7. Quantum Enigma / Epica (2014年、オランダ)
前々作収録のバラード「Tides of Time」を聴いて以来のこのバンドのファンですが、今作はsymphonic female vocal metal bandとしての成長が心地よく感じられた会心作でした。何度もリピートさせてもらいました。本作の中でもお気に入りの4曲目「Victims Of Contingency」を貼っておきます。ヴォーカルはデス声で始まりますが、サビのコーラス、いいですね。
Follow the storm, I've got to get out of here...
Follow the storm as you take to the sky...
Follow the storm now it's all so crystal clear,
Follow the storm as the storm begins to rise...
#1で始まり#13で終わる…其の流れ、あぁいいなぁ。#5は1番オーセンティックなX JAPANがXだった頃のスピードメタル的なサウンドだけど、こういう神曲を#5のような場所におけるのはとっても贅沢。そういえばこのアルバムにはバラッドがない。いらない。でもバラッドっぽい#11が1番の良曲。ゴシックテイストがたまらなくツボ。ランニングタイムが3分台と短いのが残念。今後は10分位のプログレッシブな曲にも是非挑戦してもらいたいところ。
勿論 #8が、#10が、#9のような曲がライブで超盛り上がるだろうことは容易に想像できるけど。#9の、ところどころが、ももクロのセカンド・アルバム収録の「Birth O Birth」っぽくて面白い。#11「ヘドバンギャー!!」のギターがブラックメタルっぽかったり#10のイントロがデスメタルっぽかったりしてて、懐の深さをアルバムのあちこちで感じてしまいます。
うーん、世界制覇してほしいなぁ。
01.BABYMETAL DEATH 02.メギツネ
03.ギミチョコ!! 04.いいね! 05.紅月-アカツキ- 06.ド・キ・ド・キ☆モーニング
07.おねだり大作戦
08.4の歌 09.ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト 10.Catch me if you can 11.悪夢の輪舞曲 12.ヘドバンギャー!! 13.イジメ、ダメ、ゼッタイ
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という前ふりをさせていただいて、参加してまいりました。小雨降る中ひらかれたBABYMETAL初の単独公演 in 日本武道館のday1(赤い夜 天下一メタル武道会)。
シンフォニックメタル、ゴシックメタルというと、もう色んなスタイルが提示されてしまっていて、音楽的な新しい可能性が非常に限られてしまっていると思っていたし、私の中ではWTというバンドが作り出す音楽自体、前前作の「The Heart of Everything」で1つの頂点に到達してしまったと思っていたし、それによる方向転換?の前作「The Unforgiving」でのシンフォニック色の減退そしてロックへの曖昧な接近をかいま見てうーん微妙かも…と本作には、大した期待をしていなかったのですが(IronとA Demon's fateの2曲は未だによく聴きますが)、これはいい作品です。
1. Let Us Burn 2. Dangerous (feat. Howard Jones) 3. And We Run (feat. Xzibit) 4. Paradise (What About Us?) (feat. Tarja)
5. Edge Of The World
6. Silver Moonlight
7. Covered By Roses
8. Dog Days 9. Tell Me Why
10. Whole World Is Watching (feat. Dave Pirner)
ポリーニ氏が演奏する「ブラームスのピアノ協奏曲第1番の第2楽章」に、 ギュンター・ヴァント指揮の「ブラームスの交響曲第3番の第3楽章」に、 カルロス・クライバー指揮の「ブラームスの交響曲第4番の第1楽章」に。 ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮の「マーラーの交響曲第9番第4楽章」に。 ももいろクローバーZの「DNA狂詩曲」に、「Z女戦争」に、「上球物語-carpe diem-」に。 私立恵比寿中学の「大人はわかってくれない」に、「頑張ってる途中」に。 Kalafinaの「Red Moon」に。 Museの「Uprising」に。 B'zの「drive to MY WORLD」に。 The Beatlesの「Girl」に。 MASCHERAの「乱夢」に。 Mr. Childrenの「タガタメ」に、「僕らの音」に。 Therionの「La Maritza」に。 荒井由実の「埠頭を渡る風」に。 山口百恵の「I came from 横須賀」に。 Orphaned Landの「Brother」に。 Keith Jarrettのアルバム「The Melody at Night, With You」に。
そしてライブで聴いた 渋谷でのKamelotの「Prodigal sin」に。 幕張でのBlack Sabbathの「War pigs」に、「N.I.B.」に。 埼玉スーパーアリーナでのCarcassの「1985」に、「Heartwork」に。 埼玉スーパーアリーナでのBABYMETALの「紅月」に。 東京ドームでのBon Joviの「Livin' on a Prayer」に、「Bad Medicine」に。 初台でのエレーヌ・グリモー氏の演奏する「ブラームスのピアノ協奏曲第1番の第3楽章」に。 マリンメッセ福岡でのももいろクローバーZの「猛烈宇宙交響曲•第七楽章「無限の愛」」に、「Z女戦争」に。
丁度、このような厳島神社の夜景を見た後に聴いた後だったからなのか…。まぁよく分かりませんが、この先、このアルバムを聴くたびに、私は夜の宮島を思い出してしまいます。それはDream Theaterの「Sacrificed Sons」を聴くたびに、2011年のASA(American Society of Anesthesiologists)で訪れたシカゴの街を何故か思い出してしまうのと同じようなものです。
そういう「〜〜を聴くと〜〜を思い出す」みたいな感覚って、皆さんにあるんでしょうか。
このバンドの音楽のジャンルはテクニカル・デスメタル、シンフォニックメタルになるようです。本作は「the labyrinth of Knossos (クノッソスの迷路)」をコンセプトとしたアルバムだということです。クノッソス宮殿はクレタ島の昔のお話です。本作の歌詞は、ヴォーカルがデス声なので、余程英語が堪能な方でも耳だけでは殆ど聞き取れないでしょうしクノッソス宮殿の話を全く知らなくても関係ありません。ですが物語を知っていて、歌詞の英語を理解するとより深く楽しめるのかもしれませんね。
2. "Minotaur (Wrath of Poseidon)" 4:47
3. "Elegy" 4:18
4. "Towards the Sun" 5:42
5. "Warpledge" 4:32
6. "Pathfinder" 5:12
7. "The Fall of Asterion" 4:39
8. "Prologue" 1:07
9. "Epilogue" 5:44
10. "Under Black Sails" 7:26
11. "Labyrinth" 4:25
Total length: 53:58
Ne Obliviscarisも今月には初来日するし、このバンドもそろそろ来日してもいいと思うんですが、いつなんでしょう???本当はデスメタルやシンフォニックメタルのファン以外にも気に入られるような音楽性の片鱗でも見られはしないかと、本作にちょっぴり期待したのですが、まぁ次作以降に期待させていただきます。この調子で進化し続ければ6枚目くらいのフル・アルバムで一皮向ける気がします。頑張れ、Fleshgod Apocalypse。
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先日、アイアン・フィスト (The Man With The Iron Fists 、2012年、米・香港合作)を見ました。ブログに映画の記録をするのは久しぶりな気がします。この映画でいいのかわかりませんが、見てしまったのですからどうしようもありません。映画館で映画を見たのは「レ・ミゼラブル」以来。7ヶ月ぶりに映画館で映画を見ました。なんでも8月3日が公開初日だったらしいです。
これは凄いですよ。「Kill Bill vol.1」や「Death Proof」(デス・プルーフ in グラインドハウス)に、ジャッキー・チェンの「酔拳2」を混ぜたようなテンションです。これらの映画が好きな人は本作も多分好きだと思いますが、生理的に受け付けない人も多いのではないかと思います。まぁR-15指定ですし、劇中、腕や頸は刃物で切断されますし、血はピューピュー飛びますし、遊女は沢山出てきますし…その辺が許容出来る、懐の深い方であれば見るといいような気がします。いずれにせよ批評する対象として見る作品ではなく、ビール飲みながら見るくらいがちょうどいいレベルでしょう。
Thomas Zwijsenのアコースティックギターによるアイアン・メイデンのカヴァー・アルバムも、並大抵なものではないでしょう。
イスラエルのバンド、Orphaned Landの待ちに待った新作はいい意味でマンネリしていて安心しました。アルバム収録曲からOfficial videoとして公開されている「Brothers」を貼り付けておきます。
<よく聞いた8作品>
Colors / Between The Buried And Me / 2007
Covers / BENI / 2012
Babel / Mumfold & Sons / 2012
Nylon Maiden / Thomas Zwijsen / 2013
Neverworld's End / Xandria / 2012
5th dimension / ももいろクローバーZ / 2013
Les Fleurs Du Mal / Therion / 2012
All is one / Orphaned Land / 2013
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先日、久しぶりに「モリー先生との火曜日」を読みました。
"the culture doesn't encourage you to think about such things until you're about to die. We're so wrapped up with egotistical things, career, family, having enough money, meeting the mortgage, getting a new car, fixing the radiator when it breaks - we're involved in trillions of little acts just to keep going. So we don't get into the habit of standing back and looking at our lives and saying, Is this all? Is this all I want? Is something missing? "
He paused.
"You need someone to probe you in that direction. It won't just happen automatically."
I knew what he was saying. We all need teachers in our lives.
#1のイントロを聴いたとき、違うアルバムを聴いているのかと思いました。シンフォニックメタルのイントロのようです。
メタルを主食とする僕は#1で「Carmina Burana」と「O Fortuna」が立て続けに流れる荘厳なイントロに触れると、Pretty Maidsのファーストアルバム「Red Hot and Heavy」(1984年)とデスメタルバンドVital Remainsの「Dechristianize」(2003年)の#1「Let the killing begin」のイントロを否が応でも思い出します。
・・・とはいうものの日当直明けに研究室で実験してから向かったので、前半出演のNaglfarやHibriaやDragonforceなんかの演奏時間には間に合わず、カナダのモントリオール出身extreme death metalバンドのCryptopsy(クリプトプシー)の演奏途中から、という中途半端な参加でした。
Dragonforceは新譜も聞いてないし、かなり前に興味を失っていたのですが、大分人気があるバンドなので、どんなものなのか見てみたかった気もします。この曲「Through the Fire and Flames」なんか5000万回以上再生されていますよ。信じがたい。
会場のさいたまスーパーアリーナにはUltimate stage、Big Rock stage、Extreme stageと3つのステージがあったのですが、お目当てのCryptopsyはデスメタルですのでExtreme stageでのプレイ。ですがそのExtreme stageが何処にあるのか全くわかりません。会場入ってすぐのInformationコーナーにいる若いおにーちゃんに尋ねました。親切に教えてくれましたが、周りの騒音とあいまって、どこに行ったらいいのかよくわかりません。まぁいいやと、おにーちゃんが指差した方向に向かってふらふら歩いていくと辿り着けました。
Dir en Grey。15年前は初期の黒夢のコピーバンドみたいな音楽やっていたのに・・・色々な音楽を消化して今のスタイルになるまで、どれ位の道のりだったのでしょう。時が経つのは本当に早い。もっともっと大きなメタルバンドになってLOUD PARKのおおとりなんかやってもらいたいです。
で、途中からUltimate stageのIn Flames。椅子に座って参加。Ultimate stageとBig Rock stageは横並びになっていて、同じ空間にありました。なんだ、Extreme stageだけ隔離されてたんじゃん。
In Flames。
遥か彼方のステージにバンドが見えます。スクリーンに映し出されるAnders Fridenの圧倒的な存在感。うむ、かっこよし。そしてとっても音がいい。遠くから聴いてるせい?
すぐに思い出せない曲も色々ありましたが、「Bullet Ride」と「Embody the Invisible」が途中で立て続けに演奏された時には、流石にうるうるしてしまいました。この2曲は日本のファン向け?でしょうか。彼らの故郷である欧州でもプレイされてるんでしょうか。そういえばセットリストの最後の方に「Take This Life」演奏してました。この動画も1000万回以上視聴されてるんですか。確かにライブだと映えましたね。
そしてその後はHelloweenです。アルバム「The Dark Ride」発表後の来日の際に、一度だけ渋谷でのライブに行ったことがありましたが、あれから既に10年以上経っています。あの頃はまだローランド・グラポウとウリ・カッシュがバンドにいたのですが。
今回のライブ自体は記憶の中の渋谷でのものより、何十倍も楽しめました。
セットリスト
・Are you Metal ?
・Eagle Fly Free
・Where the Sinners Go
・Power
・If I could Fly
・来年出るアルバムの新曲
・Drums solo
・I'm Alive
・Steel Tormentor
・Future World
・I Want Out
-encore-
・Dr. Stein
新曲以外全て分かったので楽しめましたが、何なんでしょう、このセットリストは。今思い出しても腹立たしいです。
バンド黎明期からのファンなら喜ぶのでしょうけど、ドラムソロを除く11曲の内、5曲がむかーしむかしのキーパーアルバム2部作からです。アンディ・デリス加入後のアルバムにいくらでもいくらでもいくらでもいい曲があるのに、何故マイケル・キスクが歌ってた頃の曲をこんなにやらなくちゃいけないんでしょう。しかも選曲だって…Where the Sinners GoやるならWho is Mr. Madman?でしょ、Future WorldやるならMarch of Timeでしょ、Steel TormentorやるならKings will be Kingsでしょ、Dr. SteinよりMr. Tortureでしょ。
他にも物申したいことはいくらでもあるけれど、Helloween自体、LOUDPARK出演が初めて?だという話ですし、ファンなら誰もが知ってる有名曲ばっかりに徹したのはある意味正解ですね。いくらいい曲だとしても13分超の「The King For A 1000 Yearsとか演ったら絶対興ざめになるだろうし。