なぜ読んだかというと、救急当直をしていて、時々自分で患者さんを相手にこれらの試験をすることがあるからです。
学生の頃からお世話になって、最近になって買い直した「ベッドサイドの神経の診かた」(改訂18版、南江堂)にも、上肢バレー徴候は、私が学生の頃(およそ15年前)に教わった方法が記載されておりました。すなわち両上肢を掌を天井に向け水平挙上させて、障害側の落下を観察する方法です。ですが、この方法は上記論文の中では「上肢バレー徴候」ではなく「pronator drift test (回内落下試験)」という名前で紹介されています。へー、そうなのか。
学生の頃からお世話になって、最近になって買い直した「ベッドサイドの神経の診かた」(改訂18版、南江堂)にも、上肢バレー徴候は、私が学生の頃(およそ15年前)に教わった方法が記載されておりました。すなわち両上肢を掌を天井に向け水平挙上させて、障害側の落下を観察する方法です。ですが、この方法は上記論文の中では「上肢バレー徴候」ではなく「pronator drift test (回内落下試験)」という名前で紹介されています。へー、そうなのか。
上記の論文のまとめから引用させていただくと、
とのことです。この論文を読む限り、著者の廣瀬源二郎先生の主張は正しいように思えます。原著が大切である、と。