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2011年2月1日火曜日

(麻?) 大学院への英語~もしかしたら医学系、分子生物学系、生命科学系の大学院進学志望者に応用可能かもしれない

大学院試験が終わりました。胸のつかえがおりるとは将にこのこと。

医学部の学生には
・大学在学中に数ヶ月英米へ留学
・親や親戚が医師(海外勤務だったりする)→それに乗っかって幼少の頃から英語の教育を「あたかも一般市民がテレビを毎日見るかの如く」特別な努力をしているという意識なしに受けている。
・学生時からUSMLE(アメリカの医師国家試験)受験のために英語を凄まじく勉強している。そして実際に合格しちゃう。
というように、勉強が習慣の一部となっている方がいっぱいいます。
私はそのような方々とは違って、これまで英語学習はサボってきていましたので、非常に今苦しい思いをしたと言うわけです。自業自得です。
でももしかすると、そのような境遇におかれて、2-3ヶ月の学習で大学院入試を突破する必要がある、「遅まきながら向学心に燃えてしまった」私のようなドクターもいらっしゃるかもしれませんので、ここに記載しておきたいと思います。
よく大学院試験は名前だけ書けば合格する・・・とも聞きますがどうなんでしょう。流石に白紙で零点の人と、満点の人を同じ大学院に入れてはまずいような気がしますよ。いくら大学院に行く人が少ない時代だとしても。それに英語不得意な人が受験を期に曲がりなりにも英文と格闘することが、マイナスになることは一切ないでしょう。
~受験までの道のり~
まさかこの年になってZ会の英語本を買って勉強することになるとは思いませんでした。
院試のために通勤中に読んでいたのは「テーマ別英単語ACADEMIC(初級、中級、上級)」の3冊。これは日本語の解説も充実しているので、お勧めです。
それ以外には・・・(◎はおすすめ)
@英文読解・・・
◎過去問(5年分の前期・後期で計10回分の過去問)
・オンデマンド英語教材ライフサイエンス(http://lsd.pharm.kyoto-u.ac.jp/ja/service/ondemand/index.html)
・Nature (よく出題されている。私は一切読みませんでしたが)
・Scientific American (こちらもよく出題されている。こちらも一切読めませんでした。日本語訳の日経サイエンスは読んだけど)
@英単語・・・
所謂、英単語の参考書は全く使用しませんでした。それよりも過去問の分からない単語や抄読会の英語論文で分からない単語をきっちり文章で記録して、何回も見直した方がよいと思います。(三十路になると十代の頃のごり押し暗記は不可能です。私自身は、Gmailの「下書き」に英語例文集を記録しておき、出勤途中や麻酔の合間にiPhoneでちょこちょこ見直すようにして、記憶を定着させようと努めました。)

@周辺知識を集めるための読書・・・
・日経サイエンス過去数か月分(大学院の英語試験は背景の知識がないと大変かもしれません。そういう意味では、医学・科学の世界のトピックをつかんでおいた方がよさそうです)
◎犠牲 / 柳田邦男 /文春文庫 
◎命は誰のものか / 香川知晶 /Discover
◎医療と生命(シリーズ<人間論の21世紀的課題>) /ナカニシヤ出版
・まだ科学で解けない13の謎
・世界は分けても分からない

@大学院で研究するための客観的理由や遣り甲斐を考えたければ・・・
◎博士号を取る時に考えること取った後できること 生命科学を学んだ人の人生設計 / 三浦有紀子・仙石慎太郎 /羊土社
・医系流れがわかる研究トレーニング How To /佐藤雅昭他 /メディカルレビュー社
◎やるべきことが見えてくる研究者の仕事術 プロフェッショナル根性論 /島岡要 /羊土社
・ 科学者として生き残る方法 /フェデリコ・ロージ他 /日経BP

@解答用紙におかしな日本語を書かないために・・・
・「超」文章法 /野口悠紀雄 /中公新書
・伝わる・揺さぶる!文章を書く /山田ズーニー /PHP新書
◎簡単だけど、だれも教えてくれない77のテクニック 文章力の基本 /阿部紘久 /日本実業出版社
・理科系の作文技術 /木下是雄 /中公新書
・医学部への小論文 /湯木知史 /Gakken

@英語リスニング・・・
リスニング問題はありませんでしたが、来る海外での学会発表(あるのかな?)に向けて聴いておいて損はない筈。
◎VOA(Podcast)
・OpenAnesthesia.org (Podcast)
◎The World of Anesthesiology Podcast
・Gaba G style English (Podcast。このクォリティの番組が無料で提供されているのが凄い。英会話教室に通うよりこれ見ながらシャドーイングしたほうが喋れる様になる気がします。)
・iTunes U 「Anesthesia Nursing Program」
・CNN English Express 2010年12月号2011年1月号、2月号
はっきり言って音楽鑑賞が趣味の人間にPodcastを聴いての英語の学習は苦行です。しかし、歯磨きみたいなもんだ、と思えば、徐々に聴かないと気持ち悪くなってくるレベルに達します。それまでは「思考は現実化する」のナポレオン・ヒル先生が書いている「毎日1時間、報酬以外の仕事に従事せよ」という言葉を妄信して聴こうじゃありませんか。
***
これで院試に落ちたら、何ごともなかったかのように、麻酔専門医試験の方に話題をシフトしていくことにしよっと。

・・・しかし、麻酔科医として仕事をしながら(当直のシフトもリスクマネージャの仕事も何もかも勿論そのままで)勉強するってけっこー大変かも。家の机で「さぁやるか」と構えてした勉強は殆どなかった。そうでなくても、通勤の電車の中や、外勤先に行った際にちょこっとあいて喫茶店でとか。隙間時間はいくらでもある。寧ろ、捻出するのに苦労するのは恒常的なやる気。(2011年9月6日追記)

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