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2011年5月2日月曜日

(雑) 麻酔専門医認定試験の申請書提出、と、見飽きた構図

提出期限は5月1日から6月30日。
書類に不備があった時に、対応が後手後手になるのは嫌なので、月曜日の朝一番に郵便局に駆け込んでみた。
書類はまぁよいとして宿泊である。

「宿泊するなら会場のホテルがbest」と先輩DrのK先生に前もって教えてもらっていたのだが、既に
試験会場である神戸ポートピアホテルの、10月1日の予約は取れなくなっている(当たり前と言えば当たり前か)。いや、正確には空いているようだが、ダブルかツインの20000円以上/1泊 の部屋しかない(5/2 14:00現在)。リッチな方はどうぞ。
早起きな麻酔科医の方々なら三宮駅周辺のホテルでも十分なのだろうけど、当日風邪を引いていたりすると、そういうところで集中力をそがれる可能性もある。
一番避けたいのは、来年以降も同じ試験を受けることである。

***
「政権交代の悪夢 - 阿比留瑠比」を読む。

著者の、先日の総理との記者会見での勇敢な(というか当然の)質問に敬意を表して購入に至った。

その質問とは、こうであった。
「最大の障害となっているのは首相の存在であり、後手に回った震災対応でも、首相の存在自体が国民の不安材料になっていると思う。一体、何のためにその地位にしがみついていらっしゃるのかお考えを聞かせてほしい」

本書では、ここまでの民主党の流れが一気におさらいできる。
改めて、現政権が、確たる政治理念のない人々の集まりと言うことがよく分かる。
今回のような国難にあっても、他人事なのだろう。恐らく。それこそ主観的には頑張っているんだろうが。

しかし。
現政権と、その構成員が駄目だ駄目だ、という意見は具(つぶさ)に聞こえてくるが、「こんなところを頑張っているんですよ、陰では」と、声高に民主党の功罪の「功」の部分を語ってくれるような方はいらっしゃらないのだろうか。政権担当者の本人たちですら、国会討議では言い訳に終始している。
あれだけのユートピア政策を語っていながら、(国民の目に見える形としての)成果が、事業仕分けだけではお粗末過ぎるであろう(それすら、科学技術や種々の研究に対する予算も削ろうとしているのだから全く褒められたものではないが)。

それよりも、テレビを見ていて不思議なのが、「あれほどの虚偽発言を撒き散らして退陣した元首相がテレビに映っていること」そのものだ。それもなんだか、今後の民主党の動向に、重要な役割を果たしているかのような取り上げられ方である。
よっぽどメディアは寛大なのか、メディア自体がloopyなのか。
彼が発言するのは全く勝手だろう。それはよい。しかし、彼が首相だった頃に、あれほど叩いた人間たちが、彼の言動を、未だに報道し続けるとはどういう了見なのだろう。
彼の発言の真意が全く読めないことは普天間の体たらくを追っていれば、骨身に沁みて分かっているはずなのだが。
党員資格停止中の議員もあれこれ騒いでいるが・・・彼にしても優れたリーダーシップを発揮できるとは思えない。これまでの言動を見ていると、政権を獲得した際のマニフェスト達成に必死になりかねない。

まさか現政権が、前政権に劣る体たらくだから、現政権を批判する構図をメディアが撮ることで、前政権者たちの復権を狙おうとしているのだろうか。誰が?
この方々を報道するためにスポンサーが金を払わなきゃならない程、この国の政治家には人材がいないのだろうか。がっくし。私がスポンサーなら、びた一文も払いたくないが。