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2014年3月7日金曜日

(音) When Japan rules all over the world !!!!! - ヘビメタ?ベビメタ?それがどうしたー凄いBABYMETALのBABYMETAL (2014年、日本)


ゴシックテイストなジャケット。ついに出ました。今我が国で1番勢いのあるメタルアイドルダンスユニットのベビメタちゃんことBABYMETALのファーストアルバム。なんと2000円です。

と思って収録曲を見たのですが、13曲中、#1,2,4,5,6,7,12,13は私でも既に知っている曲。うーん、ちょっとがっかり…ベストアルバム的な扱いなのか…もう少し冒険して欲しかったなぁ、でも沢山売りたいんだろうし、既発曲の評判がどれもきっといいんだろうし、まぁしょうがないのかなぁ…。

ということで未聴の残り5曲を聴くためにアルバムを購入する必要があるのかよく分からない…とちょっとだけ思いつつも購入。どんな曲順でアルバムが作られているのかなぁーと、2/26の発売から4日間で30回以上全トラックをリピートして聴いて見た時点で感じたことを以下に。

#1で始まり#13で終わる…其の流れ、あぁいいなぁ。#5は1番オーセンティックなX JAPANがXだった頃のスピードメタル的なサウンドだけど、こういう神曲を#5のような場所におけるのはとっても贅沢。そういえばこのアルバムにはバラッドがない。いらない。でもバラッドっぽい#11が1番の良曲。ゴシックテイストがたまらなくツボ。ランニングタイムが3分台と短いのが残念。今後は10分位のプログレッシブな曲にも是非挑戦してもらいたいところ。
勿論 #8が、#10が、#9のような曲がライブで超盛り上がるだろうことは容易に想像できるけど。#9の、ところどころが、ももクロのセカンド・アルバム収録の「Birth O Birth」っぽくて面白い。#11「ヘドバンギャー!!」のギターがブラックメタルっぽかったり#10のイントロがデスメタルっぽかったりしてて、懐の深さをアルバムのあちこちで感じてしまいます。
うーん、世界制覇してほしいなぁ。

01.BABYMETAL DEATH
02.メギツネ
03.ギミチョコ!!
04.いいね!
05.紅月-アカツキ-
06.ド・キ・ド・キ☆モーニング
07.おねだり大作戦
08.4の歌
09.ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
10.Catch me if you can
11.悪夢の輪舞曲
12.ヘドバンギャー!!
13.イジメ、ダメ、ゼッタイ

***
という前ふりをさせていただいて、参加してまいりました。小雨降る中ひらかれたBABYMETAL初の単独公演 in 日本武道館のday1(赤い夜 天下一メタル武道会)。



確かに天下一武道会っぽいセット…。
ライブはMCなし、アンコール無し、ファーストアルバム収録の13曲+ギター&ベース&ドラムソロのみの1時間ちょっと。
メタルのライブってこうあるべきだと思います。くだらないMCとか全く必要ありません。


なんとこのファーストアルバム。アメリカ、イギリス、カナダのメタルチャートでNo.1を獲得しています。それは我が国が誇る国産メタルバンドのX JapanもLUNA SEAもSEX MACHINEGUNSも陰陽座もDIR EN GREYもGALNERYUSも成し遂げなかった偉業です。

なぜかといえば、BABYMETALはポップ&メタル&その他の音楽ジャンルのごった煮というカオスなジャンルを作ってしまったからでしょう。きゃりーぱみゅぱみゅもPerfumeも海外で頑張っているけれど、BABYMETALに勝てるかどうか…是非皆さんに頑張っていただきたいと思います。 

2014年3月5日水曜日

(本) このままいけば今年1位の本です- 嫌われる勇気―岸見一郎、古賀史健 (2013年、ダイヤモンド社)


ベストセラーらしいですよ。この本。と言ってもどこのどなたが買って読んでいるのか私は存じませんし、少なくとも私の周りでこの本読みました!という人にまだ出会っていません。恐らくこの本を読んで溜飲を下げた方がいたとしても、その方が、私に面白かったですよ!と、そう簡単には言ってはくださらないでしょう。そういう種類の本だと思います。

***
昨年、まさか、というタイミングで、自分の人生にとっての一山(?)を超えた時とその後数ヶ月。私はずっと考えていました。

これを乗り越えたのだから、もう、大抵のことは大丈夫だろう、これに比べて大変なことはそうそうないだろう、と。

でもそれが甘い見通しだったことは、今の自分にはよく分かります。何故なら、「大変なことがそうそうない」状態のままに今日まで来ていたら、この本を、今、手に取ることは恐らくなかったでしょうから。生きている限り、色んな「困難に感じることがある、それが本当に困難かどうかは別として」ということでしょう。今、それを身を持って体験していますが。

ここまで読まれた方がいたとして、私が何を書いているか意味不明に感じる方はおそらくそれなりの数でいらっしゃると思います。特に医者、特に麻酔科を仕事としている若い先生方の中には、もしかしたら多いかもしれません。

***
という前ふりをさせていただいて、いろいろと自分の心に引っかかった箇所を引用させていただきます。


賞に応募して、落選するならすればいいのです。そうすればもっと成長できるかもしれないし、あるいは別の道に進むべきだと理解するかもしれない。いずれにせよ、前に進むことができます。いまのライフスタイルを変えるとは、そういうことです。応募しないままでは、どこにも進めません。 p55-56

そうすることによって、わたしは他人より優位に、そして「特別」になれるわけです。病気になったとき、怪我をしたとき、失恋で心に傷を負ったときなど、少なからぬ人がこのような態度によって「特別な存在」であろうとします。
―自らの劣等感をさらけ出し、あたかも武器のように使うわけですね?
―ええ。自らの不幸を武器に、相手を支配しようとする。 p89

大切なのはここからです。「人々はわたしの仲間なのだ」と実感できていれば、世界の見え方はまったく違ったものになります。世界を危険な場所だと思うこともなく、不要な猜疑心に駆られることもなく、世界は安全で快適な場所に映ります。対人関係の悩みだって激減するでしょう。 p99

人は、対人関係のなかで「わたしは正しいのだ」と確信した瞬間、すでに権力争いに足を踏み入れているのです。 p107

そもそも主張の正しさは、勝ち負けとは関係ありません。あなたが正しいと思うなら、他の人がどんな意見であれ、そこで完結すべき話です。ところが多くの人は権力争いに突入し、他者を屈服させようとする。 p107

われわれは「これは誰の課題なのか?」という視点から、自分の課題と他者の課題を分離していく必要があるのです。 p140

「人は、自分には価値があると思えたときにだけ、勇気を持てる」。 p205

そういえば以前、カート・ヴォネガットという作家が、同じような言葉を引用していましたよ。曰く、「神よ、願わくばわたしに、変えることのできない物事を受け入れる落ち着きと、変えることのできる物事を変える勇気と、その違いを常に見分ける知恵とをさずけたまえ」 p229

そう、われわれはなにかの能力が足りないのではありません。ただ”勇気”が足りていない。すべては”勇気”の問題なのです。 p229

ほんとうは自己受容や他者信頼、または他者貢献ができていないことが問題なのに、どうでもいいはずのごく一部にだけ焦点を当てて、そこから世界全体を評価しようとしている。それは人生の調和を欠いた、誤ったライフスタイルなのです。 p247

過去にどんなことがあったかなど、あなたの「いま、ここ」にはなんの関係もないし、未来がどうであるかなど「いま、ここ」で考える問題ではない。「いま、ここ」を真剣に生きていたら、そんな言葉など出てこない。 p271

人生における最大の嘘、それは「いま、ここ」を生きないことです。過去を見て、未来を見て、人生全体にうすらぼんやりとした光を当てて、なにか見えたつもりになることです。 p275

「他者に貢献するのだ」という導きの星さえ見失わなければ、迷うことはないし、なにをしてもいい。嫌われる人には嫌われ、自由に生きてかまわない。 p280

「誰かが始めなければならない。他の人が協力的でないとしても、それはあなたには関係ない。わたしの助言はこうだ。あなたが始めるべきだ。他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく」。 p282

***
うーん、やっぱり、この人生はこれでいいんだ。明日もがんばろ。

ということで、今現在、悩みが1つでもある人にはおすすめしたい本です。1575円とこの本を読む数時間、決して無駄にはならないと、今の私には思える1冊でした。

***
そういえば、このブログものべ30万人の方に訪れていただいたようです。袖すり合うも他生の縁、ということで皆様に感謝です。意味があるのか無いのか分からないようなブログのままに続けていきたいと思います。

これからもどうぞよろしくお願いします。

2014年2月11日火曜日

(音) シンフォニックメタル、トップランナーの矜持〜 WithinTemptation のHydra (2014年、Netherlands)


Sharon Den Adel(シャロン・デン・アデル)による美麗な歌唱と交響曲の如き華美なバックミュージックを骨の髄まで堪能できる贅沢極まりないオランダのシンフォニックメタルバンド、Within Temptation(ウィズイン・テンプテーション、以下WT)の6作目のフルアルバムが発表されました。

下の曲は4作目「The Heart of Everything」収録の「The Howling」。私がWTで1番好きなのは「The Truth Beneath the Rose」なのですが、貼るのに適当な動画がなかったのでこちらを。


同アルバム収録の「Hand of Sorrow」も良作です。下の動画は映像作品「Black Symphony」でオーケストラと共演した時のものですね。


似て非なるものを創るのって大変だと思います。同じものを創り続けると創り手も聴き手も飽きるだろうし、アルバムだって売れなくなるだろうしライブの動員数だって減る。アルバムっていう形態自体、もう過去の遺物みたいになりつつある…というか既になっていうのかもしれないけれど。
メタリカやアイアンメイデンのように過去の遺産だけで食べていけるバンドやアーティストってほんの一握りだろうし、WTはこのニッチなジャンル(シンフォニック・メタル、っていうジャンルね)ではもう大成功したアーティストの1つだろうけれど、もっともっとファンを増やさなきゃいけない、もっともっと売れてほしい。

シンフォニックメタル、ゴシックメタルというと、もう色んなスタイルが提示されてしまっていて、音楽的な新しい可能性が非常に限られてしまっていると思っていたし、私の中ではWTというバンドが作り出す音楽自体、前前作の「The Heart of Everything」で1つの頂点に到達してしまったと思っていたし、それによる方向転換?の前作「The Unforgiving」でのシンフォニック色の減退そしてロックへの曖昧な接近をかいま見てうーん微妙かも…と本作には、大した期待をしていなかったのですが(IronとA Demon's fateの2曲は未だによく聴きますが)、これはいい作品です。

1. Let Us Burn
2. Dangerous (feat. Howard Jones)
3. And We Run (feat. Xzibit)
4. Paradise (What About Us?) (feat. Tarja)
5. Edge Of The World
6. Silver Moonlight
7. Covered By Roses
8. Dog Days
9. Tell Me Why
10. Whole World Is Watching (feat. Dave Pirner)

頭の4曲が、4曲の曲順が悶絶。音楽性全然違うけれどArch Enemyの3作目「Burning Bridges」のThe Immortal ~ Dead Inside ~ Pilgrim ~ Silverwingの、あの流れみたい。

#1「Let Us Burn」の湿った歌メロ、大好き。シャロンの歌声がこれでもかって活かされてる。3:35-の流れとかもいい。シンプルながらパワフルな#2はライブで盛り上がりそう。公式動画が公開されているのでここに貼っておきます。


YouTubeで前々から聴いていた#4には、Tarjaが参加しているけどうーん微妙、と思っていたのにここに置かれるとぴったりはまって輝いてるのが不思議。まぁ歌姫2人が共演するとこうなるのか…次回があるのならば、もっと冒険してほしいなぁ。商業性ゼロのレクイエムみたいな曲を2人で歌っているところを聴いてみたい。
これも公式動画が公開されているので貼っておきます。


このアルバムで1番の良曲は#3の「And We Run」ですね。ふわふわと舞って天高く飛翔するシャロンの歌唱にラップが絡むと至高のものができるんですね。この曲でプロモーションビデオ作ればよかったのに。流石に、ラップに拒絶反応を示す(かもしれない?)保守的なファンからの批判を怖れたのかも。

頭4曲が素敵出来すぎる上に後半はしっとりな曲が多く、アルバムとしては若干物足りないですが、それは私のWTへの期待が高過ぎるからですね。もう少し聴き続けてみよう。

来日してくれないかなぁ。

2014年1月14日火曜日

(音) Stone Sourのバラッドが思いがけず素晴らしくて

気がついたら1月も半分終わろうとしています。


今年は大晦日の夜から年始にかけてゆっくりとお休みをいただきました。自分の実家で年を越したのは恐らく9年ぶりです。初期研修医の時は2年とも病院で年を越しましたし、確か喀血の患者さんを救急外来で診察しました。麻酔科医になった初めの年は新年直前まで脳外科か何科かの麻酔をしていた気がしますし、その次の年も確かオンコールで病院から連絡を頂いて麻酔をしに病院に行った気がします。

今年はご温情に甘えて過去最高にのんびり過ごしました。近々行う予定の実験の予習とか、論文の執筆を進めたりもしましたが…まぁ殆ど朝から晩まで酔っぱらっていました。こんなこと、人生に1回くらいはあってもいいんじゃないかと思います。


元旦の夕日を撮影してみましたが…。iPhoneのカメラだと私の技術ではうまく撮影できません。


これは1月3日の夕方の西の空です。
冬は空気が澄んでいるためか、太陽が高く昇るような時間になっても遠くの山々まで見えます。冬至を過ぎて、日が少しずつのびてきていることに喜びを感じます。

***
サン=テグジュペリの「人間の土地」(堀口大學訳)、何度目かの読書を終えました。


 たとえ、どんなにそれが小さかろうと、ぼくらが、自分たちの役割を認識したとき、はじめてぼくらは、幸福になりうる、そのときはじめて、ぼくらは平和に生き、平和に死ぬことができる、なぜかというに、生命に意味を与えるものは、また死にも意味を与えるはずだから。- p224 より


この本、読む度に少しずつ身体化してきましたが、まだ消化不良です。あと数回読めばマイ殿堂入りするはずです。何故そこまでこだわっているのかよく分かりませんが。
2014年は「カラマーゾフの兄弟」を読了したいと思います。他には、年が明けてから購入した30冊ほどの本。2013年に購入していながら読めなかった数十冊の本。全て読みつくしたい。

***
そういえば新年になってStone Sourの「House of Gold & Bones Part 1」(2012年発表)を初めて聴きました。レンタルです。


ジャケットはデスメタルみたいですが、美歌メロ満載の聴きやすい純然としたハードロックアルバムです。


このバラード「Taciturn」がとてもよいです。シンプルな作りですが、何と言ってもコリー・テイラーの歌が上手いです。新年早々いい曲に出会えました。

ということで、新年になっても特に新しい試みをしないままにこのブログも続きます。学位がとれようがとれまいが、学生生活は来年の3月で終わりです。そして今年、また何か私の人生にとって新しい決断をするはずです。

今年もどうぞよろしくお願いします。

2013年12月31日火曜日

(本) 自分の仕事をつくる、ということ



 仕事を通じて、自分を証明する必要はない。というか、それはしてはいけないことだ。
 最大の敵は、常に自意識である。個性的であろうとするよりも、ただ無我夢中でやるほうが、結果として個性的な仕事が生まれる。
 仕事とは自分を誇示する手段ではなく、自分と他人に対するギフト(贈与)であり、それが結果としてお互いを満たす。これは理想論だろうか。
 贈り物は難しい。押しつけでは意味がないし、足下をみるなんてもってのほかだ。その人が欲しているけれど誰にも明かさずにいる、あるいは本人自身もまだ気づいていない何かを、「これ?」といって差し出すことが出来たら、それは最高のギフトになる。p. 274

理想論ではなく、この文章は、そのまま真実をあらわしていると、今の私には思えます。

***
今年最後の音楽。ドイツのハードロックバンド、Fair Warningのセカンド・アルバム「Rainmaker」(1995年)収録の「Burning Heart」を貼っておきます。歌も絶品ですが、2:27-のギターソロは今聴いても色褪せてないですね。


'Cause baby, I know? we must make a move
This world's running out of time
There's a force that keeps pushing me on
I can feel it inside?

This burning heart? sets my soul on fire
And the power of hope is rising up through my veins
This burning heart? drives my souls desire


***
2014年も、このコンフォートゾーンから少しでも踏み出して、今は想像できない世界に行けますよう。
自分が無我夢中でできることに出会えれば、それは最高の幸せだと思いますが、出会えないとしても、無我夢中で毎日を生きられれば、それもまた最高の幸せだと思います。まぁ衣食住足るだけで儲けものです。他は全ておまけです。

今年も大変お世話になりました。皆さんにとってもよい新年になりますよう。

2013年12月23日月曜日

(音) 2013年に出会った音楽のまとめ

2013年、あと8日ありますが、取り敢えず2013年の音楽の総括をしてみたいと思います。

***
そう、私はずっと酔っていました。

ポリーニ氏が演奏する「ブラームスのピアノ協奏曲第1番の第2楽章」に、
ギュンター・ヴァント指揮の「ブラームスの交響曲第3番の第3楽章」に、
カルロス・クライバー指揮の「ブラームスの交響曲第4番の第1楽章」に。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮の「マーラーの交響曲第9番第4楽章」に。
ももいろクローバーZの「DNA狂詩曲」に、「Z女戦争」に、「上球物語-carpe diem-」に。
私立恵比寿中学の「大人はわかってくれない」に、「頑張ってる途中」に。
Kalafinaの「Red Moon」に。
Museの「Uprising」に。
B'zの「drive to MY WORLD」に。
The Beatlesの「Girl」に。
MASCHERAの「乱夢」に。
Mr. Childrenの「タガタメ」に、「僕らの音」に。
Therionの「La Maritza」に。
荒井由実の「埠頭を渡る風」に。
山口百恵の「I came from 横須賀」に。
Orphaned Landの「Brother」に。
Keith Jarrettのアルバム「The Melody at Night, With You」に。

そしてライブで聴いた
渋谷でのKamelotの「Prodigal sin」に。
幕張でのBlack Sabbathの「War pigs」に、「N.I.B.」に。
埼玉スーパーアリーナでのCarcassの「1985」に、「Heartwork」に。
埼玉スーパーアリーナでのBABYMETALの「紅月」に。
東京ドームでのBon Joviの「Livin' on a Prayer」に、「Bad Medicine」に。
初台でのエレーヌ・グリモー氏の演奏する「ブラームスのピアノ協奏曲第1番の第3楽章」に。
マリンメッセ福岡でのももいろクローバーZの「猛烈宇宙交響曲•第七楽章「無限の愛」」に、「Z女戦争」に。


これらの音楽に今年新しく陶酔することができたのは、沢山の方々の導きのお陰です。これらの音に全く触れずに今年1年を楽しく生きてきた人がいることを、私はよく知っています。というか99.5%以上の人がそうでしょう。

しかし私にとっては、これらの音楽に、今年新しく~昔1度聴いたものでもその魅力を再発見したというものも含めて~出会えたことは、この人生においては矢張り奇跡のようなことだと思わずにはいられません。
自分の人生において最も悲喜交々の凝縮されたこの年においては。

音楽のない人生は私には考えられません。
また来年、新しい発見を、喜びを、音楽にも見出せますように。

2013年12月20日金曜日

(音) 東京ドームの心室細動

相変わらず実験したり麻酔したり本を読んだり音楽を聴いたり映画を見たり電車に乗ったり走ったり歩いたり…素晴らしき人たちとご飯を食べたりお酒を飲んだりの日々が続いていて、感謝する毎日です。


***


遥か昔のことのようですが、先日、東京ドームのBon Joviのライブに行って参りました。


以下はそのセットリスト。私は10曲目のKeep the Faithから参加出来ました。この日は夕方に緊急手術の麻酔を担当させていただいたため、ライブの最初からは参加できませんでした。思い返してみると、最初から参加できなかったライブは、今回が初めてだったかもしれません。

1、That's What The Water Made Me
2、You Give Love A Bad Name
3、Raise Your Hands
4、Lost Highway
5、Whole Lot Of Leavin'
6、It's My Life
7、Because We Can
8、What About Now
9、We Got It Goin' On
10、Keep the Faith
11、(You Want to) Make A Memory
12、Captain Crash & The Beauty Queen From Mars
13、Born To Be My Baby
14、We Weren't Born To Follow
15、Who Says You Can't Go Home
16、I'll Sleep When I'm Dead
(Rockin' All Over the World)
(Start Me Up)
(Great Balls Of Fire)
(You Shook Me All Night Long)
17、Bad Medicine
(Shout)

18、In These Arms
19、Have A Nice Day
20、Wanted Dead Or Alive
21、Livin' On A Prayer

Bon Joviの中でfavoriteの「It's my life」を聴けなかったのは痛恨ですが、encore最後の「Livin' on a Prayer」では号泣してしまいました。それだけでも参加した甲斐がある素晴らしいショーでした。流石に今回で日本公演100回目、というだけのことはあります。というか、そんな記録、ちょっとやそっとのことでは達成できません。

ということで「It's my life」を貼っておきます。


Like Frankie said
I did it my way
I just wanna live while I'm alive
It's my life

歌詞が人生賛歌です。

***

それはそうと、東京は今日も雨降りでした。


「東京」、「雨降り」という2つの単語で真っ先に連想されるものといえば桑田佳祐氏の「東京」(2002年6月26日発売)です。
先日、友人との会話の中で「ふっ」とこの歌のことが出てきました。私自身、その会話の少し前に、この曲がとても懐かしくなっていたのでiPod classicに取り込んでいたばかりでしたので、吃驚しました。

ということで貼っておきます。ショートバージョンですが。


「東京」の歌詞にこうあります。

幸せと知りながら 心にさす傘は無い

「傘はない」といえば思い出すのは井上陽水氏の「傘がない」です。1992年のコンサート時の動画を貼っておきます。


つめたい雨が今日は心に浸みる
君の事以外は考えられなくなる
それはいい事だろう?

渡り廊下走り隊7の名曲「希望山脈」も貼っておきます。


生きてゆくことは
山を越えること
次から次へと
山々は続く

(中略)

落ち込んでいても
始まらないよ
正面向いたら
運も開けてくるさ

(中略)

立ち止まったら
道が終わるだけ
もう少し頑張れば
頂上
近づいてくる

***

人生、前進あるのみです。もうすぐ2014年です。

2013年12月15日日曜日

(雑) 冬の散歩 - 其の壱 (上野恩賜公園界隈)

気がついたら前回の更新から2週間ほどあいてしまっていました。12月に入ってからの15日の間に11回程、色々な会に参加させて頂いていたためです。

先日、モネ展を見に、上野の国立西洋美術館に行って参りました。有名な「睡蓮」の絵は確かに素晴らしかったのですが、他の絵画は、今の私の琴線に触れるものがあまりありませんでした。
それらの価値が分かるためには、きっともう少し時間が必要なのでしょう。







2013年の残り16日…。もう一山越えられればいいのですが…。

2013年11月30日土曜日

(旅) 秋の小トリップ其の四の3 (宮崎県西臼杵郡高千穂町から大分県由布市) 〜 旅のボトムとトップと

11月も今日で終わりですね。今日は、10月に訪れた九州の旅行記の続きをアップしておきます。

***
ということで、高千穂峡で発見した、若山牧水の歌碑から再開です。


文字が読めないと思いますが、下のように記してあります。


幾山河、越えさりゆかば 寂しさの はてなむ国ぞ けふも旅ゆく

若山牧水の短歌の中でも、最も有名なものの1つです。このように、全国各地に氏の歌碑が建てられているようですので、1つ1つ回ってみたいものです。

***
その後は、高千穂町では定番観光コースである「天安河原(あまのやすがわら)」へ。古事記の「岩戸隠れ」の舞台ですね。


仰慕窟(ぎょうぼがいわや)。


このあたりで大体、九州に上陸して43時間でした。

***

どんな旅でも、いい旅だなぁと成功したように感じたり、失敗したと感じたり。そういう気持ちになることってどんな人にもあると思うのですが、この後の何時間かは、私にとって所謂、失敗な時間でした。


宮崎県から熊本の阿蘇山を抜けて大分県に入りました。

宿を由布市にとっていたのですが、由布市街地に入るときには超渋滞。一刻も早く高千穂から由布市に行って温泉に浸かろう、そして由布市に入ってからなにか食べようと車をずっと運転していたために昼ご飯も食べそびれてしまったので、お腹ペコペコの状態で漸く辿り着いたその宿。


・・・。

何故か温泉はないし、市街地からちょっと離れてるし、夕飯付きじゃないし、部屋の内装はやたらと乙女チック(写真は残っていませんが、バスとトイレの壁にはキラキラしたラメが入っていました)だし、ホテルの中に売店はないし…と、一体誰が予約したんだこの部屋、と愕然。

でも、お腹はペコペコだし、かといって、車で外出すればまた無限渋滞に巻き込まれること必定…と思うと、考えるのがだんだん億劫になってきたので、取り敢えず、ホテルの自販機にあったアサヒスーパードライの350ml缶を開けます。

・・・。

・・・。

空腹がビールで満たされたくらいに時間が経つと、先ほど訪れた天安河原付近のお店で買い求めた地ビールが丁度いい塩梅に冷えていましたので、立て続けに2本開けます。


***
しかし、やはり変だ…なぜ遥々(はるばる)東京から大分まで来たのに部屋に篭ってビールを飲んでいるのか…しかしもう外は暗いし、歩いて30分位かかるであろう街まで歩く元気もないし…、と連々と思いながら、今回の旅立ちの時に羽田空港で偶然見つけたこの本を読んでおりました。


よしもとばなな氏の「なんくるない」(新潮文庫)です。

***
 ああ、なんだかいいなあ、急に来たところでこんないい人たちに会って、あったかい人と寄り添って空を見ているなんて夢みたいだ、いい気持ちだ、そう思った。
 この人生はやっぱりこれでいいと思えた。その証拠みたいなものが、たまにこうやって降ってくるから。
 急できらきらしていて、ちょっとわくわくさせるようなことがちゃんとあるうちは、まだまだ気持ちよく手をふって歩いていくことができる。でもそれは追いかけていくと猫みたいにささっと物陰に隠れてしまう。追いかけはしないけれど、私はいつでも待っていた。びっくりするようなそういうことを。 p155
***

こんな素敵な文章が、本のあちこちに散りばめられている本です。その本に収録されている4篇の小説を読み終えると、何故か、ばなな氏の他の著書や、これまた何故かアーネスト・ヘミングウェイの小説が読みたくなって、いてもたってもいられなくなり、書店が由布院駅の近くにあることをウェブで調べて突き止めた後、駅に向かって只管(ひたすら)走りました。


駅はたしかにありましたが、周りは漆黒の暗闇。観光地の夜は更けるのが早い、早すぎます。確かこの時、まだ20時頃だったと思います。

***

由布院でソフィア・コッポラの映画「Lost in Translation」(2003年、米)を何故か思い出すような気分になり、温泉にも浸かれず、読みたい本も読めず…。しかも困ったことにお腹がいよいよ空いてきました。


へなへなと枯れた気分のままに、ホテルへの道を少しばかりしょんぼりした気分のままに、往路の1/3程度の速度でのろのろと歩いていると、お蕎麦屋さんがありました。もしかしたら既に店仕舞いしているけど店内でその日の売上なんかを計算するために人がまだいて、明るく照らされているだけかもしれない…と思いつつも、お店の扉を開けると女将さんらしき方が笑顔で迎えてくださったので、お店の中にお邪魔して、由布院の地ビールをいただきました。


大分名物の鶏天。


由布院で作っている豆腐。


このお店、オリジナルの麦焼酎のロック。


そしてお蕎麦屋さんのお蕎麦。


がらがらに空いているお蕎麦屋さんで、女将さんに沢山の美味しいものを教えていただき、そして色んなお話をさせてもらって、漸くこの日、私は目が醒めたような気分になりました。そうか、あの乙女なホテルを予約したのは、こんな素晴らしい経験をさせてもらう為だったのか…矢張り人生は何があるか分からないものなんだな…と思える1日でした。open mindで居続けることはとても大切なことなのだ。自分が知らない何かに出会うために。

2013年11月24日日曜日

(雑) peri-birthday periodの景色 - TOKYO SKYTREE and my mind

車窓から。恐らくスキー場だと思いますが、まだ雪がありませんでした。


これは首都高から撮影したスカイツリーです。車の助手席から撮影するとなかなかうまく撮れません。


これは上野駅から数分、散歩すると出会える景色です。電線が沢山行き交っているので、奥に鎮座するスカイツリーが、宛(さなが)ら合成写真のような趣を醸成していました。この道は、以前も歩いた筈だったのですが、今日はじめてこんなに存在感のあるスカイツリーに出会えることに気づきました。


ちょっと遠くから撮影。


***
 あっという間に33歳になってしまいました。
なってしまいました…と書くと、32歳までの人生においてやり残したことが沢山あるような、そんなネガティブな印象を人さまに与えてしまうかもしれませんが、私の32歳は十分満喫しました。私の人生では常にそうなのですが、戻りたい過去は1つもありません。それは自分なりに―あくまで自分なりに―今日、この1日を大切に生きようと思って生きているからなのかもしれません。memento mori、carpe diemなのです。

勿論、大切に生きようと思っているのに、心と体が思うように動かなくて、今日という日をもっと大切に出来たかもしれない…と思う日もあります。というか沢山沢山あります。

それでも、自分は刻一刻と死に向かっているのは紛うことのない事実です。そしてそれは、今の私にとって、私の人生において100%確実に起こると思えるたった1つのことです。これは将来を悲観している為にでている言葉ではありません。人は皆死んでしまいます。本当に。

私の32歳は、私の人生において1番酔っ払っていたかもしれませんし(アルコールだけではなく、人や自然や音楽や実験や麻酔や絵画や本や映画、その他のことです)、1番お金を使ったかもしれませんし、人さまから見たら1番停滞していた1年かも知れません。

それでも、私の人生においては、1番、沢山の言葉を―心からの幸福を感じながら―周りの人たちと交わした1年でしたし、「ありがとうございます」という言葉を、きちんと声に出して、文字にして、伝えることができた1年でした。

今年影響を受けた本のうちの1冊。ヘルマン・ヘッセの「幸福論」(新潮文庫版、高橋健二訳)の文章を引用させていただいて、今日は終わり。

***
人間が生活の苦難や危険のただ中にあってもそういうものを楽しむことができるかぎり、つまり、自然や絵画の中の色彩の戯れや、あらしや海の声の中の呼びかけや、人間の作った音楽などを楽しむことができるかぎり、また、利害や困難などの表面の奥で、世界を全体として見たり感じたりすることができるかぎり、つまり、たわむれる若いねこの頭が描く曲線から、奏鳴曲の変奏演奏にいたるまで、犬の感動的なまなざしから、詩人の悲劇にいたるまで、連関があり、無数に豊富なつながり、相応、類似、反映が存在していて、絶えず流れるそのことばから、聞くものに喜びと知恵、冗談と感動の与えられる、そういう全体として世界を見たり感じたりすることができるかぎり、―それができるかぎり、人間は、自分というものにまつわる疑問を繰返し処理して、自分の存在に繰返し意味を認めることができるだろう。 p42
***

もしかしたら、少しは大人になれた1年だったかもしれません。
私の中の謙虚、感謝、諧謔を育んでくださった皆さんに心から感謝したいと思います。どうもありがとうございます。そしてこれからもどうぞよろしくお願いします。