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2009年11月21日土曜日

theory and practice

http://madowazuzu.exblog.jp/10435553/

でも取り上げられているが、歯牙損傷は麻酔科医にとっては非常に厄介でかつ屈辱的なことである。
私が術前の患者に介入する時点では、殆どが手術予定は翌日か近日中と決まっており、「歯医者さんにかかって治してもらってくださいね~」などと悠長なことを言っていられない。経口挿管は必要、でも歯は折りたくない。そ~っと挿管する。よし、上手くいった。でも胃管がうまく入らない、そういえば経食道心エコーも入れなきゃ…など本当に悪夢である。
対処法としては術前診察時にくどい位「歯牙損傷の可能性」を説明することだが、繰り返せば繰り返すほど自分が本当にプロの麻酔科医なのか自信がなくなってくる。ただの保身で説明しているかのような錯覚と自責に捕らわれる。経鼻ファイバー挿管をすれば歯牙損傷の可能性は減るだろうがゼロではない。鼻出血の問題も浮上してくる。人間のやることだから完全なんてありえないよ、と割り切れれば解決するが納得できない。こうした葛藤が安全管理に役立つのだろうか。

10カ月後にハーフマラソンを走ることを目標として今日から走ることにした。今日は初回なので西隣の駅まで往復15分22秒だけとした。走り始めは寒いが家に帰ってくる頃には汗まみれになった。前々から走ることは嫌いではなかったので楽しかった。
フルマラソンも走れる知り合いの看護師さんに練習方法を聞いたところ、まずは3km程度を週2-3回できることを目標にすればよいのでは、ということであった。10kmを練習で一定して走れるようになれば20kmはいける(本当か?)そうなので、まずは「走ることを習慣とすること」を目標にしようと思う。今の体力だと週に1-2回職場まで自転車で往復するだけで昼間の臨床に差し支える(=眠くなる)ので、まずはその状態から脱却したい。 
 
今日で29歳になった。
誕生日は両親に感謝する日である。ありがとう。
30代で更に周りの人に、社会に貢献できるように日常に感謝して大事に過ごしたいと思う。