (羊土社)

其の弐:ウサギに皮下注。
こちらは暴れまくったため、師匠にチェンジ。ウサギ君、すまん。麻酔科医は皮下注はあんまりしないんだ。