私の住んでいる練馬区の今回の選挙の投票率である。
ちなみに4年前の”平和だった”時の投票率はというと47.22%である。
これが何を意味するのかはよく分からないが、憲法第15条に定められた権利を自発的に放棄する人が、投票権を持つ20歳以上の人のうち半分以上いるということを示す。
世論調査では、8割以上が与党を支持していないようだが、支持していないからといって、対立候補に投票するわけでもなく、選挙権を行使しないという行動を取っているようだ。
多数決。みんな結構好きなはずなんだけど。
職場で自分が休んじゃった日に大事な決定があって、翌日職場に行って同僚から
「あ、そういえばあなたね、来月から給料3割カットされるってさ。昨日の話し合いで決まったの」
と言われれば、多くの人が怒るに違いない。
選挙ってそれと同じ様なことが、起こっているんだけど。(勿論ひとりひとりの市民には分かりにくいように、狡猾に税金の調整を、為政者はするわけだが)
地震に対する政府の対応に納得しないのならば、テレビの前で文句言ってるだけじゃなくて投票したほうが良い。と思う。投票できるのにしない人たちが、もし投票しない理由を「よくわかんないし誰に入れても同じでしょ。まぁ、投票する人たちがいるんだから、その投票結果に乗っかります」と、他力本願そのものに口走ったとしても、私は別にそれはそれで構わない。
今回の投票率を見て、やっぱりこのような大震災時でも、多くの成人にとって政治は他人事なんだなと思っただけ。それと同時におそらく、この他力本願なところが、この島国のよさでもあるのだろう。