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2011年4月9日土曜日

(研) インシデント

4月に入ってから羊土社の本ばかり買っている。そのうちの1冊「分子生物学講義中継Part2」を読みながら青梅特快に乗っていると国分寺駅あたりから気分が悪くなる。人の呼出するCO2濃度の影響か。恐らく満員に近い青梅特快の中は、細胞培養のためのインキュベーターの中に近い5%程度のCO2濃度だったに違いない。
因みに大気中の二酸化炭素濃度は0.04%程度。

今日は実験室でインシデントを起こした。1つ工程をすっ飛ばしたために、希釈して細胞に投与すべき薬剤を、原液のまま加えてしまったのである。そのためにおよそ20倍濃い薬剤に細胞が曝露されたわけだが、当然実験はやり直し。そりゃそうだ。ランジオロールだって50mgを20mlに希釈して2.5mg投与したのと20mlマルマル投与したら違う結果になる(多分高度徐脈になるだろう。やったことも人様がやっているのをみたこともないけど)。48時間も培養しておいたのに・・・。まだまだtechnical errorが減らないだろう超ビギナーな状態で、このようなマニュアル確認不徹底でのミスは痛い。おぉ痛い。
ちなみにここではインシデントレポートは書かなくて良いらしい。安堵。