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2023年7月27日木曜日

アイデアがあふれ出す不思議な12の対話(キム・ハナ)に勇気をもらう

日々疲れてばかりで中々まとまって読書ができません。スキマ時間を寝てばかりでなく、読書にもう少し充てたいなぁ。ルーチンワークをルーチンワークとせず、どうしたらより良くなるのか。考えることを忘れず。少しでも行動を変えられるように精進。

・世界中でホヤを食べる国はほとんどありません。あんなへんてこりんな形をした生き物を最初に食べてみようと思った人は、大したものです。海苔、ワカメ、青海苔、昆布を食べる国もほとんどなくて、だから、輸出用の「ノグリ」〔インスタントラーメンの商品名。具材としてカットした昆布が入っている〕には昆布が入っていません。

・愛すればわかり、わかれば見えてくる。その時見えるものは前と同じではないだろう」〔朝鮮時代の文筆家ユ・ハンジュンが書いた文章を美術評論家のユ・ホンジュン氏が修正し、著書『私の文化遺産踏査記 Ⅰ』に載せたことで知られる言葉〕という言葉があります。世の中にあなたとまったく同じ人は一人もいないから、あなたが愛する分野から発見したアイデアは、あなただけのアイデアを形成していくでしょう。一曲のジャズも、誰が演奏するかによって異なるものになるように。

・アイデアもそうです。最初からまったく斬新なものをひねり出してやろうと思うのではなく、ほんの小さなことから、状況を少しでもよくできることはないかを考えてみるだけで十分なのです。取りあえず一歩踏み出すこと、そして、歩き続けることが肝心です。

・世の中に対する不平不満を言うことももちろん必要ですが、それよりもはるかにいいのは、それを少しでもよくするアイデアを出すことです。こうすべきだ、ああすべきだという命題を繰り返すよりも、実際にあれこれ世の中の先を行くアイデアを考える方がましなのです。  国や自治体は「公共交通を利用してください」と言葉で促すのでなく、自家用車よりも公共交通の方がより便利に感じられるようなアイデアを出す方がいい。「火の用心強化月間」、「カートは元の場所に」という張り紙をするよりも、実際に防火や初期消火のアイデア、自然にカートが整理されるようなアイデアを出す方がいい。私たちの伝統美を守るべきなのに知らんぷりしていると言って叱咤するのではなく、伝統美を今の人たちが感じられるようにしてあげる方がいい。