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2010年11月21日日曜日

(走) Training outside (其の七十八~九) と (本) 終末期患者からの3つのメッセージ ― 大津秀一

Saturday: 6.8km 33min (12.3km/h, 13℃)
Sunday: 8.6km 48min (10.7km/h, 14℃)
total distance: 591.1km (Sep 48.5km, Oct 66.6km, Nov 36.5km)
total time: 3663min = 61h03m

12月21.095km:いたばしリバーサイドハーフマラソン(あと15日)
2011年3月42.195km:板橋Cityマラソン(あと120日)

***
ようやく、来年の5月の麻酔科学会総会に出す演題の抄録を作り上げることが出来ました。これも偏に指導してくださった先生方のおかげです。

医師として社会と繋がりを持てていることは幸せなことだと思いますが、それでもこの数年のうちに変化していった感覚がたくさんあります。よいものもよくないものも。

医師や看護師が、自分より50年は長く生きていると思われる患者さんに対してかける言葉に以下のようなものがあります。
「~~さん、~~ですからね~~あぶないですよ~」
私は学生の頃、この声かけに対して異常な違和感を感じていました。仮にも人生の大先輩にあたるような人に対して子供に注意するような、小馬鹿にしたような口調で注意をするとは何と言うことだろう、と。私のこの感覚は今日に至るまでくすぶり続けていますが、自分でもそれに類した声かけをしていることに気づいた時には、人知れず反省します。

想像するに緩和医療に携わっている医師たちは、私より何百倍も「言葉の内に込められた力」に思いを馳せている筈です。そのような医師が、「1000人以上の患者さんがこの世を去る」お手伝いをしているうちに日々考え、紡ぎだした言葉は、私の胸にも迫るものがありました。

・自分が偉いから上手くいっているのではなく、運がたまたま味方しているだけだというのを意識するのは重要である。(115)
・「多くの人が、仕事がいやだとか、苦しいとか言っているのをよく聞きますが、自分とすれば、働けるということ、今日も生きていたということが、うれしくてうれしくて、当時人の三倍は働きました」(153)
・私は緩和医療医だが、それがゆえに言葉を選ぶ。毎日薄氷を踏むような思いでもある。どんな言葉にも思いが込められていなければ、ものを聴く時間が限られている患者さんたちには辛いことであろう。(158)
・ほとんどの人は空の下に住んでいながら、星をながめようともしない。(179)

自分の想像力の限界を感じながらも、その想像力の先にある世界に謙虚に思いを馳せながら生きていきたいと考え、30代の始まりとしたいと思います。

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