tag:blogger.com,1999:blog-41111110880138874902024-03-18T12:00:16.834+09:00自省と研鑽を促すための麻酔科医ノート麻酔科医のブログです。今はペインクリニックを生業にしています。読書記録、ペイン、その他メモ代わりに記録していますので、参考などにしないでくださいね。Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comBlogger864125tag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-23534229939274558402024-03-10T06:09:00.000+09:002024-03-10T06:09:39.893+09:00ペインクリニック活動記録 (其の7)<p>最近のブロックのまとめ(月あたり)</p><p>・腹腔神経叢ブロック:1例</p><p>・頚髄神経根ブロック(パルス高周波:PRF):2例</p><p>・胸髄神経根ブロック(パルス高周波:PRF):3例</p><p>・腰髄神経根ブロック(パルス高周波:PRF):7例</p><p>・三叉神経節ブロック:1例</p><p>・脊髄刺激療法(surgical trial, 植え込み):1例</p><p><br /></p>Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-70799944499350962162024-02-04T17:54:00.002+09:002024-03-10T06:04:18.396+09:00ペインクリニック活動記録(其の六)<p>あっという間に2月だなぁ。</p><p>月あたりX線透視下の数。</p><p>・頸椎椎間板造影・椎間板ブロック(discography):3椎間板</p><p>・腰椎椎間板造影・椎間板ブロック(同上):9椎間板</p><p>・頚髄神経根ブロック(パルス高周波:PRF):2例</p><p>・胸髄神経根ブロック(パルス高周波:PRF):1例</p><p>・胸髄神経根ブロック(高周波熱凝固:RF):3例</p><p>・腰髄神経根ブロック(パルス高周波:PRF):7例</p><p>・三叉神経節ブロック:1例</p><p>・胸腔鏡下胸部交感神経節切除術:1例</p><p>・脊髄刺激療法(一期的):1例</p>Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-76586807126337366132023-12-10T07:27:00.002+09:002023-12-10T07:27:28.988+09:00「ふつうの相談」(東畑開人氏、金剛出版、2023年)を読む<p> 久しぶりに1冊読了。日々の慢性疼痛の診療のヒントというか救いとなるような言葉にたくさん出会いました。感謝。私はいつも「患者さんはお金と時間をかけて診療所に来てくださるのだから、何かプラスアルファのことをしなくては」と思って仕事をしていますが、気負いすぎもよくないのかな、と、本書に出会って、少しだけ肩の力が抜けるような気がしました。以下引用。</p><p>***</p><p>しかし、臨床経験を重ねる中で、平凡で誰でも思いつきそうなアドバイスがしばしば「思ってもみませんでした」と受け止められ、生活の改善に役立つことを知った。(中略)それでも強要さえしなければ、役に立たないアドバイスも役に立つという逆説がある、カウンセリングを一緒にトライ&エラーを行う場所にしてくれるからである。少なくともそのとき、クライエントは完全な孤独ではなくなる。p57-58</p><p><ふつうの相談>が始まるとき、クライエントは混乱している。何が問題であるのかわからなくなり、何がどのように変化すればいいのかわからなくなっている。現在地を見失い、方角を喪失しているのである。このとき、問題の所在がどこにあり、どう変化するとよくて、それは何によって可能になるのかが知的に整理され、言語的に納得できることの価値は極めて大きい。客観的状況は同じでも、主観的な風景が変化するからだ。進むべき方角を実感できると、苦難に耐え忍び、それを乗り越えていこうとする希望が湧いてくるものなのである。p64</p><p>第二にユーザーの側から見るならば、私たち専門家に期待されているのはなによりもひとまず問題を引き受けることなのである。もちろん、引き受けられない問題は存在するのだが、カードAnによる華麗な治癒でなくとも、カードBで現実的なやりくりがなされることは、本人や家族、その他のステークホルダーにとって大きな価値がある。社会で生じた苦悩は誰かが預からなくてはならない。この「預かる」機能こそが、治療者というものの核心的な社会的役割なのである。p113</p><p>優れた治療者とは凡庸な治療の良さを知る人なのである。p149</p><p>そして、その響きが途絶えかけている人の苦しさが少しはわかるようになった。p155</p><p>だからこそ、その都度、失敗を認め、振り返り、反省を重ねることが、専門家としての責任である。それができなくなるならば、私たちは心を扱う専門家としての最も重要な素質を失うことになるであろう。しかし、そのように反省することは、実際には簡単なことではないのであえる。p165</p><p>ふつうの人がふつうに他者と関わる。このふつうのつながりの上に、心理学理解と技術がのっかったものが心理療法だ。私は心の底からそう思っている。だから発見すべきは、「心理療法化未満」だと思っていた自分が、実は「すでに心理療法家であったこと」だ。魔法のような心理療法ではなく、ゴワゴワしていて、スムーズにいかず、それでもなんとかかんとか進んでいく、ありふれた心理療法。その基盤になっているのは、君とクライエントのあいだに存在していたふつうのつながりだ。p181-182</p><p>***</p><p>結局のところ、目の前にいる人のことをよくみて、見て、診て、何ができるのかを愚直に考え言葉に出すことの繰り返しが必要、ということでしょうか。失敗を恐れず、進むしかないね。</p>Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-56634298072141551312023-12-04T05:27:00.000+09:002023-12-04T05:27:36.575+09:00ペインクリニック活動記録(其の五) 腰部脊柱管狭窄症の下肢痛が酷く、立って歩けない<p> 硬膜外カテーテル挿入の話。</p><p>LCS(腰部脊柱管狭窄症)のために腰部硬膜外腔が狭く、カテーテル挿入困難な患者さんに出会うことがあります。手術室だったら研修医がなかなか入らないものを、指導医が適当にLoss of resistanceをしてカテを入れて手術に望むことがあるかもしれません(術後痛がっていても、あんまり効かなかったねぇ、とか、痛がりの患者さんだねぇ、とか言って終わる感じ)。</p><p>ペインの場合はどうか。</p><p>LCSで下肢痛が酷くて歩けない、何とかしてほしいという患者さんがいらっしゃいます。そんなとき、ペインクリニシャンはどうするか。神経根パルス高周波をすればいい?椎間板ブロックをすればいい?硬膜外腔癒着剥離術をすればいい?それですぐに歩けるようになればいいですが、そうならない場合が沢山ありまして。</p><p>そうならないときには、なんとか硬膜外カテーテルを入れようとします。当院では全例、X線透視下で行いますが簡単に入る方、まあまあ難しい方、結構難しい方がいらっしゃいます。で、”結構難しい方”は、透視で椎弓間口が見えているにも関わらず、硬膜外針が硬膜外腔に到達しないんです。何かにゴツゴツあたって針が進まないんです。</p><p>最近、そんな患者さんが多くて、もう辞めようかな、と思うことしばしばですが、どうやったらカテーテルが入るのか、を考えるのもまたやり甲斐なので、続けることにします。</p>Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-86660840107800917612023-11-12T05:36:00.005+09:002023-11-12T05:36:53.566+09:00ペインクリニック活動記録(其の4)<br />更新の間隔が空いてしまいました。<br />インフルエンザに罹患して体調が悪く、なかなかもとに戻らなかったのです。<br />インフルエンザに罹患して職場や家族に迷惑かけてしまったのですが、よかったこととしては頭痛がひどかったことです。。<div>頭痛がひどかったことがよかったことはどういうことだ、とお叱りを受けるかもしれませんが、私は頭痛とほぼ無縁の生活を今まで送ってきたので、頭痛がどれくらい辛いのか、ということを身体感覚として理解していなかったからです。</div><div>日々の生活を送るに当たり、頭痛がこれほどまでに普通のことをする妨げになるのだ、ということを身をもって知りました。</div><div><br /></div><div>・左C4PRF(PRF:パルス高周波法)</div><div>・右S1PRF</div><div>・硬膜外カテーテル挿入:L5/S1であったが、硬膜外腔に到達しても癒着のためかカテーテルが挿入できず</div><div>・左C6PRF</div><div>・硬膜外ブロック(L4/5椎弓間孔で穿刺するがまったく入らず、結局経椎間孔法で硬膜外に到達</div><div>・右L5RB(RB:神経根ブロック)</div><div>・大腰筋筋溝ブロック</div><div>・左股関節造影</div><div><br /></div><div>その他に硬膜外癒着剥離術(RACZカテーテル)等ありました。日々修行ですな。</div>Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-64894536201060579462023-10-12T11:31:00.000+09:002023-10-12T11:31:29.105+09:00ペインクリニック活動記録(其の3)<div>全てX線透視下に施行したものです。</div>・右C5 PRF(パルス高周波法)<br />・左C7 PRF<div>・右C6 PRF</div><div><div>・頚椎椎間板造影(C5/6)</div><div>・三叉神経節ブロック(GGB, 左V2+3)<br />・左C5 PRF<br />・右Th11 PRF<br />・左C6 PRF<br />・左C7 PRF </div><div>・大腰筋筋溝ブロック</div></div><div>・左L2 RB(神経根ブロック)</div>Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-28140713833860644112023-10-01T05:41:00.003+09:002023-10-01T05:54:06.036+09:00ペイン活動記録(其の2)<div>全てX線透視下に施行したもの</div>・仙骨神経パルス高周波(左S1)<br /> ・腰神経パルス高周波(左L5):骨棘のために見えづらかったが意外と容易<div>・腰神経パルス高周波(左L4)</div><div>・頚神経パルス高周波(左C4)</div><div>・胸神経パルス高周波(T2)</div><div>・硬膜外カテーテル挿入(C5、T1/2,C7/T1から穿刺するも入らず。針の角度がよくなかったのであろう)</div><div>・胸神経パルス高周波(T1):苦手意識のあったT1。ようやく横突起基部の針を当てるところの感覚が分かってきた。今更か。</div><div><br /></div><div>その他同僚の先生方の神経根パルス高周波を見学+アドバイス。腰仙部より頚神経、胸神経領域の痛みが多かったような感じ。少しずつ確たる自信をもって施行できるブロックが増えていくように精進。</div><div><br /></div><div>最近読んでいる本</div><div>・ペインクリニックvol37 2016/4 慢性痛の心理アセスメント:私の診療現場から</div><div>・三千円の使い方・原田ひ香・中公文庫</div><div>・ビジネスケアラー・酒井穣・ディスカヴァー携書</div><div>・死ぬこと以外かすり傷・箕輪厚介・マガジンハウス</div><div>・レジリエント・ヘルスケア入門-擾乱(じょうらん)と制約下で柔軟に対応する力・中島和江編著・医学書院</div>Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-89719525052816932702023-09-23T04:57:00.003+09:002023-09-23T04:57:31.539+09:00ペイン活動記録<p> 最近の振り返り</p><p>・三叉神経節高周波熱凝固(右V3中心一部V2)</p><p>・椎間板髄核摘出術(DISC-FX, L4/5)</p><p>・仙骨神経パルス高周波(左S1)</p><p>・胸神経パルス高周波(右T3)</p><p>・胸神経高周波熱凝固(右T9)</p><p>・胸神経パルス高周波(右T1)</p><p>・椎間板造影(L3/4,L4/5,L5/S1):L5/S1は骨棘があり難渋</p><p>・硬膜外カテーテル挿入(頚部神経根症、T2/3から穿刺)</p>Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-76397347011310083422023-07-27T15:38:00.001+09:002023-07-27T15:38:13.894+09:00アイデアがあふれ出す不思議な12の対話(キム・ハナ)に勇気をもらう<div>日々疲れてばかりで中々まとまって読書ができません。スキマ時間を寝てばかりでなく、読書にもう少し充てたいなぁ。ルーチンワークをルーチンワークとせず、どうしたらより良くなるのか。考えることを忘れず。少しでも行動を変えられるように精進。</div><div><br /></div>・世界中でホヤを食べる国はほとんどありません。あんなへんてこりんな形をした生き物を最初に食べてみようと思った人は、大したものです。海苔、ワカメ、青海苔、昆布を食べる国もほとんどなくて、だから、輸出用の「ノグリ」〔インスタントラーメンの商品名。具材としてカットした昆布が入っている〕には昆布が入っていません。<br /><br />・愛すればわかり、わかれば見えてくる。その時見えるものは前と同じではないだろう」〔朝鮮時代の文筆家ユ・ハンジュンが書いた文章を美術評論家のユ・ホンジュン氏が修正し、著書『私の文化遺産踏査記 Ⅰ』に載せたことで知られる言葉〕という言葉があります。世の中にあなたとまったく同じ人は一人もいないから、あなたが愛する分野から発見したアイデアは、あなただけのアイデアを形成していくでしょう。一曲のジャズも、誰が演奏するかによって異なるものになるように。<br /><br />・アイデアもそうです。最初からまったく斬新なものをひねり出してやろうと思うのではなく、ほんの小さなことから、状況を少しでもよくできることはないかを考えてみるだけで十分なのです。取りあえず一歩踏み出すこと、そして、歩き続けることが肝心です。<br /><br />・世の中に対する不平不満を言うことももちろん必要ですが、それよりもはるかにいいのは、それを少しでもよくするアイデアを出すことです。こうすべきだ、ああすべきだという命題を繰り返すよりも、実際にあれこれ世の中の先を行くアイデアを考える方がましなのです。 国や自治体は「公共交通を利用してください」と言葉で促すのでなく、自家用車よりも公共交通の方がより便利に感じられるようなアイデアを出す方がいい。「火の用心強化月間」、「カートは元の場所に」という張り紙をするよりも、実際に防火や初期消火のアイデア、自然にカートが整理されるようなアイデアを出す方がいい。私たちの伝統美を守るべきなのに知らんぷりしていると言って叱咤するのではなく、伝統美を今の人たちが感じられるようにしてあげる方がいい。<div><br /></div><div><br /></div>Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-91384308265266595612023-07-21T05:19:00.007+09:002023-07-21T05:19:57.604+09:00カレーは世界を元気にします(宮森裕和著)に元気をもらう<p> 私はゴーゴーカレーを10年以上前に1,2回しか食べた記憶しかありませんが、読んでいると食べたくなってきます。本の装丁もカレー色だし。</p><p>エラーが出たとしても責めるのではなく、また、謝って済ませるわけでもありません。仲間とともに全員野球で必ず取り返す!それが重要なのです。 p123</p><p>誠実かつ本気で課題に取り組む姿勢があるキャプテンの店は確実に伸びますが、そうではないキャプテンの店はまず伸びません。「人手不足なので、キャンプには行けません」と言って欠席するキャプテンも中にはいますが、そういうところは結果が出ていません。 p125</p><p>仕事をする上で、パッションと当事者意識が大切。目の前のことにいかに集中するか。元気をもらえる1冊でした。</p>Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-6348198351364834752023-07-18T21:31:00.003+09:002023-07-18T21:31:23.780+09:00百冊で耕す(近藤康太郎氏著)、が面白すぎて一気に読了勉強には、終わりがない。<br /><br />勉強は、目的がない。 (ともにp228)<br /><br />佐賀の学会の前後、只管読んでました。外来の合間、飛行機の待ち時間、博多から佐賀駅までの特急の中で。結果、あっという間に読了。<div>本をもっと読みたくなる、もっと色んなことを勉強したくなる。そんなやる気にさせてくれる素敵な本でした。私も、著者のように自分の100冊を集めたい。<br /></div>Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-54214681359009606072023-07-17T06:05:00.000+09:002023-07-17T06:05:00.981+09:00ペインクリニック学会(佐賀)に参加7/13木曜の朝から7/14金曜の15:30頃までの参加でしたが、有意義でした。<br />特に有意義だったのが、以下の演題。<br />・超音波ガイド下神経ブロックについて:新堀博展先生<br />・片頭痛について:下畑敬子先生<br />・臨床研究における順序変数の解析について:川口淳先生<br />・三叉神経痛と舌咽神経痛について:松島俊夫先生<br /><br />座って講義に集中する時間がとれるのは、オンライン開催ではないリアルの学会の良いところ。自分自身も久しぶりにポスター発表しました。ペインクリニック診療において、自分の知識と実践が如何に浅く、まだまだ学ばなければいけないことが多いことを再確認するよい機会になりました。<br />Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-69221684433381625192023-02-16T05:13:00.001+09:002023-02-16T05:13:05.698+09:00マルチタスクってなんだろう、私にはできないけれど先日の研修医の先生方の指導に情熱が燃やせないのか、に関連した内容で考察。<div>こないだ手術麻酔を一緒に担当した初期研修医の先生(Aくん)が、主体性をもって自分で何をしたらいいか考え、そして行動に移しておりました。</div><div><br /></div><div>どのように書けばこれを読んでくださる方に伝わるかわかりませんが、</div><div><br /></div><div>・患者さんが手術室に来て手術台の上で仰臥位になる</div><div>・その後心電図などのモニターを患者さんにつける(AくんはBISモニターを貼る;私は痛いことは手術室で極力したくないので、完全覚醒下にはBISモニターを貼らないことを是としている。そのため、一緒に麻酔に入る研修医の先生には「これは痛いんだよ」と伝えている。だが、Aくんは私のそういう介入をさせる余地がないほど素早くBISモニターを貼ったのだ)</div><div>・自分が麻酔導入用の点滴をとることが当たり前、というようにAくんは点滴をとろうとする。そして実際に取れる。</div><div><br /></div><div>私の中でなにか変化があったのかもしれませんが、主体性をもって自分でやろうとするのを目の当たりにすると、ただ応援するしか有りません。見守るのも教育か。私も日々教えられている。そんな一日。</div><div><br /></div><div>麻酔をするときには麻酔をする。</div><div>ペインをするときにはペインをする。</div><div>発表スライドを作る時には発表スライドを作る。</div><div>洗濯物を干すときには洗濯物を干す</div><div>本を読むときには本を読む</div><div>同時に色々することはあるけれど、常に今やっていることに集中することだね。</div>Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-57321232935298193552023-02-10T22:00:00.003+09:002023-02-11T09:28:45.339+09:00X線透視下の硬膜外ブロック透視で見ながら硬膜外ブロックをするので、椎弓間孔は見えている筈なのですが、見えない何かに阻まれて、予想より多く時間がかかることがあります。<br /><br />私がX線透視下で硬膜外ブロックをする症例は凡そ以下になります。<br /><br />・極度の肥満<div>・腰椎手術後</div><div>・ブラインドの硬膜外ブロックだと、毎回のように下肢の脱力が長引く</div><div>・午後の外来にいらした方で、歩くのも難儀な腰下肢痛の方<div><div><div><br /></div><div><div>やらないと上手くならない。自主トレをしないと、決してボスにたどり着けない。</div></div></div></div></div>Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-32167486923691804192023-02-08T22:41:00.004+09:002023-02-08T22:46:13.880+09:00落合陽一氏の「0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書」を読む私より7歳若い落合陽一氏による著作です。<br />自分のもっているものをギフトとして本にしているのが凄いと思いました。<br />落合陽一氏の他の著作で書かれていましたが、落合氏は、自分の父親に「ニーチェも読んでないやつと話をしたくない」と言われたそうです。<br />私は未だにニーチェの著作をきちんと読めていません。<div><br /></div><div>この本のp19だけ記載。</div><div><br /></div><div><i>何才になっても新しいことを身につけられるスキルはどうやって培われるのかというと、若い時にいかにたくさん新しいことを習得しようとしたか、それを実際の現場で使おうとしたか、つまりたくさん勉強し実践したかどうかだと思うのです。実際、たくさん勉強をした経験のある人のほうが、新しい物事を習得するのが得意ですし、覚えるまでの期間も短い傾向にあると思います。それは自分なりの学び方とアウトプットの方法を知っているからでしょう。</i></div><div><br /></div><div>子供をもつ親として読んでもとても学びが多い本でした。</div><div>自分もまだまだ勉強中です。</div><div>最近、「リスキリニング」の話題が国会で出ていましたが、医師という職業は「リスキリニング」を仕事から離れなくても毎日できる仕事だと、改めて思いました。日々の仕事をルーチンワークにせず、目の前のことに集中すれば、毎日なにか新しい発見がある。目の前のことに集中すること。それを日々忘れぬよう、大切にしようと思いました。</div><div><br /></div><div><br /></div>Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-90404099848857409862023-02-01T21:26:00.003+09:002023-02-01T21:40:40.654+09:00なぜ初期研修医の手術麻酔指導に情熱が燃やせないのか私は今、手術麻酔を非常勤医としての立場でしかしていません。<br /><br />その立場ですが、手術麻酔の勤務先は三次救急を受け入れている非常に忙しい病院ですので、当然ながら熱意のある初期研修医の先生方が沢山集まり、麻酔科にも定期的に研修にいらっしゃいます。<br /><br />私は一列の麻酔を麻酔担当医として担当する立場ですので、手術中は他の部屋に行くことも出来ず、また行く必要もなく、只々自分が担当する患者さんの手術が安全に行われているかを絶え間なく監視するだけです。大出血などのイベントがなければ、麻酔科医は私一人だけいればいいのです。<div><br />そのようなところに、初期研修医の先生が一緒に麻酔を担当するように麻酔の予定が組まれていることがあります。</div><div>名前も顔もよく分からない初期研修医の先生(若い先生)と一緒に麻酔を導入するのは、まあいいのです。</div><div>ですが、一通り落ち着いて一緒に麻酔を維持するのは非常に苦痛です。</div><div>私は最近、「なぜ私がそれを苦痛と思うのか」についてちょっと離れた場所から考察していたので、その考察(仮説)を幾つかここで提示してみたいと思います。</div><div><br /></div><div>1.私と病院との業務契約に、初期研修医の指導をすることが含まれていない。もし初期研修医を指導するのであれば契約料金に追加料金をいただきたいと、心のどこかで思っている。</div><div>2.初期研修医と一緒に全身麻酔の導入をすると、大抵の場合、自分ひとりで麻酔導入するよりも時間が余計にかかる。私は手術麻酔をするということでこの病院に来ている以上、自分が担当する手術麻酔は一刻も早く麻酔を完了して、一刻も早く執刀してしていただきたい。なのに若い先生に色々とやってもらうので、その目的が達成できない。</div><div>3.全身麻酔の維持中に若い先生と話すことがない。それは私が、その人に対して興味がないからかもしれません。興味がないから「どこの出身なの、とか、何科に行こうと思っているの」とか聞く気が起きません。そもそも、場をもたせようとか色々な理由で雑談をする気になれません。手術をしている先生方のノイズになりたくないからです。手術に本当に集中している先生であれば、私の雑談など耳に入らないかと思いますが、こうひきをしなくてもいいような第二助手の先生あたりの耳に私の声が入り「あー、麻酔科医は暇でいいよな」とか思われるのも癪に障るからです。</div><div><br /></div><div>3を書いている最中にふと思い出しましたが、以前大学病院で働いていた頃は、こんな感情で苦しんだことはありませんでした。</div><div>それはなぜでしょう。</div><div>思い当たるのは1つ。それは自分が直接に責任をもつ手術麻酔症例が複数あったからです(所謂鵜飼麻酔をしていたからです。今はそのような表現をするのか分かりませんが)。自分が責任を持って担当する手術麻酔が複数あれば、それぞれの手術の進行を頭の中で考え、それぞれの手術室にいる研修医に必要なタイミングで必要な指示を出す必要があるため、一生懸命自分の頭を使うのです。そのため、それぞれの手術室にいる研修医の表情なり麻酔への集中具合を見て、必要なことを必要なだけコミュニケーションをし、また次の部屋に行くのでした。</div><div>非常勤医として手術麻酔を担当している今、複数の手術の麻酔管理を担当することがないため、はっきり言って手持ち無沙汰なのです。</div><div><br /></div><div>それが苦痛なのか。私はなんと贅沢なことを言っているのか。</div><div>私ももっと一生懸命やりたいと思います。それが今日の教訓。</div><div>せめてもうちょっと積極的に質問してくれればなぁ、と思うけれど、質問をしてくれないような雰囲気を私が作っているのかもしれない。何がなんだかよく分からない。</div><div><br /></div>Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-91328538109365723332023-01-23T22:30:00.001+09:002023-01-23T22:30:00.154+09:00日々の神経ブロック今年に入ってから、自分がレントゲン透視下神経ブロックを担当して、自分で完遂できないことが3回ほどありました。<br />なんというか、どうして上手くいかなかったのかについては、分かることもあるし分からないこともあります。どうして上手くいかなかったのかを言葉で人にうまく伝えられればいいのですが、「骨棘に阻まれた」とか、「目的となる神経の場所を正確に同定しないままに運針した」とかいくらでも言い訳ができるのですが、そういうことは全て自分のことしか考えていない発言であり、神経ブロックが上手くいかない時間、痛みに耐えている患者さんがおり、本当に申し訳ない気持ちになります。<div>なんとかしてもっと上手くなりたい。</div><div>それが私の今年の目標の1つです。</div><div>もっと上手くなりたい。神経ブロックで痛みが軽くなる患者さんがいたとして。</div>Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-23902041533555408322022-12-09T22:52:00.000+09:002022-12-09T22:52:06.150+09:00島津亜矢のライブにゆく島津亜矢さんは演歌歌手です。どこかの病院で麻酔の当直をしている合間に細川たかしの「望郷じょんから」のカバーを聴いて以来のにわかファンです。<div>演歌歌手の場合、コンサートのほうが適切でしょうか。バンドが演奏していたのでライブという表現が適切なような気がしますのでライブと表現します。</div><div>ライブに参加している年齢層は自分より高い印象です。<div>歌手になって今年で37年目だそうです。<br />以下、不完全ながらセットリスト</div><div><br /><div>・感謝状<br />何曲か<br />・明日があるなら:アルバム「悠悠」収録<br />・何曲か(予習不足で申し訳ありません)<br />・都会の雀<br />・愛燦燦:美空ひばり<br />・風雪ながれ旅:北島三郎<br />・裏みちの花<br />・帰らんちゃよか<br />・愛の讃歌:エディットピアフ<br />・I will always love you: ホイットニーヒューストン<br />・ロックンロールウィドウ:山口百恵<br />・田園:玉置浩二<br />・風立ちぬ:松田聖子<br />・人間:長渕剛<br />・命の別名:中島みゆき<br />・Everything: MISIA<br />・花として人として</div><div>encore</div><div>・マイウェイ:フランクシナトラ<br /><br />ご自身の楽曲の素晴らしいのも勿論ですが、様々なジャンルの楽曲全てが本人の血肉となっている印象でした。私としては、全く知らなかった「帰らんちゃよか」という素晴らしい楽曲に出会えたこと、中島みゆきの歌で「地上の星」でもなく「糸」でもなく「命の別名」が聴けたこと(彼女自身が大変影響を受けた曲と紹介しておりました)、田園にまた新しい命が吹き込まれたように躍動していたこと、などに感謝申し上げます。素晴らしいバンドでした。感謝。<br /></div></div></div>Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-52792255090553871202022-12-05T18:11:00.002+09:002022-12-05T18:11:20.954+09:00 20221204 第20回ナマハゲ伝導士認定試験雑感<p>土曜日の一日外来を終了後、秋田新幹線こまちに乗り込んで夜の秋田に入りました。秋田駅に着いたのは21時過ぎで、小雨が降っており、道には12/1にドカンと降ったらしい雪があちこちに残っています。</p><p><br /><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgHcCh7RaW8dVAGBEKMGEnQDULUGibxpo5OWObHJH6K1lBa9LEO94wjnUfilTlNyea9AtW_n4wkj6P7K2LxRaJeB9nqZ0v8duAqEtv_xPhICoiju_y6VghabTXGt_dg17jQLVzz8qzbpG8vhGKxcKuReiaFo4JvbaaBJ5LZkSSR3dW6BpZd4K8ZGv0R/s4032/IMG_4360.HEIC" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="3024" data-original-width="4032" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgHcCh7RaW8dVAGBEKMGEnQDULUGibxpo5OWObHJH6K1lBa9LEO94wjnUfilTlNyea9AtW_n4wkj6P7K2LxRaJeB9nqZ0v8duAqEtv_xPhICoiju_y6VghabTXGt_dg17jQLVzz8qzbpG8vhGKxcKuReiaFo4JvbaaBJ5LZkSSR3dW6BpZd4K8ZGv0R/s320/IMG_4360.HEIC" width="320" /><br /></a><br /></p><p>新幹線時間をコールスローサラダとタコスミートのメキシカンサラダで凌いだため、軽く飲める居酒屋に入ろうかとも思っていたのですが、何故かお腹が痛くなっていたのでまずホテルにチェックイン。ドーミーインに宿泊したのですが、21:30からホテルで無料で提供される夜鳴きそばに宿泊客の長蛇の列。夜鳴きそばにありつくまでに相当な時間がかかりそうだったので、ホテル近くの居酒屋にお邪魔しました。21:45に店に入ったところ、料理のラストオーダーは22時と。慌てて秋田の郷土料理のコースと銀杏揚げを頼み、秋田の地酒飲み比べセットで乾杯します。</p><p><br /><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiewN-VTMLaUIjiJ93B9YY1pDja8Vy0h6vkzKQpMyUEWrBiLJf9g9SCdDVwraFu3zQqWLQ0uVj5mK8GphFWyUimAZ-1tLcmJoXYREkPvD5rfZEp-G0Ry-TU1uBsj9UCpSBB2iEAY71BFlb7jQK7SimBkFmRCJZch-9ndYt1XYPH0HdQNJbmO74uML7E/s4032/IMG_4361.HEIC" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="3024" data-original-width="4032" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiewN-VTMLaUIjiJ93B9YY1pDja8Vy0h6vkzKQpMyUEWrBiLJf9g9SCdDVwraFu3zQqWLQ0uVj5mK8GphFWyUimAZ-1tLcmJoXYREkPvD5rfZEp-G0Ry-TU1uBsj9UCpSBB2iEAY71BFlb7jQK7SimBkFmRCJZch-9ndYt1XYPH0HdQNJbmO74uML7E/s320/IMG_4361.HEIC" width="320" /></a></p><p><br />隣りに座っていたカップルの男性がコースの締めの冷たい稲庭うどんに「うま!」と舌鼓を打っておりました。お店で食べるきりたんぽもたまにいいものです。ハタハタの塩焼きも。</p><p><br /><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEigq_MUs9tGpMV7FhYOxHNXI8M4--j1PRRnWlzqA3ZYPjD_JagVRun3v0p7fdvf9edvHtlJ8-ht19Uhp4EzaU9icdjxVGrM9sJzRLVVxuYtq9e80PG6EKht-yNYyZhtiioDLqQJ10k-H7s7b9i-VhCFHV1dd4lDfuMCCc_7ICLuUGnEnrebeviy2Xx4/s4032/IMG_4365.HEIC" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="4032" data-original-width="3024" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEigq_MUs9tGpMV7FhYOxHNXI8M4--j1PRRnWlzqA3ZYPjD_JagVRun3v0p7fdvf9edvHtlJ8-ht19Uhp4EzaU9icdjxVGrM9sJzRLVVxuYtq9e80PG6EKht-yNYyZhtiioDLqQJ10k-H7s7b9i-VhCFHV1dd4lDfuMCCc_7ICLuUGnEnrebeviy2Xx4/s320/IMG_4365.HEIC" width="240" /></a></p><p><br />翌12月4日の日曜日。朝5時前に起きると昨日コロナワクチンを打った左三角筋のあたりが痛い。ロキソプロフェンを内服。</p><p>試験会場に間に合うためには秋田駅発6時46分の男鹿線に乗らなければなりません。</p><p><br /><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi04RbX6IWjP56uJcR12sgI-SdMeB6BQHFX8S4N9oCzwi6E-bUyKQ7kwhMUoz_Alhmm8misMf3KlAk_hUOw7sDaHLcBt-CiB8h8ZkoFAXmytlp-xLrGl9c_KeyF1jZIftWhW7vtq6FWuH-tfJr2jibmMWrxodqy2K0izQJRUX7HYJCTpvvYQlR4HWti/s4032/IMG_4370.HEIC" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="3024" data-original-width="4032" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi04RbX6IWjP56uJcR12sgI-SdMeB6BQHFX8S4N9oCzwi6E-bUyKQ7kwhMUoz_Alhmm8misMf3KlAk_hUOw7sDaHLcBt-CiB8h8ZkoFAXmytlp-xLrGl9c_KeyF1jZIftWhW7vtq6FWuH-tfJr2jibmMWrxodqy2K0izQJRUX7HYJCTpvvYQlR4HWti/s320/IMG_4370.HEIC" width="320" /></a><br /><br /></p><p>秋田駅近の吉野家は7時から、その他の飲食店も軒並み7時開店ということで、イートインできる店がない。いろいろ考えて結局セブンイレブンのおにぎりを食べて乗車。朝は雪ではなく小雨でした。<br />座っての講義が合計3時間弱(30分+60分+50分+30分)予定されているので、途中で寝ないようにメガシャキも購入。</p><p><br /><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiy-ef50rWuifp71NrvqlNeEeQkV1gKL7hN_PaldlhLsJYW0dQHArQg0RLARGEJnpGd9RJ83F0UoRsVYR4FMBOpVPYlPWjBt4yiTeoFEPE6oRLrBEMuS-mo8_XUSIvDNOHJd6yG-rKWrznM-nytt6Pi0-KgsHYInGAuBmutayN9eiEJQI_HkzmQjNl1/s4032/IMG_4371.HEIC" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="3024" data-original-width="4032" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiy-ef50rWuifp71NrvqlNeEeQkV1gKL7hN_PaldlhLsJYW0dQHArQg0RLARGEJnpGd9RJ83F0UoRsVYR4FMBOpVPYlPWjBt4yiTeoFEPE6oRLrBEMuS-mo8_XUSIvDNOHJd6yG-rKWrznM-nytt6Pi0-KgsHYInGAuBmutayN9eiEJQI_HkzmQjNl1/s320/IMG_4371.HEIC" width="320" /></a></p><p><br />男鹿線に乗ること59分、男鹿駅に到着。電車の暖房が自分には暑くて汗をかくほど。何度かダウンを脱いだりうたた寝したり。</p><p><br /><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg5B8BHtZPFXE5NY2dynxuFA8X3zvno5H2g1dH3ODNLhML5JTUk3O2UuSSD-M3XR5AyZJG1K94RAUHJ-e0XFlV4sWgxi-qvOhCbnGMR-ooSJRSSf4-QmQ8FcCWLaMHJ4qyEHlJ1mAub2aGBC7c_qLXeX8lzxa6jZXeN8qIniUQoKE0DOFE0snsaoH-z/s4032/IMG_4373.HEIC" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="3024" data-original-width="4032" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEg5B8BHtZPFXE5NY2dynxuFA8X3zvno5H2g1dH3ODNLhML5JTUk3O2UuSSD-M3XR5AyZJG1K94RAUHJ-e0XFlV4sWgxi-qvOhCbnGMR-ooSJRSSf4-QmQ8FcCWLaMHJ4qyEHlJ1mAub2aGBC7c_qLXeX8lzxa6jZXeN8qIniUQoKE0DOFE0snsaoH-z/s320/IMG_4373.HEIC" width="320" /></a><br /><br /></p><p>試験会場行きのバスが待ってくださっていました。バスに揺られて20分ちょっとで五風に到着しました。</p><p><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiBGa6DNhYRPszlRtC6-6tiI82cdXq7iA1EZlEHqknvflmoUTfRmGs1cZJNZnc6z56divc6AaSS_xsMkGEhQ24r0Ufn4mFo5ftDFFOSrYPLq1afvsi3X856piJkWcMgmiHiKldIbS6PpgcB0AsyjsinmVEZMewF8yNJkR_JRfFzdPOhDOmb5jCZ_9Qq/s4032/IMG_4377.HEIC" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="4032" data-original-width="3024" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiBGa6DNhYRPszlRtC6-6tiI82cdXq7iA1EZlEHqknvflmoUTfRmGs1cZJNZnc6z56divc6AaSS_xsMkGEhQ24r0Ufn4mFo5ftDFFOSrYPLq1afvsi3X856piJkWcMgmiHiKldIbS6PpgcB0AsyjsinmVEZMewF8yNJkR_JRfFzdPOhDOmb5jCZ_9Qq/s320/IMG_4377.HEIC" width="240" /></a></p><p><br /></p><p>今日の予定について諸々の説明を受けた後、再びバスに乗ってなまはげ館と真山伝承館の視察研修です。</p><p><br /></p><div class="separator" style="clear: both; text-align: center;"><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjBypxGEH6q1igF1xdtFSt5-OOM1igf_2Ez8WX8_9PEMevICr6X5jE3AUYlDV-5x9mSlntp4-jKZ3rtIbWj9Dh9m-1qxlCFQhGgFBph9j7b5SKJ7FR-ykaU7WAXhhspRodsCxtD4VBfLN3vTn6D3rvoZo5IfTr39yKZnAapOetj_fbHX25melnkKRVg/s4032/IMG_4388.HEIC" imageanchor="1" style="clear: left; float: left; margin-bottom: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="3024" data-original-width="4032" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjBypxGEH6q1igF1xdtFSt5-OOM1igf_2Ez8WX8_9PEMevICr6X5jE3AUYlDV-5x9mSlntp4-jKZ3rtIbWj9Dh9m-1qxlCFQhGgFBph9j7b5SKJ7FR-ykaU7WAXhhspRodsCxtD4VBfLN3vTn6D3rvoZo5IfTr39yKZnAapOetj_fbHX25melnkKRVg/s320/IMG_4388.HEIC" width="320" /></a></div><br /><p><br /></p><p><br /></p><p><br /></p><p><br /></p><p><br /></p><p><br /></p><p><br /></p><p>各地のナマハゲが大集合しているところは、何度みても壮観です。<br /></p><p><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgC6b781SBb8bGUn2Ddq7hD4OlJoupnhIminpNuDAwwvS9hefXxY3CZha_fx6xpUgB9SbyDzEtSsQs8PLNXDPKTd6lVeGmBQlPaazZzl85KSeaLXs_VfV31BHWma01My5fcp7KV_ZNlG-QdCG84wWllYFsgucQ1FOLihJWEt3bj46ztvgztJ2tZUm5r/s4032/IMG_4402.HEIC" imageanchor="1" style="clear: left; float: left; margin-bottom: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="3024" data-original-width="4032" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgC6b781SBb8bGUn2Ddq7hD4OlJoupnhIminpNuDAwwvS9hefXxY3CZha_fx6xpUgB9SbyDzEtSsQs8PLNXDPKTd6lVeGmBQlPaazZzl85KSeaLXs_VfV31BHWma01My5fcp7KV_ZNlG-QdCG84wWllYFsgucQ1FOLihJWEt3bj46ztvgztJ2tZUm5r/s320/IMG_4402.HEIC" width="320" /></a></p><p><br /></p><p><br /></p><p><br /></p><p><br /></p><p><br /></p><p><br /></p><p><br /></p><p><br /></p><p>真山伝承館でのナマハゲ体験は、今年2回目でしたが、何故か涙がこみ上げてきました。<br />その後は試験会場に戻って講義講義講義です。座って人の話を聴くのが苦手なのですが、聴いたことがない内容ばかりだったのでほぼ寝ないで受講できました。メガシャキにも途中お世話になって。カフェイン多量摂取でしたが、コーヒーをこの日は一度も飲みませんでした。</p><p><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjPfsAu1L4mm8rr46VT6NFWaaDlFkrPl-mtDN3h1nFywJXQXdE3ZVO645SgskcfzW2RyhxMSegN1TIJvaLQuZxM7jIAinvow-oLJPfCq7SmFY0wtbsIMJBynr7u5iE25bXqFiWyjT4JJSDA4ap63Kwg_92agWnbvSLO62grFlqJII7oVkPs75dvkyup/s4032/IMG_4426.HEIC" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="3024" data-original-width="4032" height="240" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjPfsAu1L4mm8rr46VT6NFWaaDlFkrPl-mtDN3h1nFywJXQXdE3ZVO645SgskcfzW2RyhxMSegN1TIJvaLQuZxM7jIAinvow-oLJPfCq7SmFY0wtbsIMJBynr7u5iE25bXqFiWyjT4JJSDA4ap63Kwg_92agWnbvSLO62grFlqJII7oVkPs75dvkyup/s320/IMG_4426.HEIC" width="320" /></a></p><p><br /></p><p>会場のセイコーグランドホテルに「十和田古代石」が展示してありました。最近化石に興味津々なので嬉しい出会いでした。</p><p>試験は15:55から16:55まで。筆記試験です。選択式問題とフリー記述の試験です。講義を聞けば合格できると思いますが、講義なしでは合格できない匂いがプンプンしました。答えられない設問もありましたが、回答用紙全部を埋めたので試験開始から30分すぎには退室。全くお土産を買う暇がなかったので、ホテルの売店を見たりして帰りのバスの時間まで待ちます。</p><p>17:15にホテルを出て、30分ほどで男鹿駅に到着。<br /><br /><a href="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiGRFLG2S9jybrovv2PiwXFUtltX6HoH7KDxgu6Sr-5WvYwEYnBgxvYcoclEj60fECs4pylMbnxTZl7WLcsVa4enCxKArqQETfllXekf9_SPBIw6cgFhtV75DW91noRHdw8UV-ThLoglFTtmX_evpd34MZi5jBxIVBKpZ5YG-Sv1UZHbCFiEIwzrNV7/s4032/IMG_4430.HEIC" imageanchor="1" style="margin-left: 1em; margin-right: 1em;"><img border="0" data-original-height="4032" data-original-width="3024" height="320" src="https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiGRFLG2S9jybrovv2PiwXFUtltX6HoH7KDxgu6Sr-5WvYwEYnBgxvYcoclEj60fECs4pylMbnxTZl7WLcsVa4enCxKArqQETfllXekf9_SPBIw6cgFhtV75DW91noRHdw8UV-ThLoglFTtmX_evpd34MZi5jBxIVBKpZ5YG-Sv1UZHbCFiEIwzrNV7/s320/IMG_4430.HEIC" width="240" /></a></p><p><br />男鹿線、本数が少ない・・・。<br />男鹿駅を18:05発。18:56に秋田駅に着き、新幹線こまちの発車時間は19:10。14分しか乗り換え時間がありません。雪が降ってきました。<br />花善の鶏めしを買って帰りたかったのですが、ダッシュでニューデイズに行っても完売とのこと。仕方なくまたおにぎりを買って帰路。<br /><br /></p><p><旅のまとめ><br />研修と試験で丸一日がかりのハードスケジュールでしたが、生まれ故郷で連綿と受け継がれてきた伝統行事について、勉強することができたのは得難い経験でした。子供の頃はナマハゲは怖い存在でしかなかったけれど、この地に生きる人々に幸福をもたらす励ましの神様であるということに気づきました。今日の研修をスタートとして自分に何ができるか考えながら日々の生活を続けていきたいと思います。2月のなまはげ柴灯まつりにも行きたいけれどちょっと無理だな。試験に合格していますように。<br /></p>Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-84905249263318110852022-07-11T21:30:00.000+09:002022-07-11T21:30:27.427+09:00真似ることの大切さ<p style="text-align: left;"><span style="font-family: inherit;">日本ペインクリニック学会第56回学術集会に、現地参加してきました。</span><br />拙いながら演題を出せたのは職場の皆さんのおかげ。<br /><span style="font-family: inherit;">参加させてくださった職場の皆さんに心から感謝。</span><br /><br />幸い大会2日目の学会会長講演を拝聴できました。素晴らしい講演。<br />その中で、私が以前読んだ村上春樹氏の著書「走ることについて語るときに僕の語ること」を引用しておられ、もう一度、氏の著書を読みたいと思いました。感謝。</p><p style="text-align: left;"><br />それ以外に、講演の中で私が素晴らしいと思ったことは<br /><span style="font-family: inherit;">・繋ぐ痛み治療</span><br /><span style="font-family: inherit;">・型にはめることの大切さ</span><br /><span style="font-family: inherit;">・難治性疼痛患者:患者背景を知ることが最も大切</span><br /><span style="font-family: inherit; font-stretch: normal; line-height: normal;">・WHO</span><span style="font-family: inherit;">から発表された小児慢性疼痛のガイドライン</span><span style="font-family: inherit; font-stretch: normal; line-height: normal;">2021</span></p><p style="text-align: left;"><span style="font-family: inherit; font-stretch: normal; line-height: normal;"><br /></span></p><p style="text-align: left;">上記の中で「型にはめることの大切さ」といえば、最近読んだ佐渡島庸平氏の著書「観察力の鍛え方 − 一流のクリエイターは世界をどう見ているか」の中でp75にこう記されていました。</p><p style="text-align: left;">以下引用</p><p style="text-align: left;">4 徹底的に真似る 型に気づく</p><p style="text-align: left;"> 繰り返しになるが、優れた仕事に必要なことは、ホームランではない。当たり前を積み重ねることだ。だから、突飛なアイディアを思いつくことよりも、基本を身につけることが、一番重要だ。</p><p style="text-align: left;"> どんなフェーズにいる人も、まずは「真似る」。</p><p style="text-align: left;">引用終わり</p><p style="text-align: left;"><br /></p><p style="text-align: left;">学会に参加して、私はまだ、オリジナリティを出す段階ではなく、真似ることで成長する段階であることを再確認しました。挑戦することを恐れずに。</p>Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-55811246817024858182022-03-15T05:24:00.000+09:002022-03-15T05:24:00.142+09:00意見と反応<br /><br /> ちきりんの「自分の意見で生きていこう――「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ」を読了しました。<div>「意見」と「反応」を分けて考えることについて書かれていました。すべての意見(それぞれの立場から発せられるので)は偏っていますが、自分はどこに立つのか。どう考えるのか。それを改めて認識しました。</div><div>痛みで困っている患者さんを毎日診ていると正解が分からないことが沢山あります。患者さんによって「意見」が欲しい方と「反応」が欲しい方といらっしゃいます。患者さんは「あなたの意見が欲しいんだ!」とか「反応が欲しいんだ!」とは決しておっしゃいません。それを汲み取れるような外来なり入院治療なりができるようになりたいなぁ、とこの本を読んで改めて思いました。</div><div>感謝。</div>Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-45753758159807738062019-05-10T22:00:00.000+09:002019-05-13T10:26:33.053+09:00Barré試験とMingazzini試験というタイトルの論文(<a href="https://www.neurology-jp.org/Journal/public_pdf/055070455.pdf" target="_blank">臨床神経 2015;55:455-458</a>)を読みました。<br />
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なぜ読んだかというと、救急当直をしていて、時々自分で患者さんを相手にこれらの試験をすることがあるからです。<br />
学生の頃からお世話になって、最近になって買い直した「ベッドサイドの神経の診かた」(改訂18版、南江堂)にも、上肢バレー徴候は、私が学生の頃(およそ15年前)に教わった方法が記載されておりました。すなわち両上肢を掌を天井に向け水平挙上させて、障害側の落下を観察する方法です。ですが、この方法は上記論文の中では「上肢バレー徴候」ではなく「pronator drift test (回内落下試験)」という名前で紹介されています。へー、そうなのか。</div>
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上記の論文のまとめから引用させていただくと、</div>
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歴史的事実としては,器質的不全片麻痺の小徴候としてみられる落下現象を上肢のみならず下肢でも最初に報告したの は Giovanni Mingazzini(1913)であり,後年になり,下腿の落下試験手技の新たな変法を報告したのがJeanA.Barré (1919, 1937)である.すなわち神経学会の作成した手引きに記載された〝上肢バレー徴候〟なるものは無く,上肢では Mingazzini試験,下肢では背臥位による Mingazzini 試験と 6 年後に報告された新たな腹臥位による Barré 変法試験があると結論されよう.<br />
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とのことです。この論文を読む限り、著者の廣瀬源二郎先生の主張は正しいように思えます。原著が大切である、と。</div>
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Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-27293065036076740712019-04-29T22:02:00.000+09:002019-04-29T22:02:04.183+09:00日本区域麻酔学会第6回学術集会に参加してきました。ハンズオンセミナーを時間が許す限り受講しまくってきました。超音波ガイド下腰神経叢ブロックはやはりちょっと敷居が高い…というかそのような症例は透視下に大腰筋筋溝ブロックをするというプラクティスでよいような気がしました。多分、まだまだ、自分は超音波下に針を描出する能力にかなりの伸びしろがある(つまりまだまだ手技としては発展途上ということです)ので、安全に、自信を持って、できることを1つずつ増やしていきたいものです。<br />
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初高知でしたが、学会が面白すぎて観光は1つもできませんでした。新しくお知り合いになった先生や、既にお知り合いになっている先生、昔所属していた医局の後輩の先生などなどにお会いすることができて、その面でも非常に充実した3日間でした。<br />
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ついでに…というか第1回となるJ-RACEも受験してきました。噂によると50名程度の受験者を見込んでいなかったらしいですが、実際の受験者は500名超えでした。試験問題は勉強不足のため私にとっては難しかったのですが(5つの選択肢のうち2つ正しいもの/間違っているものを選べ、という設問が多かったです)、全体的には、きちんと勉強してきた人が評価されるようなレベルだったのではないかと思います。5月中旬には合否判定が郵送されてくるそうなので、それを不安な気持ちで待つことにします。今年ダメだったらまた来年受験します。<br />
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RAPMが読みたいのですが所属している大学で契約されていないので、今更ですが自分でESRAに入会しました。130ユーロ/年でRAPMが読み放題です。月々約1300円で紙の雑誌も送られてくるというのですから、かなりお得です。<br />
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もっと色々うまくなりたいなぁ。うまくなるにはコツコツやるしかありませんね。</div>
Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-82083608720050211052019-03-28T23:05:00.000+09:002019-03-28T23:05:00.357+09:00下肢の末梢神経ブロックについてのレビューなどRAPMの2月号なので、もう読んでおられる方もいるかと思いますが、今現在無料でアクセスできます。<div>
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<a href="https://rapm.bmj.com/content/rapm/44/2/143.full.pdf" target="_blank">Tran DQ, et al. Lower extremity regional anesthesia: essentials of our current understanding. Reg Anesth Pain Med 2019;44:143143:143143–143180–143180. doi:10.1136/rapm-2018-000019</a></div>
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下肢の皮膚、筋肉、骨の神経支配についてのきれいな図、ブロック施行時に局麻に添加するadjuvantのEBM、LASTへの対応など盛りだくさんの全38ページのレビューです。無料で読めるとはすごい太っ腹。来月行われるJ-RACEの対策にも使えるかもしれません。</div>
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第3回タイカダバーハンズオンセミナーに参加してきました。X線透視下/超音波ガイド下神経ブロックなどの手技の修行を、カダバーを利用させていただいて行える稀有なセミナーです。<br />
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https://www.jpcit.jp/event_20190307-10_3rd-cadaver.html<br />
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私はbasic courseで参加させていただきましたが、椎間板造影、神経根ブロック(腰部、胸部、頸部)、椎間関節ブロック(腰部、胸部、頸部)、大腰筋筋溝ブロック、腹腔神経叢ブロック、ガッセル神経節ブロック、脊髄刺激療法(SCS)、RACZカテーテル手技、DISC-FX手技などについて教えていただきました。<br />
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来年も開催予定で、2020年3月5-8日予定のようです。可能であれば来年も参加したいと思います。<br />
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あとは、第43回東北ペインクリニック学会で一般演題の発表と、北関東甲信越ペインクリニック学会第8回に参加してきました。<br />
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一般演題・教育講演その他演題すべてがなるほどなるほど、と勉強になり楽しかったのですが、なかでも東京大学の笠原諭先生のご講演「慢性疼痛に対する俯瞰的評価とペインクリニシャンによる治療介入」が大変興味深い内容でした。<br />
講演の中では、慢性疼痛患者さんにはパーソナリティ障害がある方もおられるため、医療面接のやり方にコツがある(勿論それで全てうまくいくわけではありません、ということも記載させていただきます)、ということをおっしゃられておりました。<br />
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推薦図書の1つに以下の書籍を挙げておられましたので、読み始めました。3024円です。<br />
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医療スタッフのための 動機づけ面接法 逆引きMI学習帳. 北田 雅子 (著), 磯村 毅 (著)</div>
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本といえば、<br /><br /><a href="https://www.amazon.co.jp/%E3%82%8F%E3%81%9F%E3%81%97%E3%81%AE%E4%BF%A1%E4%BB%B0-%E3%82%AD%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E8%80%85%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E8%A1%8C%E5%8B%95%E3%81%99%E3%82%8B-%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%BC-%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%B0/dp/4400407454/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1553764227&sr=1-1&keywords=%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%B1%E3%83%AB" target="_blank">わたしの信仰: キリスト者として行動する フォルカー レージング (編集), Angela Merkel (原著), Volker Resing (原著), アンゲラ メルケル (著), 松永 美穂 (翻訳)</a><br />
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に興味を惹かれて読み始めました。<br />
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健康な人は、自分の人生を自由に形作れるのはーわたしたちの足が導かれた広いところを踏破するのはー当たり前のことではないのだと、日々新たに自分に言い聞かせるべきです。別の状態もありえるのだということを、決して忘れるべきではありませんー人生は美しく、完璧な面だけを持っているのではないのです。そのことを常に意識に中に呼び起こすことがとても重要だと思います。なぜならそれによって人生の展望を狭めずにすむからです。 p48<br />
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長きにわたって首相をつとめている方が、どのような言葉を発してきたか。その精神が強靭でなければ(強靭という言葉では到底足りないと思いますが)到底つとまらない仕事をしながら、何を考えてきたのか。<br />
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最後まで読むのが楽しみな一冊です。</div>
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Hhttp://www.blogger.com/profile/12889551887566005675noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-4111111088013887490.post-20617781056838281782019-02-17T00:14:00.003+09:002019-02-17T00:14:28.570+09:00「福岡市を経営する」を読む、慢性疼痛学会に参加する、ケタミンは開胸術後慢性痛を減らさない久しぶりに一冊全部読みました。<div>
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36歳で福岡市長になって現在三期目を務めていらっしゃる高島宗一郎氏による著作です。<br />36歳で市長になるってこと自体、驚愕ですが、自分で道を切り開いて目に見える成果を出しているところがまた驚愕です。</div>
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以下メモ。<br /><br />なげやりと思われるかもしれませんが、これは決して「なるようになるさ」という行き当たりばったりのような意味ではありません。どうぞ私の命をこの世の中のために使ってください、という感覚なのです。私の居場所はどこでもいい。私に役割があるのであれば、運命がその役割に私を配置するでしょう。その置かれた場所で、全力を尽くすのみです。p74<br /><br />だから、明日死ぬかのように今日を生きる。p75</div>
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<br />ただ技をかければいい、ただギブアップが取れればいい、ということだけでなく、痛みや喜び、苦しみ、葛藤といった感情が伝わるレスラーこそが一流なのです。さらに「人生」まで伝えることができるレスラーは超一流です。p81<br /><br />街を変えるには「よそ者、若者、バカ者」という3要素が必要と言われます。私は見事にすべてに当てはまります。p169<br /><br />上の世代は、自分たちで道を切り開き、今の日本の繁栄をつくりました。心からリスペクトしています。私たちの時代も、繁栄を誰かが運んできてくれるわけではありません。自らの時代は自らで闘って勝ち取るもので、相続を期待するものではないのです。p201<br /><br />チャンスはいつやってくるのかわかりません。それでも、いつそのときが来てもいいように緊張感をもって準備をしておくことが大切です。p248<br /><br />***</div>
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第48回慢性疼痛学会(岐阜市)に行ってきました。久しぶりに一般演題で発表の機会をいただきました。会場の岐阜市まで、実に7時間かかりました。</div>
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<br />行かせていただいた成果としては、2日間缶詰で以下の項目について、シンポジウムや教育講演、セミナーを受講できました。発表者の真摯な思いが伝わってくるものばかりでした。<br /><br />・慢性痛はゼロを目指すべきか<br />・頭痛(一般演題)<br />・脊椎脊髄疾患術後遺残症状(痛み・しびれ)のメカニズムと対策<br />・パーキンソン病の姿勢・腰痛・手術<br />・周術期疼痛管理におけるtransitional pain serviceの役割<br />・痛みの構造で考えるオピオイドの選択<br />・臨床研究法を視野に入れたビッグデータ解析<br />・タペンタドール<br />・薬物依存<br />・がん患者の非癌性疼痛や慢性疼痛のオピオイド<br />・FBSS(failed back surgery syndrome)に対するインターベンショナル治療<br />・ガバペンチノイド(ミロガバリン)の可能性と課題<br />・腎機能障害時の薬物選択と運動器疼痛の治療効果判定<br />を聴講しました。<br /><br />また、学会の後に行われた第4回日本ペインクリニック・インターベンショナル治療研究会にも参加し、他施設の治療経験や経皮的椎間板治療について知ることができました。<br /><br />***<br />上記学会に行くちょっと前に読んだ論文。<br /><br />Ketamine infusion for 96 hr after thoracotomy: Effects on acute and persistent pain (Eur J Pain. 2019 Feb 4. doi: 10.1002/ejp.1366. [Epub ahead of print] PMID: 30719817)<br />https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30719817<br /><br />開胸術は術後慢性痛の頻度が高いものの一つとされています。この論文では、NMDA受容体拮抗薬であるケタミンが、そのような痛みの頻度を減らすか、について検証しています。プロトコルとしてはケタミン0.1mg/kgボーラスした後に、0.1mg/kg/hを術開始10分前から96時間投与し生食持続投与群と比較した前向き二重盲検試験です。結果、ケタミン投与群は、術直後のオピオイド使用量を有意に減らしましたが、手術後6週間〜12ヶ月の痛みを低下させることはなかった。ということです。</div>
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この2−3日は、自分の中にパッションがたくさんあることを再認識することができる貴重な期間となりました。支えてくれた皆さんに心より感謝いたします。</div>
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