advancedになるためには以下の4項目が重要
・術後評価がしっかりできるように
・術前評価を見直す
・定量的評価ができる
・幅広い病態を評価できる
TEEを安全に使用するために
・ACC/AHA/ASE 2003 guidelineに準拠して、
適応を自信を持って提示できるようにする
TEEの合併症を避けるために
・術前評価で嚥下困難、頚部病変、放射線治療、ステロイド歴、
心拡大、左房拡大、大きな胸部大動脈瘤などの評価
・長時間のCPBは消化管出血のリスク
・TIS < 1 を維持。必要ないときは画面はfreezeに。
特に低体温中は注意。
・食道裂孔ヘルニアは禁忌ではないが注意。
・経胃でupかけて…と思ったら実は食道内でもupかけながら
動かしていた、などとならないよう愛護的に。
・TEE挿入時は十分なゼリー。
左手でjaw lift(口に手を入れて十分持ちあげる)し、
probe先端に思いを馳せながら。
・TEE抜去後はprobe先端に血液付着等の異常がなかったか
麻酔記録に残す。
その他の知識の復習
・ASDは位置によって脱血管の位置などが異なるので注意。確認。
・VSDは傍膜様部近くは刺激伝導系が通る。
・大動脈解離。エントリーは必ず偽腔の上流。
7割は上行大動脈前右側。
弓部を観察するには0°のままupしていく。
使っても軽くanteflexのみ。
・MR。全麻下では過小評価する。
CPB前後での相対的な逆流量もチェック。
・大動脈二尖弁。AVR後も拡大することあり。
小さなARでも手術適応のことあり。