3月号、とちょっと前の記事ですが、面白いなぁ。
フリー記事じゃないですが、
Exceptionally Stable Fluorous Emulsions for the Intravenous Delivery of Volatile General Anesthetics. Anesthesiology: March 2012 - Volume 116 - Issue 3 - p 580–585
エディトリアルはフリーです。
Getting Oil and Water to Mix. Anesthesiology: March 2012 - Volume 116 - Issue 3 - p 504–506
・20% (volume/volume) emulsion of sevoflurane with perfluorooctyl bromide, a stabilizing agent, and combinations of linear fluorinated diblock copolymer and a novel dibranched fluorinated diblock copolymer used as a surfactant
という状態で1年以上安定した状態で保てるらしい。
・ラットに静注すると18秒で前肢の立ち直り反射が消失する(≒麻酔が効く?)
上記editorialにも書いてありますが、揮発性麻酔薬みたいなものを静脈投与しようという試みは1世紀以上も昔から行われていたんですね。しかもヒトで、と書いてあります。うーん、すごいなぁ。このまま臨床応用する意味があるのか、はよくわかりませんが、同じ方法論で何かに使えないのかな。
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そういえば今更なのですが、8月12日にこれが開催されるようです。会場はうちの大学です。詳細はここです。
第9回日本集中治療医学会主催リフレッシャーセミナー開催のご案内
まだ受け付けているようです。面白そうなトピックがあったので申し込んでみました。東京近郊で集中治療医学会に入っている方でよろしければ…といっても私はたんなるイチ受講者ですが、過去に参加した何回かが結構面白かったので好きなセミナーです。
7月21-22日の東京麻酔専門医会のリフレッシャーコースは既にいっぱいらしいですね。