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2013年2月7日木曜日

(本) BK and AK ~Before Kindle and After Kindle

「Kindle paperwhite」を購入してから3週間ほどたちました。

それまで電子書籍で本を読んだことがなかったので、iPadも結構手持ち無沙汰になっていました。ちょっと重いし、カバンにはiPhoneとMacBookProが入っているので、荷物多すぎです。
しかし読書ツールとしてiPadを使い始めてみると、実は素晴らしく役に立つ!ということを今更ながら実感しました。

「Le Petit Prince」の英語訳を試しに読んでいたのですが、これがiPad版。

同じページのpaperwhite版。
 

 
iPadのKindleアプリで読んでも、Kindle paperwhiteでも、読むという点では全く変わりないです。しかもiPadで読んでいる途中に中断、続きはpaperwhiteで読むか、というときでもwifi回線に接続されていればデータが連動してiPadで中断していたページに飛んでくれます。
 
何よりも便利なのが、Kindle版さえ出ていれば、どこでもすぐに本が買えてしまうことです。これは本好きにはたまりません。
 
と思って・・・嬉々として毎日読書していますが、まだまだKindle版の書籍が少ないことが残念です。paperwhiteを持ち歩けば、カバンに入れる本が少しは減るかと思いましたが、未だに岩波文庫の古典物とかはKindle版がないし、LiSAも電子版はないし、その他もろもろで持ち運ぶ本の量は3割減ってところでしょうか。Kindleでは洋書が結構充実しているので、洋書のハードカバーを持ち運ばなくてよくなったのがよいところでしょうか。買ったもののハードカバーで絶対持ち運べないよとがっかりしていた「Antifragile」はKindleで買い直してしまいました。わからない英単語を長押ししていると日本語訳が表示されるのも素晴らしいところ。
ということでKindleでは、英語の勉強がてら英語中心に読むようにしてますが、「光文社古典新訳文庫」シリーズももっとKindle化していただきたいです。ドストエフスキーの「罪と罰」とかサン=テグジュペリの「夜間飛行」なら即買いです。
 
とりあえずKindleで読んだ下の本はとても充実していました。内容の正誤判定は私にはよくわかりませんが、情熱・行動力が半端ではありません。もっと自分を成長させたい!前に進みたい!という欲望を刺激する良書だと僕は思いました。
 
 
 

2012年7月27日金曜日

(本) Zen Mind, Beginner's Mind 再び

先日当ブログで取り上げた一冊ですが、色々と、今の自分に染み入る言葉が多かったので、原著で読みなおしています。抽象的な内容だから英語だと全然読めないかも…とAmazon.co.jpから届くまでは思っていたのですが、意外にもすいすい読めます。もしかすると翻訳を先に読んでいたからかもしれませんが。
寝起きのぼんやりした頭に適度な刺激を与えてくれる本です。

色々とここに記しておきたい文章はあるのですが、一部分だけ引用させて頂きます。

***
 Our Soto way puts an emphasis on shikan taza, or "just sitting." Actually we do not have any particular name for our practice; when we practice zazen we just practice it, and whether we find joy in our practice or not, we just do it. Even though we are sleepy, and we are tired of practicing zazen, of repeating the same thing day after day; even so, we continue our practice. Whether or not someone encourages our practice, we just do it. (p57 MISTAKES IN PRACTICEより)

同部の翻訳です。
曹洞宗では、「ただ、ただ座る」という只管打坐(しかんだざ)を大事にします。実際、これはなにか特別な名前ではなく、座るときはただ座る、という意味です。坐禅をするときは、ただ、坐禅をするのです。それに喜びを感じようと感じまいと、ただ座るのです。同じことを、毎日、毎日、繰り返して、眠くなったり疲れたりしても、それでも修行を続けます。また励ましてくれる人が誰もいなくても、ただ、修行をするのです。(翻訳書のp107)
***

もし興味がある方がいらっしゃいましたら、こちらから購入できますのでどうぞ。

Zen Mind, Beginner's Mind

私が注文したときには、こんな紙が栞がわりに挟まってました。

2011年11月21日月曜日

(本) 衝動買い

日本人研究者のための絶対できる英語プレゼンテーション(Philip Hawke, Robert F.Whittier) 

・読みたくなる装丁
・読みたくなるレイアウト、色つかい
・英語だけでなく日本語も書いてある
・コストパフォーマンスがよさそう(よい、か否かは読んだ後でないとわからない)
・「いつか読むかもしれない」ではなく「今必要」

という諸点をクリアしている本は数十秒の立ち読みで購入決定です。
この本は、私にとってまさに全てを満たしていたので久しぶりに嬉しい買い物でした。取り上げられている例が基礎研究領域のものなので、臨床のドクタには、引っかかるものがあるかもしれませんが、それを差し引いても有用な本である予感がします。
研究室の抄読会の次回の自分の担当まで少し間があるので、この本を片手に準備してみたいと思います。それを終えたときには、この本のどこが有用か、もう少し語れることを期待しつつ(そして自分の英語力が少しでも上昇していることも期待しつつ)。

2011年10月17日月曜日

(本) After Dark - Haruki Murakami (2004年)のメモ

原著を読んだ後に英語翻訳版を続けざまに、読んでみました。
"Has your father ever gone to prison?"
She shakes her head. "I don't think so."
"Your mother?"
"I don't think so"
"You're lucky. You should be grateful that's never been a part of your life." Takahashi smiles. "I don't suppose you know that."
"Never thought about it."
"Most people don't. I do." (p.146)

"Well, finally, once you become an orphan, you're an orphan till the day you die. I keep having the same dream. I'm seven years old and an orphan again. All alone, with no adults around to take care of me. It's evening, and the light is fading, and night is pressing in. It's always the same. In the dream I always go back to being seven years old. Software like that you can't exchange once it's contaminated."(p.148)

"Let me tell you something, Mari. The ground we stand on looks solid enough, but if something happens it can drop right out from under you. And once that happens, you've had it: things'll never be the same. All you can do is go on living alone down there in the darkness."
Korogi stops to think again about what she had just said and, as if in self-criticism, gently shakes her head. (p.158)

今自分がいる、この場所は、矢張りとても脆い場所で、昨日までの自分が何とか社会とのつながりを保ってやってきたことの上に成り立っているんだっていうこと。当たり前のこと。そう、当たり前すぎて誰も言わない。誰もが知ってるから。
その脆い場所が、気がついた時には壊れているということもあるんだろうか。壊れたときには壊れたことすら気づかないのだろうか。

2011年10月16日日曜日

(旅) Anesthesiology 2011 ~ASA day 0~1 海外初ポスター発表

Chicago Tribune紙の創業者Robert McCormickから名前をとった”McCormick Place”は、迷子になるなという方が難しいような巨大な建物群で成り立っています。シカゴのガイドブックを真剣に読み始めたのが出発前日…という私でもそれだけは知っていました。気を抜くとすぐに迷子になる私は、発表の前日、学会参加登録証を貰いに来るついでに下見に。と言っても巨大すぎるので、自分のポスターを貼り付ける場所が会場全体のうち、どのあたりに位置するのか、を把握しただけ。Metraという電車を使って会場まで来たのですが、券売機の読み方に苦戦したり、ホームで待っていたら「次の電車何時にくんの?University Park行き?(in English)」と黒人のお姉さんに聞かれたり、ちょっとドキドキします。何処からどう見てもasianな私に聞いても分かる筈ないと思うのですが。乗車時間はほんの数分。電車の窓が埃で薄汚れていてあまりよい眺めではありませんでした。


という下準備の元、発表の朝を迎えます。まだ暗い中、6:30にホテル前の迎えに来るシャトルバスに乗って会場へ。朝もはよから、バスには数十人の麻酔科医らしき人たちがいました。
空を見上げるとまだお月様が。
会場内はまだガラガラです。遠くに「ANESTHESIOLOGY 2011」と掲げられております。一応ちゃんと行って来ましたよ、という証拠写真です。 昼間に同じ場所を通ったら…まぁ凄まじい混雑具合。東京から来たのに、また東京の通勤ラッシュの中に戻ってきたような気分になり具合が悪くなりました。
 ポスター会場は、企業ブースの隅っこの方にありました。巨大ラリマ。
同じく巨大モニタ。

発表についてです。
座長の先生(2人)がポスターを1枚ずつ回り、演者はその先生方(+聴きに来た聴衆)の前でプレゼンをするという、日本の学会と同じスタイルです。私の発表の順番は早めの時間だったため、聴衆は疎らでしたが、こちらとしてはそのお陰で、過度の緊張を強いられることなくプレゼンを終えることができました。いきなり座長の先生に握手を求められ、おぉアメリカン!と一人感動。私の英語が本当に聞き取って貰えていたのかについては、今となっては闇の中。ですが、プレゼンの最中に座長が適切なタイミングで、内容に即した適切な質問をしてくださっていたので、まずまず伝えたいメッセージは伝えられたのではないかと思います。あぁよかった。小さなメモ用紙にプレゼン内容を書いていったのですが、結局それは見ず、ポスターを指し示しながら喋り、そして、聴いている方々がちゃんと内容に着いてきて下さっているのかを確認しながら話すことができたので、目標は達成されたということにしたいと思います。5-6個質問もされましたが、何故か応答することができました。奇跡です。
そして、日本の学会と大きく異なるのはポスターセッションの時間が3時間もあることです。その3時間は自分のポスターの前(もしくはその付近)に立っていなくてはならず、それが結構大変です。夜中には全然眠れなかったのに、今頃になって眠くなってきます。そうこうしていると時間が経って無事終了。会場に来て下さったI先生、ありがとうございました。

*** 
学会はまだ続いていますが、発表までにどんなことをしてきたのかの記録を残しておこうと思います。
このブログを読んでくださる方の中に、もしかしたら今後、アメリカ麻酔学会に初めて抄録を提出し(させられ)、採択され、ポスターをつくり、発表原稿をつくり、念仏のように原稿を口に出して練習し、渡米し、発表する、ということにチャレンジされる方がいらっしゃらないとも限らないので、私がこの半年でやったことを記しておきたいと思います。まぁ、こんな人間もいるんだな、という程度にでもご参考になれば。

***
4月:抄録を作成する。指導医と何度かメールのやりとりをして完成にこぎつける。 
4月29日:抄録をオンラインで提出。締切日、締切時間の超直前は避けないと。
7月4日:演題登録時には6月中に採択の可否がメールで送られてくると通知があったのですが一向に来ない。しびれを切らしてメールで問い合わせると、すぐさま返事が来ました。流石ASA!と思ったらauto replyで「The ASA office will be closed on July 4th.」あぁそうか独立記念日だから。
7月5日:メールの返信が来て「2週間以内には通知します」
7月9日:当直中、眠気まなこにメールチェックしたら採択されていました。
7月11日:更に英語リスニングに力を入れようと思い、iPod nanoを英語リスニング強化仕様にした途端に故障。オンラインで修理を依頼したところ、手元に戻ってくるまで1週間かからず驚嘆。
7月12日:ポスター作成規定を読む。ふむふむ…と作成開始
毎日暑い
7月25日:麻酔科専門医試験が1日早く開始になる、という情報にちょっと動揺
本当に暑い
7月30日:研究室の英語抄読会を終え、ストレスが1つ減り安堵
8月1日:飛行機とホテルと、学会参加登録をする。1ドル77円で円高がちょっとありがたい。学会のホームページからホテルを選ぶ。あぁなんでこんなにホテルの値段が高いんだ。しかもどこも結構会場から遠いぞ。予約可能なホテルの中で1番会場に近そうなところを予約。
何でこんなに暑いんだ
8月27日:連日の暑さに、やる気の低値更新中だったが、漸く底値を脱した気持ちになってくる。モーツァルトのレクイエム「Rex Tremendae」を無限リピートしつつ、ちまちまとポスター作成。
9月5日:作ったポスターを指導医にみてもらう
(9月29日~10月1日:麻酔科専門医認定試験)
10月1日~:試験が終わった直後からポスターと発表原稿の手直しを再開。
10月3日:思いだしたかのようにASAのリフレッシャーコースの申し込みをオンラインでする。どれも$0で申し込めるようになっている。どうやら今年は無料で席も早い者勝ちのようだ。
10月5日: ポスター発注。原稿の喋り練習をスキマ時間に行う。ぶつぶつぶつぶつ
10月12日:大学で予演会。もっとブラッシュアップしなきゃダメか。ぶつぶつぶつぶつ練習
10月13日:ワシントンD.C.のダレス国際空港で乗り継ぎ便に間に合わずチケットの交渉。あぁ英語、全然聞き取れない。こりゃ駄目だ。もう帰ろうかな。
10月14日-15日:ホテルの部屋で最後の練習。

@役に立った本など。大変お世話になりました。
・地球の歩き方 シカゴ'10-'11. ダイヤモンド社
・タビトモ シカゴ. JTBパブリッシング (2010/12/28)
国際学会English挨拶・口演・発表・質問・座長進行. 医歯薬出版 (2007/04)
国際学会Englishスピーキング・エクササイズ口演・発表・応答. 医歯薬出版 (2010/03)
英語抄録・口頭発表・論文作成虎の巻―忙しい若手ドクターのために. 南江堂 (2006/4/17)
・ポッドキャスト: OpenAnesthesia.org ほか
・本:The Checklist Manifesto: How to Get Things Right. Atul Gawande :ASA学会での講演をぜひ聞きたかったのですが、自分の発表の時間と重なっていたので、著書を読んで我慢しました。
カラープリントショップアドテック :ポスターはこちらにお世話になりました。データを送ると翌日には届けてもらえました。筒でポスターを持っていくのはちょっと…という方は考えてもよいかもしれません。布ポスターは値が張るので若干躊躇しますが、利点としては、折りたたんでも破けたり印刷が滲んだりしないため飛行機内持ち込み用のカバンに収納できることです。海外に行くと、スーツケースが行方不明になる危険性もあるので、ポスターは肌身離さず持っていたいものです(特に私のような初心者は)。

今度発表できるのは、いつになるかな…。

2011年4月28日木曜日

(本) 言い訳にサヨナラすればあなたの人生は輝く ― ショーン・スティーブンソン

・個人的レベルで患者と向き合おうとしない医者は、たとえ医学的な過失がない場合でも、医療過誤で訴えられる傾向にあるそうだ。(p91)
・本当の心のふれあいをするということ ― 人とだけでなく自分自身とも ― が、言い訳を撃退するための第一歩なのである。(101)
・修行を積んで自我から解放されたヨガの達人ではないかぎり、人は言葉によって傷つく。言葉には感情が含まれている(107)
・Fear is "False Experience Appearing Real".(現実のように見える架空の経験である)
・「でも、・・・・もし・・・したらどうしよう」は時間と感情とエネルギーの時間の無駄なのだ!完全に時間の無駄である!!!
それにからめとられそうになったら
「自分の不安が見当はずれだったらどうなるのだろう」
「最悪の場合でなく、最善のシナリオが実現したらどうなるだろう」
弁解行為は単に、自分が直面したくないものを隠すためのカモフラージュに過ぎない(p128)

言い訳にサヨナラしていない私だが、この本を読んでもあまり得るものがなかった。もうそろそろ自己啓発的な本で、何かのパラダイムシフトが起きることを期待するのは止めた方がよいのかもしれない。本や他人の文字から何かを得ようとしているうちは、自分の頭を使っている振りして、これっぽっちも使っていないかもしれない。問題に対する解答、ではなく、何が問題なのかを考えるようにしよう。自分の関心に集中することにしよう。

***
それはそうと、iPhoneで見やすいように、blogの設定を変更してみた。
しばらく使ってみて、使いやすいようならこれで行ってみようと思う。

しかし何故やることがあればあるほど、やりたいことが増えるのだろう。

***
「ライフサイエンスオンライン辞書サービス」は以前から時々利用していたが、「Web LSD」で調べたい単語を入力→「英語共起表現」をクリックすると、「その単語が英文中でどのように利用されているのか」の例が、たくさん出てくる。
例えば「essential」と入れると300文並べてくれる。
正しい使用方法かについては必ずしも判別できないが、前置詞の使い方については結構いけそうである。

2011年2月1日火曜日

(麻?) 大学院への英語~もしかしたら医学系、分子生物学系、生命科学系の大学院進学志望者に応用可能かもしれない

大学院試験が終わりました。胸のつかえがおりるとは将にこのこと。

医学部の学生には
・大学在学中に数ヶ月英米へ留学
・親や親戚が医師(海外勤務だったりする)→それに乗っかって幼少の頃から英語の教育を「あたかも一般市民がテレビを毎日見るかの如く」特別な努力をしているという意識なしに受けている。
・学生時からUSMLE(アメリカの医師国家試験)受験のために英語を凄まじく勉強している。そして実際に合格しちゃう。
というように、勉強が習慣の一部となっている方がいっぱいいます。
私はそのような方々とは違って、これまで英語学習はサボってきていましたので、非常に今苦しい思いをしたと言うわけです。自業自得です。
でももしかすると、そのような境遇におかれて、2-3ヶ月の学習で大学院入試を突破する必要がある、「遅まきながら向学心に燃えてしまった」私のようなドクターもいらっしゃるかもしれませんので、ここに記載しておきたいと思います。
よく大学院試験は名前だけ書けば合格する・・・とも聞きますがどうなんでしょう。流石に白紙で零点の人と、満点の人を同じ大学院に入れてはまずいような気がしますよ。いくら大学院に行く人が少ない時代だとしても。それに英語不得意な人が受験を期に曲がりなりにも英文と格闘することが、マイナスになることは一切ないでしょう。
~受験までの道のり~
まさかこの年になってZ会の英語本を買って勉強することになるとは思いませんでした。
院試のために通勤中に読んでいたのは「テーマ別英単語ACADEMIC(初級、中級、上級)」の3冊。これは日本語の解説も充実しているので、お勧めです。
それ以外には・・・(◎はおすすめ)
@英文読解・・・
◎過去問(5年分の前期・後期で計10回分の過去問)
・オンデマンド英語教材ライフサイエンス(http://lsd.pharm.kyoto-u.ac.jp/ja/service/ondemand/index.html)
・Nature (よく出題されている。私は一切読みませんでしたが)
・Scientific American (こちらもよく出題されている。こちらも一切読めませんでした。日本語訳の日経サイエンスは読んだけど)
@英単語・・・
所謂、英単語の参考書は全く使用しませんでした。それよりも過去問の分からない単語や抄読会の英語論文で分からない単語をきっちり文章で記録して、何回も見直した方がよいと思います。(三十路になると十代の頃のごり押し暗記は不可能です。私自身は、Gmailの「下書き」に英語例文集を記録しておき、出勤途中や麻酔の合間にiPhoneでちょこちょこ見直すようにして、記憶を定着させようと努めました。)

@周辺知識を集めるための読書・・・
・日経サイエンス過去数か月分(大学院の英語試験は背景の知識がないと大変かもしれません。そういう意味では、医学・科学の世界のトピックをつかんでおいた方がよさそうです)
◎犠牲 / 柳田邦男 /文春文庫 
◎命は誰のものか / 香川知晶 /Discover
◎医療と生命(シリーズ<人間論の21世紀的課題>) /ナカニシヤ出版
・まだ科学で解けない13の謎
・世界は分けても分からない

@大学院で研究するための客観的理由や遣り甲斐を考えたければ・・・
◎博士号を取る時に考えること取った後できること 生命科学を学んだ人の人生設計 / 三浦有紀子・仙石慎太郎 /羊土社
・医系流れがわかる研究トレーニング How To /佐藤雅昭他 /メディカルレビュー社
◎やるべきことが見えてくる研究者の仕事術 プロフェッショナル根性論 /島岡要 /羊土社
・ 科学者として生き残る方法 /フェデリコ・ロージ他 /日経BP

@解答用紙におかしな日本語を書かないために・・・
・「超」文章法 /野口悠紀雄 /中公新書
・伝わる・揺さぶる!文章を書く /山田ズーニー /PHP新書
◎簡単だけど、だれも教えてくれない77のテクニック 文章力の基本 /阿部紘久 /日本実業出版社
・理科系の作文技術 /木下是雄 /中公新書
・医学部への小論文 /湯木知史 /Gakken

@英語リスニング・・・
リスニング問題はありませんでしたが、来る海外での学会発表(あるのかな?)に向けて聴いておいて損はない筈。
◎VOA(Podcast)
・OpenAnesthesia.org (Podcast)
◎The World of Anesthesiology Podcast
・Gaba G style English (Podcast。このクォリティの番組が無料で提供されているのが凄い。英会話教室に通うよりこれ見ながらシャドーイングしたほうが喋れる様になる気がします。)
・iTunes U 「Anesthesia Nursing Program」
・CNN English Express 2010年12月号2011年1月号、2月号
はっきり言って音楽鑑賞が趣味の人間にPodcastを聴いての英語の学習は苦行です。しかし、歯磨きみたいなもんだ、と思えば、徐々に聴かないと気持ち悪くなってくるレベルに達します。それまでは「思考は現実化する」のナポレオン・ヒル先生が書いている「毎日1時間、報酬以外の仕事に従事せよ」という言葉を妄信して聴こうじゃありませんか。
***
これで院試に落ちたら、何ごともなかったかのように、麻酔専門医試験の方に話題をシフトしていくことにしよっと。

・・・しかし、麻酔科医として仕事をしながら(当直のシフトもリスクマネージャの仕事も何もかも勿論そのままで)勉強するってけっこー大変かも。家の机で「さぁやるか」と構えてした勉強は殆どなかった。そうでなくても、通勤の電車の中や、外勤先に行った際にちょこっとあいて喫茶店でとか。隙間時間はいくらでもある。寧ろ、捻出するのに苦労するのは恒常的なやる気。(2011年9月6日追記)

2011年1月13日木曜日

(本) 「英文の読み方」(行方昭夫) に学ぶこと

本書は恐らく文学作品等の翻訳者を目指す学生を対象とした新書だと思います。ですが、英語で書かれた子供向けの物語を読むことにすら四苦八苦する私にとっても、非常にためになる本でした。

・I know little enough of myself: I know nothing of others. We can only guess at the thoughts and emotions of our neighbours. (p64)
・「何となく」の訳語しか使えないということは、ぼんやりとしかその文章を読めていないということ(p70)
・英語は発言の根拠を説明することにこだわる言語(p79)
・たとえ「本筋」から少しはずれても、発言の根拠を説明するのが英語のルール(p84)

本書中の「深く味わいのある翻訳のための例題」として挙げられる数行程度の英文は、単語のレベルが高い上に文法も複雑。それでも普段読んでいる英語の医学論文を~もしかしたらというか恐らく~いかに表層しかなぞっていないか、その可能性への思いを強くする1冊になりました。それと共に、今はよく解しえませんが、作者の深意をくみ取れる位に英語を読むことができるようになれば、想像力が広がり、学ぶことがさらに楽しくなることでしょう。

2011年1月5日水曜日

(雑) 英語とJB-POTと

仕事初め、がいつの間にか終わっていました。

今日嬉しい知らせを聴きました。
何と当医局でJB-POTTERが2人新しく誕生したのです!素晴らしい!流石!!あの忙しい臨床麻酔の日々でよくぞ合格しました。本当に凄いことです。
一説によると麻酔専門医試験よりJB-POTの方が難しいらしい。今回JB-POTTERになった2人は専門医にも楽々合格ですね。

ということで、今回の当医局のJB-POTの合格率は100%でした。JB-POTに受かりたいという奇特な方は是非当科での研修をお勧めします。(ってことにはならないか?)

***
「英文の読み方」(著:行方昭夫)を読んでいます。本の序盤で紹介されている数行の文学作品の抜粋ですら、???となり、自分のあまりの読解力の無さに愕然とします。単語力が圧倒的に足りないのも、理解を妨げる原因なのでしょう。ですが私の場合、一単語一単語の訳が大雑把なために、文章としては「ピンぼけ訳」(同p.69)になってしまっているようです。面倒でも一語一語の訳を吟味しながら精読をするように心がけていくのが上達の近道であるようです。

2010年11月23日火曜日

(麻) takotsubo cardiomyopathy(たこつぼ型心筋症)

1990-91年に初めて日本で報告されたこの疾患は、私にはあまり縁がありません。apical ballooning cardiomyopathyやstress-induced cardiomyopathyともいうようです。本疾患に対してはド素人の私が何故無知をさらけ出す恥を承知で書くかといいますと、麻酔専門医認定筆記試験47C44-45に出題されていたからです。それなりに知識を整理しておかなくてはなりません。

診断基準としてはUpToDateによると
The following are the proposed Mayo Clinic diagnostic criteria, all four of which are required for the diagnosis :
•Transient hypokinesis, akinesis or dyskinesis of the left ventricular mid segments with or without apical involvement. The regional wall motion abnormalities typically extend beyond a single epicardial coronary distribution. A stressful trigger is often, but not always present.
•Absence of obstructive coronary disease or angiographic evidence of acute plaque rupture.
•New electrocardiographic abnormalities (either ST-segment elevation and/or T wave inversion) or modest elevation in cardiac troponin.
•Absence of pheochromocytoma or myocarditis.

だそうです。(参考文献として・・・Systematic review: transient left ventricular apical ballooning: a syndrome that mimics ST-segment elevation myocardial infarction. Ann Intern Med 2004 Dec 7;141(11):858-65.)

@覚えておく知識
・病院死亡率は2%程度。通常1-4週でもとの心機能に改善
・70歳以上女性に多い
・AMIに類似した胸部症状や心電図変化。トロポニンTも陽性に。
・左室心尖部を中心とした広範な収縮低下と心基部の過剰収縮。
・冠動脈は異常なし。左室壁運動異常は冠動脈支配域に不一致。
・収縮異常は通常数日~数週で改善する

JAMA(2011; 306: 277-286)の前向き7施設256人の解析によれば
・平均年齢:69歳
・女性:89%(227例),閉経後女性:81%(207例)、50歳以下の女性:20例(8%)
・男性:11%
・来院前の48時間以内に重大なストレス事象あり患者:71%(182例)
 ・心理的ストレス:30%
 ・身体的ストレス:41%
・来院時の心電図異常:87%
・冠動脈造影:193例(75%)の冠動脈が健康
・CMR画像:全例に左室心尖部のバルーン状拡張と中等度~重度の左室機能低下あり。(MTpro 2011年9月1日(VOL.44 NO.35) p.01より引用)

@治療
・前負荷・後負荷の軽減
・重度の心不全やショックの時には左室内圧較差の存在にも注意(たこつぼ型心筋症の13-18%程度にLVOTOを合併~UpToDateより)。その際はカテコラミン使用注意。βブロッカーやACE阻害薬、適切な輸液で治療。フェニレフリンも有用かもしれないが、冠攣縮等に注意。
・冠拡張薬は無効
・LVOTOがなければドパミンやドブタミンを使う。重症例ではIABPの使用を考慮(短報として・・・麻酔 53: 799-803, 2004)

***
たこつぼ型心筋症の原因として外科手術やSAHなどもあるようです。術中発症のたこつぼ型心筋症には遭遇したくもありませんが、術中に原因不明に低血圧で頻脈になったりしたらTEEを使って診断する必要があるのかもしれません。でも、SAHの手術中には口からTEEのプローベを入れられませんし、入れたくもありません。
今宵の当直帯にそのような患者さんが来ないことを祈るばかりです。
 
色々調べた後にwikipedia(英語の方)を読んでみたら相当詳しく書いてありました。inotropeで治療に難渋したらIABPを使うことを考慮くらい書いてあります。しかも、たこつぼ型の左室造影画像まで掲載されています。日本語の「ウィキペディア」には英語程の情報がなかった(あくまで今日現在ですが)ことから、日本語のみによる情報収集が如何に心許ないものかを改めて知らしめてくれる一件でした。
 
なんでこの疾患が「たこつぼ型」というかを万が一、留学生に聴かれたときの為に
「The name of the disorder is taken from the Japanese name for an octopus trap (tako-tsubo), which has a shape that is similar to the apical ballooning configuration of the LV in systole in the "typical" form of this disorder.」

2010年11月21日日曜日

(本) SIX WORDS たった6語の物語 ― スミスマガジン編集(翻訳:越前敏弥)

これは英単語6語の物語集です。英語版川柳です。
メタル愛聴家の私としては

Lived life, playing metal, went deaf. (ヘビメタ人生を送り、難聴になる。) (p.9)

なんかがとても気に入りました。
そして自分でも作ってみました。

Surrounded by difficulties, wanna keep standing.

これも30代の抱負としてみようかと思います。

2010年10月29日金曜日

(本) 20歳を過ぎてから英語を学ぼうと決めた人たちへ ― Hiroyuki Hal Shibata という本がありまして

***
iPhone、Kindle、Audio Book、Twitter、Lang-8、レアジョブ、PASORAMAといった最先端の電子機器やWeb Serviceを英語学習に活用!
帰国子女でもない日本人がTOEIC860点を取得し、英語で「聞く」「話す」「書く」ことができるようになる方法を紹介。
***
とAmazon.co.jpで本書は紹介されています。自己研鑽に余念がないビジネスパーソンを読者対象としているのかもしれません。でも、できるビジネスパーソンたちは既に英語自体が学習の目的ではない筈でしょうから、このような本を読んで努力している時点で、何かに負けている気がしないでもありません。それでも何もやらないよりはマシなのでしょうか。
私は英語学習において完全に落伍者ですが、本書はそこそこ英語学習する気がある人々のやる気レベルを数倍に押し上げてくれる可能性がある本です。非常に実践的な本です。やる気はあるけど何をやっていいのかわからない、という「先達あらまほしきものたち」は、本書で紹介されている方法いずれかを試せばいいと思います。
私は読了後に本書で紹介されている「大学入試向けの英文法本」や「iTunesで購入できるオーディオブック」を購入して人生で何度目かの英語学習をしてみました。電車での通勤時間に主に活用していますが、どうやっても寝てしまいます。自己啓発の古典「人を動かす(原題:How to win Friends & influence people)」の英語朗読は、私にはプロポフォール並の強力な入眠剤にしかなりませんでした。
紹介されている中で簡単かつ面白いのはiPhoneの[App Stroe]で購入できる「Google Mobile App」です。このアプリを使うと音声検索ができます。そのためiPhoneに向かって自分の英語の発音が正しく認識されるか独りで確かめることができます。私は何度iPhoneに向かって「catheter」と言っても「jessica」と認識されてしまい、げんなりしてしまいました。他にも「vanilla」が「banana」と認識されたり「sit」が「shit」と認識されたりと、英語学習をやる気を無くさせるに十分なアプリです。
このように英語学習が進まずにお金ばかり浪費されるのは、結局のところ、興味と差し迫った危機感がないからでしょう。
・社内の公用語が英語になった
・英語ができないと管理職になれない
・日本人でなくてもできる仕事は、人件費の安い国の優秀な人たちにアウトソーシングされていく
等々。それらの事実や報道や主張や妄想に四面楚歌な私。英語ができないという理由で、私のような英語ができない麻酔科医師が将来食いぶちに困るほどの貧困に追い込まれる可能性を妄想するたびに眩暈がしそうです。本書はそんな私の眩暈と劣等感を増悪させるに十分な力を持った本(つまり、やる気を出させる素晴らしい本)でした。人間もほかの動物と同様、死に物狂いでもがいて生きないと、淘汰されてしまうのでしょうか。

2009年11月3日火曜日

急に寒くなった

今日の鍋材料

春菊:garland chrysanthemum
えのき:velvet shrank
白菜:Chinese cabbage
豆腐:tofu
豚肉:pork
ポン酢:pozu sauce
にんにく:garlic

秋田の大館はもう雪が降ったようだ。

2009年10月23日金曜日

English words

validate: 確認、有効にする
vulnerable: 傷つきやすい
Fxn: functionの略
integrity: 完全、無欠
exacerbation: 悪化
hemostasis: 止血
denude: 奪う、裸にする
aggregation: 集合
labile: 不安定な
stepping-stone: 到達手段
nomenclature: 命名、名称
phlebotomy: 静脈切開
parturient: 分娩の
sublux: 亜脱臼
compensate: 埋め合わせ、補償
bariatrics: 肥満学
gluteal: 殿部の
gurney: 車輪のついた担架
judicious: 賢明な、思慮深い
baroreceptor: 圧受容器
conventional: 型にはまった
anecdotal: 逸話的な