日本初の「かたづけ士」の著作。結構なベストセラー本のようです。
片付けられない人への愛あるモチベーション付けに始まり、具体的な行動目標にまで触れています。
私は本書から「目から鱗」というほどの新鮮な感動を得ることはありませんでした。ですが、ものが溢れかえる傾向にある私の身の回り(主に本と書類)を、少しばかりすっきりさせようというモチベーションを上げてくれたきっかけになったには違いない本です。他に影響されやすい私は早速、書棚に鎮座している本を100冊ばかり売り払うことにしました。
時々大掛かりに掃除をやるよりも、毎日ちょこちょこ整頓する(15分程度で)、そもそも整理する以前に「整理しないように、ダイレクトメールなどが本格的に家の中に侵入する前に選別する」というのが、大事ということです。
著者の「1年使っていないものは捨てる」という意見は大いに賛同できますが、この仕事をやっていると意外に「以前遭遇した、稀で困難な麻酔管理症例」で調べたときの資料が2,3年越しで役に立ったりするのです。だから「どの資料を捨てるか」というのはいつでも頭を悩ませる問題なのです。ScanSnapを使って片っ端から書類をPDF化するのも手なのでしょうが・・・。