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2014年7月17日木曜日

(音) 2014年上半期に聴いたものから

取り敢えず、今年の元旦から7月16日までに聴いた、113作品の中から9作品を選んでみました。聴いた順です。

1. House of Gold & Bones Part One / Stone Sour (2012年、アメリカ)
以前の投稿で本アルバム収録の哀愁バラッド「Taciturn」を紹介したので、今日はミドルテンポの渋いロック「Tired」を貼っておきます。



2. Hydra / Within Temptation (2014年、オランダ)
いつの間にか3曲目収録の「And We Run」のプロモーションらしきものが作られていました。1:08-からの展開が何度聴いても美しい曲です。サビのバックで刻まれているドラムの音が好み。



3. 夢供養 / さだまさし (1979年、日本)
このアルバムには私の大好きな「まほろば」が収録されているのですが、「春告鳥」にやられてしまいました。いい動画が見当たらなかったので動画は貼りません。

春の夢 朧気に咲き
春の夢 密やかに逝く
古都の庭先野辺の送り
ふりむけばただ閑かさ

曲の雰囲気も…ですが、歌詞の世界がとにかく凄いです。このアルバムには他にも「風の篝火」や「療養所」、「空蝉」が収録されていて、その空気の密度に窒息しそうになります。このアルバムはこれから長くお世話になりそうです。

4. 人生x僕= / ONE OK ROCK (2013年、日本)
いいロックバンドですよね。今年はじめて聴きました。2曲目収録の「Ending Story??」はキャッチーで取っ付き易い疾走ロックなので好きです。静止画ですが曲は聴けますので貼っておきます。


5. ENTERTAINMENT / SEKAI NO OWARI (2012年、日本)
私は「スターライトパレード」より「Love the wartz」とか「Never Ending World」とか「生物学的幻想曲」とか「眠り姫」が好きです。
収録バージョンと違いますが「Love the wartz」を貼っておきます。



6. 主人公~さだまさしクラシックス / 花井悠希 (2010年、日本)
私の大好きな「まほろば」もカバーしてくださっているこのアルバム。秋桜(こすもす)の動画はあったので貼っておきます。


花井悠希氏が参加している「1966カルテット」がThe Beatlesの曲もカヴァーしています。そちらもよい。The Beatlesの「Girl」が好きなのですが、「Help!」があったので貼っておきます。


7. Quantum Enigma / Epica (2014年、オランダ)
前々作収録のバラード「Tides of Time」を聴いて以来のこのバンドのファンですが、今作はsymphonic female vocal metal bandとしての成長が心地よく感じられた会心作でした。何度もリピートさせてもらいました。本作の中でもお気に入りの4曲目「Victims Of Contingency」を貼っておきます。ヴォーカルはデス声で始まりますが、サビのコーラス、いいですね。


見つけたので名バラード「Tides of Time」も貼っておきます。


8. Titan / Septic Flesh (2014年、ギリシャ)
アルバムのハイライトである4曲目収録の"Prototype"を貼っておきます。煩いので心臓が弱い人は音量に注意してください。
この曲の1:18-のダイナミズムは白眉。すごいなぁSepticflesh。シンフォニックブラックメタルバンドというニッチなジャンルで語るには勿体無い風体になりました。今作でまた一皮向けましたね。うーん、返す返す、今年の初来日公演を見逃したのが悔しいです。



9. Chopin: Piano Concertos 1 & 2 / Lang Lang (2008年、中国)
ショパンのピアノ協奏曲を知ったのは漫画「ピアノの森」のお陰ですが、取り敢えずレンタルで聴けたラン・ランのピアノ演奏の動画を貼っておきます。イントロのオケも早速虜になってしまいましたが、オケ演奏4分過ぎに入ってくるピアノの導入。確かに凄いですね。クリスティアン・ツィマーマンの演奏も並行して聴いている最中ですが、今のところ先に触れたラン・ランの演奏のほうが好みです。私がCDで聴いたのはズービン・メータ指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による演奏です。


2014年6月1日日曜日

(音) リッチー・ブラックモアの軌跡を辿る3曲

しばらくは、マイ殿堂入り楽曲シリーズでもやっていこうかな…ということで。
動画は動きませんが、スパニッシュテイストなアコースティックギターとアイリッシュでケルティックでフラメンコな香りとジャパニーズ歌謡曲にも通じる哀愁が渾然一体となったBlackmore's Nightの曲「The Storm」を貼っておきます。普段洋楽を聴かない方でも楽しめる…筈。


Follow the storm, I've got to get out of here...
Follow the storm as you take to the sky...
Follow the storm now it's all so crystal clear,
Follow the storm as the storm begins to rise...

キャンディス・ナイトの可憐な歌声が、今聴いても素晴らしい。
ちなみにこの曲はアルバム「Fires at Midnight」に収録されています。

***

リッチー・ブラックモア繋がりでもう1曲紹介しておきます。こっちは様式美ロック。


騙されたと思ってイントロから聴いていただき、2分52秒で突然切り込んでくるアコースティックギターに酔っていただければ幸いです。
この曲はBlackmore's Rainbowのアルバム「Stranger in Us All」に収録されていますので、興味があれば聴いてみてください。多分、このアルバムでしたら日本各地、お近くのブックオフで500円位で売っているはずです。

The game that we play is the black masquerade
Release all the madness within, let it all begin

***

うーん、でもRainbowだったら、やっぱり私にとってはこの曲かなぁ…。ジョー・リン・ターナーがボーカルを務めていた頃の超名曲「I Surrender」。ラス・バラードの楽曲のカヴァーですが、こっちの方が有名になってしまった…という曲です。何故かYou tubeで466万回も再生されているようです。


取り敢えず今日はここまで。早く風邪治らないかなぁ。

2014年3月7日金曜日

(音) When Japan rules all over the world !!!!! - ヘビメタ?ベビメタ?それがどうしたー凄いBABYMETALのBABYMETAL (2014年、日本)


ゴシックテイストなジャケット。ついに出ました。今我が国で1番勢いのあるメタルアイドルダンスユニットのベビメタちゃんことBABYMETALのファーストアルバム。なんと2000円です。

と思って収録曲を見たのですが、13曲中、#1,2,4,5,6,7,12,13は私でも既に知っている曲。うーん、ちょっとがっかり…ベストアルバム的な扱いなのか…もう少し冒険して欲しかったなぁ、でも沢山売りたいんだろうし、既発曲の評判がどれもきっといいんだろうし、まぁしょうがないのかなぁ…。

ということで未聴の残り5曲を聴くためにアルバムを購入する必要があるのかよく分からない…とちょっとだけ思いつつも購入。どんな曲順でアルバムが作られているのかなぁーと、2/26の発売から4日間で30回以上全トラックをリピートして聴いて見た時点で感じたことを以下に。

#1で始まり#13で終わる…其の流れ、あぁいいなぁ。#5は1番オーセンティックなX JAPANがXだった頃のスピードメタル的なサウンドだけど、こういう神曲を#5のような場所におけるのはとっても贅沢。そういえばこのアルバムにはバラッドがない。いらない。でもバラッドっぽい#11が1番の良曲。ゴシックテイストがたまらなくツボ。ランニングタイムが3分台と短いのが残念。今後は10分位のプログレッシブな曲にも是非挑戦してもらいたいところ。
勿論 #8が、#10が、#9のような曲がライブで超盛り上がるだろうことは容易に想像できるけど。#9の、ところどころが、ももクロのセカンド・アルバム収録の「Birth O Birth」っぽくて面白い。#11「ヘドバンギャー!!」のギターがブラックメタルっぽかったり#10のイントロがデスメタルっぽかったりしてて、懐の深さをアルバムのあちこちで感じてしまいます。
うーん、世界制覇してほしいなぁ。

01.BABYMETAL DEATH
02.メギツネ
03.ギミチョコ!!
04.いいね!
05.紅月-アカツキ-
06.ド・キ・ド・キ☆モーニング
07.おねだり大作戦
08.4の歌
09.ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト
10.Catch me if you can
11.悪夢の輪舞曲
12.ヘドバンギャー!!
13.イジメ、ダメ、ゼッタイ

***
という前ふりをさせていただいて、参加してまいりました。小雨降る中ひらかれたBABYMETAL初の単独公演 in 日本武道館のday1(赤い夜 天下一メタル武道会)。



確かに天下一武道会っぽいセット…。
ライブはMCなし、アンコール無し、ファーストアルバム収録の13曲+ギター&ベース&ドラムソロのみの1時間ちょっと。
メタルのライブってこうあるべきだと思います。くだらないMCとか全く必要ありません。


なんとこのファーストアルバム。アメリカ、イギリス、カナダのメタルチャートでNo.1を獲得しています。それは我が国が誇る国産メタルバンドのX JapanもLUNA SEAもSEX MACHINEGUNSも陰陽座もDIR EN GREYもGALNERYUSも成し遂げなかった偉業です。

なぜかといえば、BABYMETALはポップ&メタル&その他の音楽ジャンルのごった煮というカオスなジャンルを作ってしまったからでしょう。きゃりーぱみゅぱみゅもPerfumeも海外で頑張っているけれど、BABYMETALに勝てるかどうか…是非皆さんに頑張っていただきたいと思います。 

2014年2月11日火曜日

(音) シンフォニックメタル、トップランナーの矜持〜 WithinTemptation のHydra (2014年、Netherlands)


Sharon Den Adel(シャロン・デン・アデル)による美麗な歌唱と交響曲の如き華美なバックミュージックを骨の髄まで堪能できる贅沢極まりないオランダのシンフォニックメタルバンド、Within Temptation(ウィズイン・テンプテーション、以下WT)の6作目のフルアルバムが発表されました。

下の曲は4作目「The Heart of Everything」収録の「The Howling」。私がWTで1番好きなのは「The Truth Beneath the Rose」なのですが、貼るのに適当な動画がなかったのでこちらを。


同アルバム収録の「Hand of Sorrow」も良作です。下の動画は映像作品「Black Symphony」でオーケストラと共演した時のものですね。


似て非なるものを創るのって大変だと思います。同じものを創り続けると創り手も聴き手も飽きるだろうし、アルバムだって売れなくなるだろうしライブの動員数だって減る。アルバムっていう形態自体、もう過去の遺物みたいになりつつある…というか既になっていうのかもしれないけれど。
メタリカやアイアンメイデンのように過去の遺産だけで食べていけるバンドやアーティストってほんの一握りだろうし、WTはこのニッチなジャンル(シンフォニック・メタル、っていうジャンルね)ではもう大成功したアーティストの1つだろうけれど、もっともっとファンを増やさなきゃいけない、もっともっと売れてほしい。

シンフォニックメタル、ゴシックメタルというと、もう色んなスタイルが提示されてしまっていて、音楽的な新しい可能性が非常に限られてしまっていると思っていたし、私の中ではWTというバンドが作り出す音楽自体、前前作の「The Heart of Everything」で1つの頂点に到達してしまったと思っていたし、それによる方向転換?の前作「The Unforgiving」でのシンフォニック色の減退そしてロックへの曖昧な接近をかいま見てうーん微妙かも…と本作には、大した期待をしていなかったのですが(IronとA Demon's fateの2曲は未だによく聴きますが)、これはいい作品です。

1. Let Us Burn
2. Dangerous (feat. Howard Jones)
3. And We Run (feat. Xzibit)
4. Paradise (What About Us?) (feat. Tarja)
5. Edge Of The World
6. Silver Moonlight
7. Covered By Roses
8. Dog Days
9. Tell Me Why
10. Whole World Is Watching (feat. Dave Pirner)

頭の4曲が、4曲の曲順が悶絶。音楽性全然違うけれどArch Enemyの3作目「Burning Bridges」のThe Immortal ~ Dead Inside ~ Pilgrim ~ Silverwingの、あの流れみたい。

#1「Let Us Burn」の湿った歌メロ、大好き。シャロンの歌声がこれでもかって活かされてる。3:35-の流れとかもいい。シンプルながらパワフルな#2はライブで盛り上がりそう。公式動画が公開されているのでここに貼っておきます。


YouTubeで前々から聴いていた#4には、Tarjaが参加しているけどうーん微妙、と思っていたのにここに置かれるとぴったりはまって輝いてるのが不思議。まぁ歌姫2人が共演するとこうなるのか…次回があるのならば、もっと冒険してほしいなぁ。商業性ゼロのレクイエムみたいな曲を2人で歌っているところを聴いてみたい。
これも公式動画が公開されているので貼っておきます。


このアルバムで1番の良曲は#3の「And We Run」ですね。ふわふわと舞って天高く飛翔するシャロンの歌唱にラップが絡むと至高のものができるんですね。この曲でプロモーションビデオ作ればよかったのに。流石に、ラップに拒絶反応を示す(かもしれない?)保守的なファンからの批判を怖れたのかも。

頭4曲が素敵出来すぎる上に後半はしっとりな曲が多く、アルバムとしては若干物足りないですが、それは私のWTへの期待が高過ぎるからですね。もう少し聴き続けてみよう。

来日してくれないかなぁ。

2014年1月14日火曜日

(音) Stone Sourのバラッドが思いがけず素晴らしくて

気がついたら1月も半分終わろうとしています。


今年は大晦日の夜から年始にかけてゆっくりとお休みをいただきました。自分の実家で年を越したのは恐らく9年ぶりです。初期研修医の時は2年とも病院で年を越しましたし、確か喀血の患者さんを救急外来で診察しました。麻酔科医になった初めの年は新年直前まで脳外科か何科かの麻酔をしていた気がしますし、その次の年も確かオンコールで病院から連絡を頂いて麻酔をしに病院に行った気がします。

今年はご温情に甘えて過去最高にのんびり過ごしました。近々行う予定の実験の予習とか、論文の執筆を進めたりもしましたが…まぁ殆ど朝から晩まで酔っぱらっていました。こんなこと、人生に1回くらいはあってもいいんじゃないかと思います。


元旦の夕日を撮影してみましたが…。iPhoneのカメラだと私の技術ではうまく撮影できません。


これは1月3日の夕方の西の空です。
冬は空気が澄んでいるためか、太陽が高く昇るような時間になっても遠くの山々まで見えます。冬至を過ぎて、日が少しずつのびてきていることに喜びを感じます。

***
サン=テグジュペリの「人間の土地」(堀口大學訳)、何度目かの読書を終えました。


 たとえ、どんなにそれが小さかろうと、ぼくらが、自分たちの役割を認識したとき、はじめてぼくらは、幸福になりうる、そのときはじめて、ぼくらは平和に生き、平和に死ぬことができる、なぜかというに、生命に意味を与えるものは、また死にも意味を与えるはずだから。- p224 より


この本、読む度に少しずつ身体化してきましたが、まだ消化不良です。あと数回読めばマイ殿堂入りするはずです。何故そこまでこだわっているのかよく分かりませんが。
2014年は「カラマーゾフの兄弟」を読了したいと思います。他には、年が明けてから購入した30冊ほどの本。2013年に購入していながら読めなかった数十冊の本。全て読みつくしたい。

***
そういえば新年になってStone Sourの「House of Gold & Bones Part 1」(2012年発表)を初めて聴きました。レンタルです。


ジャケットはデスメタルみたいですが、美歌メロ満載の聴きやすい純然としたハードロックアルバムです。


このバラード「Taciturn」がとてもよいです。シンプルな作りですが、何と言ってもコリー・テイラーの歌が上手いです。新年早々いい曲に出会えました。

ということで、新年になっても特に新しい試みをしないままにこのブログも続きます。学位がとれようがとれまいが、学生生活は来年の3月で終わりです。そして今年、また何か私の人生にとって新しい決断をするはずです。

今年もどうぞよろしくお願いします。

2013年12月31日火曜日

(本) 自分の仕事をつくる、ということ



 仕事を通じて、自分を証明する必要はない。というか、それはしてはいけないことだ。
 最大の敵は、常に自意識である。個性的であろうとするよりも、ただ無我夢中でやるほうが、結果として個性的な仕事が生まれる。
 仕事とは自分を誇示する手段ではなく、自分と他人に対するギフト(贈与)であり、それが結果としてお互いを満たす。これは理想論だろうか。
 贈り物は難しい。押しつけでは意味がないし、足下をみるなんてもってのほかだ。その人が欲しているけれど誰にも明かさずにいる、あるいは本人自身もまだ気づいていない何かを、「これ?」といって差し出すことが出来たら、それは最高のギフトになる。p. 274

理想論ではなく、この文章は、そのまま真実をあらわしていると、今の私には思えます。

***
今年最後の音楽。ドイツのハードロックバンド、Fair Warningのセカンド・アルバム「Rainmaker」(1995年)収録の「Burning Heart」を貼っておきます。歌も絶品ですが、2:27-のギターソロは今聴いても色褪せてないですね。


'Cause baby, I know? we must make a move
This world's running out of time
There's a force that keeps pushing me on
I can feel it inside?

This burning heart? sets my soul on fire
And the power of hope is rising up through my veins
This burning heart? drives my souls desire


***
2014年も、このコンフォートゾーンから少しでも踏み出して、今は想像できない世界に行けますよう。
自分が無我夢中でできることに出会えれば、それは最高の幸せだと思いますが、出会えないとしても、無我夢中で毎日を生きられれば、それもまた最高の幸せだと思います。まぁ衣食住足るだけで儲けものです。他は全ておまけです。

今年も大変お世話になりました。皆さんにとってもよい新年になりますよう。

2013年12月23日月曜日

(音) 2013年に出会った音楽のまとめ

2013年、あと8日ありますが、取り敢えず2013年の音楽の総括をしてみたいと思います。

***
そう、私はずっと酔っていました。

ポリーニ氏が演奏する「ブラームスのピアノ協奏曲第1番の第2楽章」に、
ギュンター・ヴァント指揮の「ブラームスの交響曲第3番の第3楽章」に、
カルロス・クライバー指揮の「ブラームスの交響曲第4番の第1楽章」に。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮の「マーラーの交響曲第9番第4楽章」に。
ももいろクローバーZの「DNA狂詩曲」に、「Z女戦争」に、「上球物語-carpe diem-」に。
私立恵比寿中学の「大人はわかってくれない」に、「頑張ってる途中」に。
Kalafinaの「Red Moon」に。
Museの「Uprising」に。
B'zの「drive to MY WORLD」に。
The Beatlesの「Girl」に。
MASCHERAの「乱夢」に。
Mr. Childrenの「タガタメ」に、「僕らの音」に。
Therionの「La Maritza」に。
荒井由実の「埠頭を渡る風」に。
山口百恵の「I came from 横須賀」に。
Orphaned Landの「Brother」に。
Keith Jarrettのアルバム「The Melody at Night, With You」に。

そしてライブで聴いた
渋谷でのKamelotの「Prodigal sin」に。
幕張でのBlack Sabbathの「War pigs」に、「N.I.B.」に。
埼玉スーパーアリーナでのCarcassの「1985」に、「Heartwork」に。
埼玉スーパーアリーナでのBABYMETALの「紅月」に。
東京ドームでのBon Joviの「Livin' on a Prayer」に、「Bad Medicine」に。
初台でのエレーヌ・グリモー氏の演奏する「ブラームスのピアノ協奏曲第1番の第3楽章」に。
マリンメッセ福岡でのももいろクローバーZの「猛烈宇宙交響曲•第七楽章「無限の愛」」に、「Z女戦争」に。


これらの音楽に今年新しく陶酔することができたのは、沢山の方々の導きのお陰です。これらの音に全く触れずに今年1年を楽しく生きてきた人がいることを、私はよく知っています。というか99.5%以上の人がそうでしょう。

しかし私にとっては、これらの音楽に、今年新しく~昔1度聴いたものでもその魅力を再発見したというものも含めて~出会えたことは、この人生においては矢張り奇跡のようなことだと思わずにはいられません。
自分の人生において最も悲喜交々の凝縮されたこの年においては。

音楽のない人生は私には考えられません。
また来年、新しい発見を、喜びを、音楽にも見出せますように。

2013年12月20日金曜日

(音) 東京ドームの心室細動

相変わらず実験したり麻酔したり本を読んだり音楽を聴いたり映画を見たり電車に乗ったり走ったり歩いたり…素晴らしき人たちとご飯を食べたりお酒を飲んだりの日々が続いていて、感謝する毎日です。


***


遥か昔のことのようですが、先日、東京ドームのBon Joviのライブに行って参りました。


以下はそのセットリスト。私は10曲目のKeep the Faithから参加出来ました。この日は夕方に緊急手術の麻酔を担当させていただいたため、ライブの最初からは参加できませんでした。思い返してみると、最初から参加できなかったライブは、今回が初めてだったかもしれません。

1、That's What The Water Made Me
2、You Give Love A Bad Name
3、Raise Your Hands
4、Lost Highway
5、Whole Lot Of Leavin'
6、It's My Life
7、Because We Can
8、What About Now
9、We Got It Goin' On
10、Keep the Faith
11、(You Want to) Make A Memory
12、Captain Crash & The Beauty Queen From Mars
13、Born To Be My Baby
14、We Weren't Born To Follow
15、Who Says You Can't Go Home
16、I'll Sleep When I'm Dead
(Rockin' All Over the World)
(Start Me Up)
(Great Balls Of Fire)
(You Shook Me All Night Long)
17、Bad Medicine
(Shout)

18、In These Arms
19、Have A Nice Day
20、Wanted Dead Or Alive
21、Livin' On A Prayer

Bon Joviの中でfavoriteの「It's my life」を聴けなかったのは痛恨ですが、encore最後の「Livin' on a Prayer」では号泣してしまいました。それだけでも参加した甲斐がある素晴らしいショーでした。流石に今回で日本公演100回目、というだけのことはあります。というか、そんな記録、ちょっとやそっとのことでは達成できません。

ということで「It's my life」を貼っておきます。


Like Frankie said
I did it my way
I just wanna live while I'm alive
It's my life

歌詞が人生賛歌です。

***

それはそうと、東京は今日も雨降りでした。


「東京」、「雨降り」という2つの単語で真っ先に連想されるものといえば桑田佳祐氏の「東京」(2002年6月26日発売)です。
先日、友人との会話の中で「ふっ」とこの歌のことが出てきました。私自身、その会話の少し前に、この曲がとても懐かしくなっていたのでiPod classicに取り込んでいたばかりでしたので、吃驚しました。

ということで貼っておきます。ショートバージョンですが。


「東京」の歌詞にこうあります。

幸せと知りながら 心にさす傘は無い

「傘はない」といえば思い出すのは井上陽水氏の「傘がない」です。1992年のコンサート時の動画を貼っておきます。


つめたい雨が今日は心に浸みる
君の事以外は考えられなくなる
それはいい事だろう?

渡り廊下走り隊7の名曲「希望山脈」も貼っておきます。


生きてゆくことは
山を越えること
次から次へと
山々は続く

(中略)

落ち込んでいても
始まらないよ
正面向いたら
運も開けてくるさ

(中略)

立ち止まったら
道が終わるだけ
もう少し頑張れば
頂上
近づいてくる

***

人生、前進あるのみです。もうすぐ2014年です。

2013年11月5日火曜日

(旅) 秋の小トリップ其の五の3 (香川県の小豆島と高松市)

Welcome to the Hotel California
Such a lovely place (Such a lovely place)
Such a lovely face
Plenty of room at the Hotel California
Any time of year (Any time of year)
You can find it here

というEaglesの「Hotel California」の歌詞が、宿泊している最中ではなく、チェックアウトして暫く経ってから、止めどなく私の頭の中でリフレインするような、そんな小豆島でのホテルでの一夜の後、前夜25時ころまで降っていた筈の雨が全く降っておらず、それどころか、一夜、雨風凌ぎのためにお借りした部屋の窓から、朝、目が覚めた時に、燦々と太陽の光が降り注いでいることを発見したので、太陽に少しでも近いところに行ってみよう…と思って、朝の9時過ぎに寒霞渓(かんかけい)に向かいました。

「かんかけい」という場所があること自体、今回、小豆島に上陸する直前くらいに知ったのですが、日本三大渓谷の1つ、ということもあり、観光客よろしく行って参りました。


山頂には車でも簡単に行けたのですが、ロープウェイからしか見られない景色もあろう…と思ってロープウェイで山頂に向かいました。


ここでも紅葉していたではありませんか。




逆光だったので、自分の目で見た景色を、私の撮影技術ではまだあまり再現できないのですが、そんなこともあったなぁ、という未来の自分への期待の意味も込めて、ここに置いておきます。


木漏れ日が…。


そして、足元に目をやると、もみじの絨毯です。


これはロープウェイから撮影した1枚。

***
下の2枚は確か、1度山頂からロープウェイで下山した後に、再度、レンタカーで寒霞渓の上に登る最中に立ち寄った、四望頂展望台から見えた景色です。この時もまだ逆光でした。






上の1枚は、寒霞渓の山頂にあるロープウェイ駅のあたりを撮影したものです。確かに奇勝です。


小豆島ですから、オリーブにも沢山出会いました。


これはヤノベケンジ氏の作品です。坂手港のフェリー乗り場の近くに展示されていたので見ることが出来ました。

***
小豆島へ来るときのフェリーでは雨が降っていたので、空の下に出ることができませんでしたが、復路のフェリーでは、信じられないくらいに快晴でした。


逆光で、風も強くて、それでも高松港へ向かっている、そのフェリーの最上階で、今の自分が忘れてもいいようにと、カメラで写真を適当に撮っている時に、ヘッドフォンから久しぶりにこの曲が流れてきました。iPod classicには、本当にたくさんの曲が入るので、今入れている10000曲ちょっとの全曲をシャッフル再生にしていると、なかなか帰ってきてくれない曲があるのでした。

スウェーデンのバンド、Pain of Salvationの「1979」という曲です。リンク切れになってしまうかもしれませんが貼っておきます。因みにこの曲はアルバム「Road Salt Two」に収録されています。




この曲のイントロで奏でられているピアノの音ほどには、この時の自分はメランコリックな気分ではなかったのですが、この曲の良さを改めてフェリーの上で感じることが出来ました。今後、「1979」を聴くたびに、小豆島や、フェリーで感じた風を、思い出してしまいそうです。


ひとり旅なんだから、もう少しくらいゆっくりしてもよかったような気がしますが、貧乏性なので、自分が知らないことや体験していないことを1つでも多く吸収しないと気がすまないようです。

今日の朝、大学のカンファランスで勉強したNEJMの論文もそうです。NEJMの10月31日号にある大御所 JL Vincent氏による「Circulatory Shock」のreview articleも、これから読んで勉強しようと思います。

***
沢山の人に支えられて、そして支えられていることを改めてしっかりと噛みしめる僥倖に恵まれて、人生3回目の四国旅行を終えることが出来ました。みなさんに感謝しつつ、この旅の記録は、取り敢えず終了。後はまだ書けていないこれまでの旅行記の続きを書いたりしていきますので、お暇がある方はお付き合いください。
これからもよろしくお願い致します。

2013年10月25日金曜日

(音) 10月の音〜MozartからBABYMETALまで

ヒュー・ジャックマンが主演の、9月13日から公開されていた映画「ウルヴァリン:SAMURAI」の導入部で、ラジオから音楽が流れてくる場面があります。どこかで聴いた音楽でした。思い出すのに時間がかかると思っていたら意外にも20秒くらいで思い出せました。モーツァルトのレクイエムの「Rex Tremendae」でした。カール・ベーム(Karl Böhm)指揮の音源がありましたので貼っておきます(iPhoneやiPadなどではYoutubeの動画のリンクが見られないかもしれません)。


映画の中で、自分が好きな音が不意打ちのように流れてくると嬉しくなります。今回の嬉しさはジム・キャリーが主演の映画「イエス・マン」のイントロで、Journeyの「Separate Ways」が聞こえてきた時と同じくらいでした。

Journeyの「Separate Ways」
流石に古臭い映像ですが、音楽は素晴らしい。



そういえば宮島の宿で、John Coltraneの「A Love Supreme」のCDと出会ったのでした。

John ColtraneのA Love Supremeの#1収録の「Acknowledgement」


このアルバム、何度も聞いていたのですが、うーん、という感じであまりその良さがわからなかったのですが、旅先で聴くと、少し別のもののように、少しよいもののように感じられました。


丁度、このような厳島神社の夜景を見た後に聴いた後だったからなのか…。まぁよく分かりませんが、この先、このアルバムを聴くたびに、私は夜の宮島を思い出してしまいます。それはDream Theaterの「Sacrificed Sons」を聴くたびに、2011年のASA(American Society of Anesthesiologists)で訪れたシカゴの街を何故か思い出してしまうのと同じようなものです。
そういう「〜〜を聴くと〜〜を思い出す」みたいな感覚って、皆さんにあるんでしょうか。

Dream Theaterの「Sacrificed Sons」
6分20秒過ぎくらいからじわじわじわじわきて、最後まで緊張が途切れないのです。


と、最近聞いた音楽をつらつらと思い出しましたが、今月、最も衝撃を受けたのはラウドパークday2でみたBABYMETALです。


私はこの日のライブ、Metal Clone XとBreaking Arrowsを除く9バンド(King Diamondは来なかったからね…)のステージを、鼻水ずるずるさせながらさいたまスーパーアリーナで計9時間ほど聴いていたのですが、BABYMETALが1番盛り上がってたんじゃないかと思います。少なくとも、(私を含めて)BABYMETALを聴いたことないであろう人たちに1番ヘッドバンキングさせていたのは彼女たちのライブだったと思います。あーあ、イングヴェイがオオトリやるより、彼女たちにしてもらったほうがゼッタイ盛り上がったと思います。名曲「Far Beyond the Sun」が生で聴けたのはよかったんだけどなぁ…。

Yngwie Malmsteenの「Far Beyond the Sun」(動画の2分55秒〜)
この動画は日本フィルハーモニー交響楽団と共演した時の音です。



そしてBABYMETALの「イジメ、ダメ、ゼッタイ」
こんなの、本当、よく思いつくよなぁ。


2013年8月19日月曜日

(音) (映) ブラームスとブラッド・ピットとZとMuseな夏の日

8月も半分過ぎました。空は相変わらず青いのですが、外を歩くとそこら中に蝉の死骸を見つけてしまいます。1週間前にはそんなことはなかった気がしますので、時間は同じ早さで前に進み続けているようです。


1週間が終わり、そして始まりました。今日までのこの1週間は、私個人にとって8月最大の山場でしたが、何とか乗り越えることができたような気がします。時間に換算すると、ルーチン化した技術や知識による活動が90%、新しいチャレンジによるものが10%程度の1週間でしたが、後者の10%を経験させていただけたお陰で、自分にとってどんな課題があるのか、少し見ることができました。機会を与えてくださった皆さんに感謝したいと思います。

***
映画館に行きました。数年ごとに映画に対する愛が戻ってくるようですので、その流れに任せて足を運んでみました。

映画が始まると、どこかで聴いたようなBGMが流れてきました。

イギリスの超有名なロックバンド「Muse」(ミューズ)の現時点での最新アルバムに収録されている「The 2nd Law: Isolated System」でした。

「アルバム制作中に、僕は『ワールド・ウォー Z』の本を読んでいたんだ。だから、ある意味理想的だよ。当時は映画について何も知らなかった。ただ、人から素晴らしい本だと言われて読んでいたんだ」と彼(注:マシュー・ベラミー)はMTV Newsに伝えた。(MTVJAPAN.COMより引用)

ということのようですし、それを知らずにブラッド・ピットが彼らの曲をサウンドトラックに起用したいと思ってのことのようでした。


今日見た映画のタイトルは「ワールド・ウォーZ」(World War Z, アメリカ, 2013年)です。この映画の監督はマーク・フォースターという方で、ダニエル・クレイグの「007 慰めの報酬」(2008年)やジョニー・デップの「ネバーランド」(2004年)といった作品の監督でもあります。

僕は「Z」が何を意味するのかよく分からず劇場に足を運んだのですが、Zombie、すなわちundeadのZだったのでした。究極の世界大戦、という意味で「Z」なのかと思いましたが、そうではなくて、ヒト対ゾンビ、即ち「living V.S. living dead」だったという訳です。
なるほど、ブラッド・ピットほどの男が主演する映画で、「World War Zombie」とわざわざタイトル付け直す訳にいかないですものね。そもそもこの映画の原作自体(World War Z: An Oral History of the Zombie War)というタイトルのようですし。

しかし、この映画。ゾンビ映画か、と思うと途端に見る気をなくす方も多いと思いますが、最初から最後の数分手前まで、全く息をつかせないテンションですよ。前回ご紹介した「アイアン・フィスト」とはまるで次元が違う映画です。映画自体を「単なる暇つぶしでしょ?」と言われる方にとっては全く同じ次元の映画なんですが、好きな映画嫌いな映画などをお持ちの方にとっては、違う次元の映画になると思います。

頭部を撃ったり破壊すると活動を停止する設定自体は、この何十年かのゾンビ映画の伝統に則っていますが、ゾンビに噛まれたヒトがゾンビ化するまで10数秒と極めて早いこと、そしてゾンビになった後の運動能力が極めて高い(つまり異常な速さで走る)こと、などは、これまでのゾンビ映画とやや趣を異にしていると思います。走るゾンビといえば、2005年のゾンビ映画「ドーン・オブ・ザ・デッド」や昔の「バタリアン」などが思い出されますが、それらの映画のようなコミカルさが、この映画にはまるで感じられませんでした。

それにしてもブラッド・ピットがゾンビ映画の主演、プロデュースをする日が来るなんて、想像していませんでした。確かに彼は1994年の映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」で吸血鬼になったこともありますし、翌年1995年の「12モンキーズ」ではウイルス学者の息子である精神疾患的なジェフリー・ゴインズ役を演じたこともありましたから、ゾンビと戦う日が来ても不思議ではなかったのかもしれません。

この映画はあとでもう一度見直したいと思いますが、手垢にまみれたゾンビ映画の新たな地平線の一部を作った作品かもしれない―そんな嬉しい驚きを与えてもらった一作になりました。まともなスプラッタシーンが殆ど無いにもかかわらず怖い映画でした。

***
ブラームスの音楽を聴きに行きました。


曲目は「ピアノ協奏曲第1番」です。1857年。ヨハネス・ブラームスが24−5歳の時に完成させ初演が行われた作品です。まだこの作品に触れたことがない方には、是非とも触れていただきたいのですが(と言っても私自身、この1、2ヶ月前から聴き始めたばかりです)、楽曲自体に孤高の輝きが宿っていることは勿論ですが、下の本を読むと、この曲の作られた背景に言葉を失いそうになります。


少し長いですが引用させていただきますと、


 1856年7月29日、ドイツ・ロマン派の巨匠ロバート・シューマンは、七人の幼児を最愛の妻クララに残して47歳の生涯を終わった。クララは36歳、長女マリエは14歳、末子フェリックスはわずかに2歳であった。
 31日の葬式はブラームス、ヨアヒム、ヒラーら各地から馳せ集った故人を畏敬する人々の手でしめやかに行われた。クララは「埋葬の音楽が聞こえた。彼の遺骸は埋葬される。しかし私は、はっきりとそれは彼の肉体のみで、霊魂は私とともにあるという確信があった。この時ほど、ひとりで生きうる力を与え給えと、神に熱心に祈ったことはない。私の幸福は彼とともに去った。新しい人生がすでに始まっているのだ」と当日の日記に記しているごとく、涙を拭いて、健気にも悲しみの中から雄々しく立ちあがる決心をしていた。
 ヨハネスはクララの疲労を案じて、心の沈みがちなクララを誘って、姉のエリゼとともに子どもら二人を連れて、スイスに保養の旅にのぼった。美しいスイスの自然も、クララを慰めることはなかったが、ヨハネスのさしのべる献身的な純真な愛情は、クララをいかに力づけたことであろう。10月、ヨハネスが両親のもとに発った日には、「今日ヨハネスが発った。停車場から帰宅した時は、葬式から帰ったような思いがした」とクララは記している。この10月の上旬にブラームスは有名な「ピアノ協奏曲第1番 ニ短調」(第1楽章)を完成している。

恩師の死を間近に経験し、その恩師の子どもたちの面倒や勉強の世話を献身的に行うのと同時期に、この作品―完成から150年以上たった今でも世界各地で演奏されているであろうピアノ協奏曲―が生み出されたのです。


人間の努力には限界がないんでしょうか。

2013年8月11日日曜日

(雑) 灼熱の熱き日は寝るに限る、高村光太郎展他


異常な暑さでしたが、外出できるくらいには体力が回復してきたので、お隣の千葉県は千葉市に行って参りました。

実験を終えた後、行きは東京駅から総武線で千葉駅まで乗り、そこからモノレールに乗り換えて葭川(よしかわ)公園駅で下車。葭川公園駅から千葉市美術館まで徒歩5分…らしいですが、35℃を恐らく超えていたためか病み上がりのせいか、途中セブン・イレブンに避難しつつ歩いて行きました。空腹のまま歩いたせいか、展示を集中して見る前にひと休みふた休み必要でした。


千葉市美術館に何をしに行ったかと申しますと、「彫刻家 高村光太郎展」をみるためでした。親切な友人に教えていただいたので、このような機会を得ることができました。本当に感謝です。千葉の後は岡山と愛知の美術館で開催されるようです。


高村光太郎については詩人というイメージしかなかったので、彼の彫刻については、つい数週間前まで何も知りませんでした。後の知識といえば奥様の高村智恵子が精神分裂病だったということ。精神分裂病は2002年(平成14年)に統合失調症へ名称が変わりましたが、智恵子氏が本当に今でいうところの統合失調症だったのか、私には分かりません。

美術品の展覧会は、まだ数えられるほどしか行ったことがありません。ですが、背景を知っているのと知っていないとで鑑賞するのは、そのどちらにも別々の楽しみがあると思います。今回は前者をトライしてみようと思って、本をいくつか読んでから展覧会に行ってみました。

ということで展覧会に行く前に読んだのは以下の3冊。

1. 高村光太郎 書の深淵、北川太一著 高村規写真、二玄社
2. 高村光太郎 美に生きる、高村光太郎作品詩文、北川太一編/高村規撮影、二玄社
3. 高村光太郎詩集、高村光太郎作、岩波文庫

高村光太郎は偉大な父、光雲の子に生まれています。光太郎氏73歳の文章にこう書き記されています。

自分にとって何よりも確かなことは、私が内面から彫刻家的素質に貫かれているということである。・・・・・・人の顔を見ても、木の枝一本を見ても、思索上の観念構成の組立を見てもそうである。 自伝(昭和30年) 上記1のp190より引用

その氏が作った「光雲の首」(明治44年、29歳)の堂々たること。木で彫った「蝉」3作品(大正13年、42歳他)の生きているか如くに精緻で繊細なこと、「柘榴」(ざくろ、大正13年、42歳)の香り立たんがごとく瑞々しいこと。

そして、智恵子氏の紙絵の1つ1つが愛にあふれていたこと。

「人の首」の中で、高村光太郎はこのように書いています。

人間の首には先天の美と、後天の美がある。この二つが分ち難くまじり合って大きな調和を成している。先天の美は言う迄もないが後天の美に私は強い牽引を感ずる。閲歴が造る人間の美である。私が老人を特別に好むのはこの故もある。写真は人間の先天の美のみを写して後天の美を能く捉えない。だから写真では赤坊だけがよく写る。後天の美を本当に認め得るのは活きた眼だけである。

氏が意図するところかどうか分かりませんが、展覧会で見た人間の彫刻の眼ひとつひとつ。
そのどれにも確かに生命が宿っていることを感じることが出来ました。彫刻を、こんなに時間をかけてありとあらゆる方向から眺めたのは、私の人生では今回が初めてでした。

一心同体と言っても過言ではない妻に先立たれ、戦争の空襲によって自分が魂を込めて作った作品の殆どが焼け、アトリエが焼け、その後疎開した岩手にいた7年間何一つ彫ることが出来ず。
それらの出来事が、新しいものを創造するアーティストにとってどれ程の苦痛なのか、私には想像すら出来ませんが、魂を込めて作った作品に触れることが出来たので、その幸せに感謝したいと思います。

帰りは千葉みなと駅から京葉線に乗って東京駅に帰って来ました。千葉みなと駅からは遠くに海が見えました。風も幾分涼しく感じられました。潮の香りはちょっと分かりませんでしたが。


昼間の熱気が全く冷めていない中、外に出ました。
東京駅の丸の内口を見上げるとこの景色に出会えました。これまでこの景色は何度か眼にしていた筈ですが、今回の景色で、また新しい発見がありました。何が新しいのかを文字にするのは今の私には難しいのですが。

***
このブログは趣味以上でも以下でもないものなので、そろそろ潮どきかな…と思っていたのですが、ありがたいことに続けてもよいという許可? を得ることができました。ですので、もう少し続けてみます。

ということでもうしばらくお付き合いください。

***
有名な曲ですが、久しぶりに聴くと矢張り名曲バラードでした。ということで今日はBon Joviの「These Days」です。昔、友人がカラオケでこの曲を歌ってくれたことを、昨日のことのように思い出します。



2013年1月19日土曜日

(音) Muse - live at Saitama Super Arena

これは1/12(土) のライブの記録です。
セットリストはこちらから引用させていただきました。
http://www.setlist.fm/setlist/muse/2013/saitama-super-arena-saitama-japan-3dba9d7.html

赤は自分のお気に入りの曲です。

The 2nd Law: Unsustainable
Supremacy
Interlude
Hysteria
Panic Station

Bliss
Supermassive Black Hole
Animals
Knights of Cydonia(Man with a Harmonica intro)
Monty Jam
Explorers
Sunburn
Time Is Running Out 
Liquid State
Madness
Follow Me 
Undisclosed Desires
Plug In Baby

New Born (Deftones' Headup outro)

Encore: The 2nd Law: Isolated System
Uprising(Extended outro)

Encore 2
Starlight
Survival

ということで全20曲以上、1時間50分弱のショーでした。

ライブで演奏されそうなセットリストを作成してiPod touchに入れ、ライブ1週間前は殆どそればかり聴いていたので「Liquid State」以外は何が演奏されたイントロでほぼ分かりました。「Uprising」もお約束(?)で演奏されたので大満足です。Youtubeで4643万回ダウンロードってちょっと想像出来ませんが。


これで仕事と実験の充電…になったつもりがライブが圧巻の出来だったので放心状態になってしまいました。

***
Facebookに積極的に投稿するようになると、ブログとどう住み分けようかという問題が自分の中に生じてきました。
ブログには大雑把に
・Facebookでつながっている方々にはあまり興味が無いだろう文章を書きたいとき
・Facebookに書いたことをもう少し詳しく書きたいとき
・「いいね!」しにくい文章を書きたいとき
・ちょっと長い文章を書きたいとき
・よい写真を貼りつけられないとき
・Facebookだとちょっとうっとうしいだろう記載をしたいとき
・思考を整理したいとき
・麻酔その他で学んだことを書きたいとき

という感じで、続けていこうかなと思います。

2012年12月23日日曜日

(音) 今年の曲〜アート・ロック、ゴシック・メタル編

前日に引き続きのまとめです。YouTubeの動画はリンク切れになる可能性があるので、ご容赦ください。

曲名/ バンド名/ 収録アルバム名/ 発表年 の順です。

Andante (most dear lady)/ New Trolls/ Concerto Grosso: Live/ 2002
この曲はもう出会って6−7年になるのですが、今日たまたまYouTubeでアップされているのを発見したので、ここに紹介したいと思います。私にとって特別な思い入れがある曲です。


***
あとは今年出会った曲からのチョイスです。

Precious / Paatos / Breathing /2011
1st albumの「Hypnotique」とどちらにしようか迷いましたが、こちらに。


やっぱりHypnotiqueも紹介したいと思います。動画は動きませんが。
Hypnotique / Paatos / Timeloss /2002



WhiteOmega / Moonspell / Omega White/ 2012
「Omega White」は今年1番聞いたアルバムの1つですね。


Forsaker / Katatonia / Night Is The New Day/ 2009
ジャケットほど暗くないですよ。


Planet Hell / Nightwish / Once/ 2004
今頃になってTarja時代のこの曲が好きになりました。映画音楽のようなイントロも好きですが、chorus(サビ)がいいです。今年になってAnette Olzonも脱退しちゃいましたし、今後のバンドの動向が心配です。





2012年12月22日土曜日

(音) 今年の曲〜ロック編


ロックはあまり多く聴きませんでしたが、いくつかいいものに出会ったので、ここに紹介したいと思います。
曲名/バンド名/アルバム名 の順です。

Endless Symphony / Ten / Stormwarning: オーソドックスな作りですけど、この哀愁はたまらないです。


こっちはバラードです。
Jenny's Eyes/ Last Autumn's Dream / A Touch of Heaven


これもバラードですね。スペイン語がいいです。
Asilos Magdalena/ The Mars Volta/ Amputechture

ギタリストのSteve Harrisは昨年10月に脳腫瘍で他界してしまいましたが、この曲をはじめ、本作は良質なメロディの宝庫です。
Live For Me / Shy / Shy

この曲はQueenみたいなコーラスがいいです。来月の来日が楽しみなバンド。
Knights Of Cydonia / Muse / Black Holes And Revelations