という問いを立ててみたものの、そういえば誰も簡単とは言っていないことに、言いながら気付く。
だが、「難しいよ~落ちるよ~」とあんまり脅された記憶も、そういえば、ない。
「第49回麻酔科専門医認定筆記試験問題解説集」が発売された。
これが発売される頃には過去問5年分くらい終わっているだろうと昨秋は思っていたが、当然のことながら終わっていない。ただ、過去問を何年か分解いてみると、凡そ問われる知識は似たようなものだということに気がついてきた。これこそがまさに過去問を解く理由なのだろう。それと同時にこの問題集は、実験の合間や、ちょっとぼぉっとして何しようか考えているような「隙間時間」を潰すのに、非常に役に立つアイテムであることが分かった。選択式問題なので「よ~し、これから机に向かって勉強するぞ~」と気合を入れる必要は全くないのである。
昨年、第49回試験の合格率。
筆記試験:83%、実技試験:96%、口頭試験:85%(麻酔科専門医受験ブログより引用)
ということなので、実技試験は箸にも棒にもかからないという事はないだろう。
だが、口頭試験が筆記試験並みの合格率なのでこちらもきちんと過去問をみて、自分なりの解答を作成しておく必要があるだろう。多分。
そして、そういうことをサボると、試験官役を1日中されるであろう先生方にも申し訳がないというものである。一昨年、医学生の心肺蘇生のOSCEの試験監督をした私の経験からすると、できる学生さんの採点の方が簡単なのである。できない学生さん(例:心肺蘇生中に「誰かAEDをもってきてください!」といえなければ、それ以降の点数が全くあげられない)に直面すると、どうやって点数を差し上げればよいか非常に悩むのである。試験官が分かりにくいようなストーリーに則った回答・行動が、試験官の体力を無駄に消耗するであろうことに、ちょっとは思いを馳せつつ勉強しようと思う。
msanuki.netによると
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40代以降の先生には
難しいものから順に
JB-POT>麻酔科専門医試験>医師国家試験
でしょうか。
20代-30代前半では
JB-POT=麻酔科専門医試験>医師国家試験
かもしれません
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私的には医師国家試験より本気で勉強したJB-POT。それ並に勉強しないといけないとすると、到底受かる気がしないのだが。あぁ吐き気がしてくる。
脳神経外科専門医試験の合格率は60%程度というし、それに比べたら楽なモンである?のか?
いずれにせよ試験まではあと130日余りある。落ちても死ぬわけではないが、いろいろな人に迷惑がかかってしまうことは確かなので、世の「資格試験というもの」の慣例に従って、他人と同じ対策をしようと思う。