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2012年3月4日日曜日

(映) 今更だけどキル・ビル Vol.1 (Kill Bill: Vol.1) (2003年)

久しぶりに映画ネタを。
といってもこの映画は有名なので内容については今更語っても仕方ないので省略。見てる人はとっくに見ているだろうし、興味ない人は一生見ないでしょう。という映画。
私自身もう何年も見ていないのですが、昨日明け方に子供の緊急手術の麻酔をかけているときに、ふと「Bang Bang」が頭の中に流れてきたので、懐かしくなってサウンドトラックを引っ張り出してきた…それだけです。

Lucy Liuの頭がちょん切られたり、千葉真一の英語が面白かったり、逆にユマ・サーマンの日本語が素敵だったり、映画自体にも楽しめるポイントがいっぱいあるのですが、何といっても音楽が素敵です。

Nancy Sinatraが歌う「Bang Bang」を映画の冒頭に見て聴くだけで、この映画を映画館で見た価値があったと思います。私はどんなに好きな映画でも、同じ映画を2回以上続けて映画館でみることのないような薄ら俄か映画ファンですが、本作は複数回劇場で見たその数少ない映画の1つです。それも冒頭のたった3分弱の曲「Bang Bang」が聴きたいというだけで。

一般的には布袋寅泰の「Battle Without Honor Or Humanity」が有名ですし、CMでもこの曲ばっかり流れていた気がしますが、それはまぁ横に置いといて・・・というくらい、この映画は秀曲が多いのです。

ルーシー・リューとユマ・サーマンが雪の中で決闘するシーンに流れるSanta Esmeraldaの「Don't Let Me Be Misunderstood」(劇中ではヴォーカル抜きだけど)も最高。
Al Hirtの「Green Hornet」も最高。
梶芽衣子の「修羅の花」も最高。
Gheorghe Zamfirの「The Lonely Shepherd」もセンチメンタル。

ということで選曲のセンスが最高なので、映画の内容はどうでも良くなってしまうほど、この映画に対する思い入れが強いのでした。何でこれ程までに、日本人である私の心を揺さぶる曲ばかり一本の映画に詰め込んだんですか、タランティーノさん。