こないだ手術麻酔を一緒に担当した初期研修医の先生(Aくん)が、主体性をもって自分で何をしたらいいか考え、そして行動に移しておりました。
どのように書けばこれを読んでくださる方に伝わるかわかりませんが、
・患者さんが手術室に来て手術台の上で仰臥位になる
・その後心電図などのモニターを患者さんにつける(AくんはBISモニターを貼る;私は痛いことは手術室で極力したくないので、完全覚醒下にはBISモニターを貼らないことを是としている。そのため、一緒に麻酔に入る研修医の先生には「これは痛いんだよ」と伝えている。だが、Aくんは私のそういう介入をさせる余地がないほど素早くBISモニターを貼ったのだ)
・自分が麻酔導入用の点滴をとることが当たり前、というようにAくんは点滴をとろうとする。そして実際に取れる。
私の中でなにか変化があったのかもしれませんが、主体性をもって自分でやろうとするのを目の当たりにすると、ただ応援するしか有りません。見守るのも教育か。私も日々教えられている。そんな一日。
麻酔をするときには麻酔をする。
ペインをするときにはペインをする。
発表スライドを作る時には発表スライドを作る。
洗濯物を干すときには洗濯物を干す
本を読むときには本を読む
同時に色々することはあるけれど、常に今やっていることに集中することだね。