あなたがその家に住めるのは、あなたがガンバってきたお陰でしょう。なんて口が裂けても言えない。あなたがそこに至るまでに、本当に多くの人が、あなたを支えたのだから。
年金を納める額より、貰える額が少ない-だから納めない。なんて私の考えでは奢りもいいところである。あなたの祖父母の世代を支えたのだから、それであなたも生まれてきて成長できたのだから、せめて次世代へのバトンを渡すつもりで行きてゆけばいいと思う。納める力があるのに、納めるつもりが無いのであれば、現在の制度に代わる代案を提出すべきである。人間が、他人に感謝できないのは、その人の想像力があまりにも乏しいからである。どうして苦労して一生懸命頑張っている隣人に気づかないのか。
***
今日は送別会があった。
2ヶ月頑張った1年目研修医の3人の先生たち、そして1年半大学で研鑽を積まれたT先生、本当にお疲れ様でした。皆さん本当に優秀で、自分が研修医だった頃を思い返すにつけ、恥ずかしくて穴に入りたい気分です。これから先も、是非自分を信じて頑張ってください。幸せは相対評価にはなりえません。いつも幸せかどうかは絶対評価です。
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2010年9月30日木曜日
2010年9月29日水曜日
(雑)全くの他人事ですが・・・の煙草の値上げ
受動喫煙での死亡者が6800人/年(厚生労働省研究班9月28日発表)
という記事を読んだら、先日コンビニのレジで並んでいた齢60歳ほどの女性を思い出した。煙草を何カートンかまとめ買いしようとしていた光景を。
実際私はどっちでもよいと思っている。煙草料金が上がろうが下がろうが、禁煙しようがしまいが。過度の禁煙志向に「本当の豊かさとは何か」を問う人がいたり、「分煙さえしてれば吸いたい人は吸ってもいいんじゃない」と愛煙家に同情する非喫煙者、誠に色々な意見があると思う。大いに結構である。私が煙草を吸わない理由は1つにお金がかかる。2つに「吸うことで煙草臭を周囲の嫌煙家に嗅がせることで、その人から買う必要の無い悪意を買いたくない」という点からである。だから時折の酒の席での受動喫煙ならば別に気にしない。嫌なのは、分煙になっている店でなぜか煙草の臭いを服や頭髪につけて持ち帰らねばならないことである。受動喫煙するつもりのときに副流煙を吸うのならば構わないが、吸いたくないのに吸わされる副流煙は嫌なのである。
まぁそれは兎も角として、全身麻酔を受ける予定がある人ならば、手術中に喀痰が増え、その痰が原因となって術後に無気肺や肺炎を起こしうる可能性が非喫煙者よりも喫煙者で高くなるということを覚えていただきたいと思う。くも膜下出血で緊急手術が必要でも、子宮外妊娠で緊急手術が必要でも、腸閉塞で緊急手術が必要でも、冠動脈バイパス術で緊急手術が必要でも、喫煙者の方が非喫煙者より周術期の呼吸器合併症が多くなるであろう事を十分認識したうえで吸っていただきたい。
1000円/箱になるまで吸ってやる!という人には是非とも頑張って煙草税や煙草産業従事者の賃金となるであろうお金を納め続けていただきたい。喫煙が反体制の象徴のように世間から嫌悪され続けても、JTが煙草を作らなくなっても、喫煙者の方々には、是非とも人生の最期の瞬間まで信念をもって煙草を愛し続けてほしいと思う。
という記事を読んだら、先日コンビニのレジで並んでいた齢60歳ほどの女性を思い出した。煙草を何カートンかまとめ買いしようとしていた光景を。
実際私はどっちでもよいと思っている。煙草料金が上がろうが下がろうが、禁煙しようがしまいが。過度の禁煙志向に「本当の豊かさとは何か」を問う人がいたり、「分煙さえしてれば吸いたい人は吸ってもいいんじゃない」と愛煙家に同情する非喫煙者、誠に色々な意見があると思う。大いに結構である。私が煙草を吸わない理由は1つにお金がかかる。2つに「吸うことで煙草臭を周囲の嫌煙家に嗅がせることで、その人から買う必要の無い悪意を買いたくない」という点からである。だから時折の酒の席での受動喫煙ならば別に気にしない。嫌なのは、分煙になっている店でなぜか煙草の臭いを服や頭髪につけて持ち帰らねばならないことである。受動喫煙するつもりのときに副流煙を吸うのならば構わないが、吸いたくないのに吸わされる副流煙は嫌なのである。
まぁそれは兎も角として、全身麻酔を受ける予定がある人ならば、手術中に喀痰が増え、その痰が原因となって術後に無気肺や肺炎を起こしうる可能性が非喫煙者よりも喫煙者で高くなるということを覚えていただきたいと思う。くも膜下出血で緊急手術が必要でも、子宮外妊娠で緊急手術が必要でも、腸閉塞で緊急手術が必要でも、冠動脈バイパス術で緊急手術が必要でも、喫煙者の方が非喫煙者より周術期の呼吸器合併症が多くなるであろう事を十分認識したうえで吸っていただきたい。
1000円/箱になるまで吸ってやる!という人には是非とも頑張って煙草税や煙草産業従事者の賃金となるであろうお金を納め続けていただきたい。喫煙が反体制の象徴のように世間から嫌悪され続けても、JTが煙草を作らなくなっても、喫煙者の方々には、是非とも人生の最期の瞬間まで信念をもって煙草を愛し続けてほしいと思う。
2010年9月27日月曜日
(走)Training in Rena (其の六十六)
当直明けに電車に乗って帰宅したら、既に半袖の人は殆ど見かけなくなっていた。半袖麻酔科医の私はちょっと風邪をひきそうである。
4ヶ月半ぶりにIn Body測定をしてもらった。
体脂肪率はたった0.1%だが減少していた。体重はほぼ横ばい。
下肢の筋肉量は多少増加していたが、大きな変化はこの4ヶ月では見られなかった。だが、確実に走力はアップしている。この違いは何なのだろうか?先日の20km走後には背筋の痛みが出たので、今後は体幹の筋肉トレーニングもしっかりやっていこう。
ランニング: 3.5km、25分(傾斜3.0-10.0、8.0km/hr)
計496.1km(7月 80.2km, 8月 65.8km, 9月 48.5km)
(総時間3078分=51時間18分)
筋トレ:背筋、腹直筋、腹斜筋
11月5km: ねりま光が丘ロードレース(あと48日)
12月21.095km:いたばしリバーサイドハーフマラソン(あと69日)
(2011年2月 42.195km 東京マラソン あと153日)
2011年3月42.195km:板橋Cityマラソン(あと174日)
そういえば受理決定の連絡を受けていた論文の校正が送られてきていた。貧弱な英語力しかない私の論文に赤文字で「a」や「the」やコンマの使い方など、チェックを入れてくださった方に感謝。
2010年9月26日日曜日
(音) Opera Magna - POE (2010年)
全編スペイン語で歌われる本作はバンドの2作目。同郷スペインの先輩バンドDark Moorの2作目「The Hall of The Olden Dreams」を超える叙情歌謡メタル曲のオンパレードである。垢抜けない雰囲気や高音域で不安定になるヴォーカルがまたよい。#10「caida casa usher」はこのジャンルの偉大なる先駆者Rhapsodyへのオマージュか。名曲「Emerald Sword」を彷彿とさせる展開。
日本人好みのメロディ満載の名盤。Amazon.co.jpでは買えないようで残念である(2010年9月26日現在) 。
日本人好みのメロディ満載の名盤。Amazon.co.jpでは買えないようで残念である(2010年9月26日現在) 。
(麻)麻酔とアナフィラキシー
今度の勉強会用にとアナフィラキシーに関連した資料を見直していた。
「Anaphylaxis and Anesthesia -Controversies and New Insights. Anesthesiology 2009; 111:1141–50.」(PDFがフリーでダウンロード可能)
http://journals.lww.com/anesthesiology/Citation/2009/11000/Anaphylaxis_and_Anesthesia__Controversies_and_New.31.aspx
・・・Another potentially confounding sign might be bradycardia, which can be seen in massive hypovolemia, probably as a result of the Bezold–Jarisch reflex, a cardioinhibitory reflex that has its origin in sensory receptors of the left ventricle transmitted by unmyelinated vagal C fibers. This paradoxical bradycardia occurring during extreme hypovolemia has been reported to occur in as many as approximately 10% of patients with anaphylaxis during anesthesia. In this case, bradycardia may be considered as a life-protecting adaptive mechanism that allows the ventricles to fill before they start contracting again despite a massive hypovolemia. Therefore, this specific event during anaphylaxis must be recognized by the anesthesiologist caring for the patient because the administration of atropine in direct response to the symptom of bradycardia might directly induce a circulatory arrest, the adequate treatment in this setting being a large volume expansion followed by epinephrine.
「アナフィラキシーショック時に除脈を来しているからといってアトロピンを使うと心停止を起こすかもしれない」と書かれている。治療はアドレナリンと輸液が第一。皮膚症状を起こさないアナフィラキシーショックもあるから、除脈をみた時には注意が必要か。特に脊髄くも膜下麻酔で高位脊麻から除脈…が疑われるような症例でもアトロピン使用には注意した方がよい?局所麻酔薬でのアナフィラキシーが稀だからといってなめてはいけない。「稀=ゼロ」ではない。「除脈=何も考えずにアトロピン投与」はまずい。
ぱっと探しただけでも以下のような報告がある。
「塩酸ブピバカインによる脊髄くも膜下麻酔でアナフィラキシー様反応を起こした1例.」
http://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsca/25/2/175/_pdf/-char/ja/
政治家の答弁ではないが「あらゆる可能性を視野に入れて」対処するように心がけよう。おそらく麻酔科医の仕事がまだまだコンピュータで代替できないのは、アナフィラキシーショックのような生命の危機が発生した場合への迅速な対応という点において、であろうし。
「Anaphylaxis and Anesthesia -Controversies and New Insights. Anesthesiology 2009; 111:1141–50.」(PDFがフリーでダウンロード可能)
http://journals.lww.com/anesthesiology/Citation/2009/11000/Anaphylaxis_and_Anesthesia__Controversies_and_New.31.aspx
・・・Another potentially confounding sign might be bradycardia, which can be seen in massive hypovolemia, probably as a result of the Bezold–Jarisch reflex, a cardioinhibitory reflex that has its origin in sensory receptors of the left ventricle transmitted by unmyelinated vagal C fibers. This paradoxical bradycardia occurring during extreme hypovolemia has been reported to occur in as many as approximately 10% of patients with anaphylaxis during anesthesia. In this case, bradycardia may be considered as a life-protecting adaptive mechanism that allows the ventricles to fill before they start contracting again despite a massive hypovolemia. Therefore, this specific event during anaphylaxis must be recognized by the anesthesiologist caring for the patient because the administration of atropine in direct response to the symptom of bradycardia might directly induce a circulatory arrest, the adequate treatment in this setting being a large volume expansion followed by epinephrine.
「アナフィラキシーショック時に除脈を来しているからといってアトロピンを使うと心停止を起こすかもしれない」と書かれている。治療はアドレナリンと輸液が第一。皮膚症状を起こさないアナフィラキシーショックもあるから、除脈をみた時には注意が必要か。特に脊髄くも膜下麻酔で高位脊麻から除脈…が疑われるような症例でもアトロピン使用には注意した方がよい?局所麻酔薬でのアナフィラキシーが稀だからといってなめてはいけない。「稀=ゼロ」ではない。「除脈=何も考えずにアトロピン投与」はまずい。
ぱっと探しただけでも以下のような報告がある。
「塩酸ブピバカインによる脊髄くも膜下麻酔でアナフィラキシー様反応を起こした1例.」
http://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsca/25/2/175/_pdf/-char/ja/
政治家の答弁ではないが「あらゆる可能性を視野に入れて」対処するように心がけよう。おそらく麻酔科医の仕事がまだまだコンピュータで代替できないのは、アナフィラキシーショックのような生命の危機が発生した場合への迅速な対応という点において、であろうし。
(雑)お金の教養と仕組み
無料で2時間の講習。どのような会なのかと思い当直前の時間を利用して夫婦で参加してみた。至極まともな内容で、参加していた人たちも熱心にメモを取っていた。
お金の教養と仕組み
1.稼ぐ能力より持ち続ける能力を身につけよう
・まずはプラス5万円を稼ぐことより今の状態で5万円つくる(無駄な支出など収支を見直す)ことを考える。
・例:収入の2割を天引き預金(別の口座。将来の軍資金にする)し、2割を定額自動送金(別の口座。自己投資に使う。こちらは使い切るつもりで)しよう。そして残り6割で生活する。
2.通帳を「決算書」代わりに使おう
・毎月決算日を決める。収支を大雑把に眺め、自分で成績をつける(A,B,Cなど)
・あらゆる収入・支出を通帳に集約し、毎月「決算」をする。日々の雑費もクレジット払いにすると、通帳に履歴が残り管理しやすい
3.損益計算書(P/L = Profit and Loss statement)を作ろう
・支出を「食費」「水道光熱費」「交際費」など10項目程度に仕分けして1回/月集計しよう(ファイルなどを利用。1円単位までやる必要はなく、大雑把でよい)
・家、車、保険等の固定費が収入の3割以下になっていれば健全な家計の目安である
4.3回決算したら3カ月毎に「貸借対照表(B/S = Balance Sheet)」を作ろう
・財産の評価額、返すべき借金の残額を1回/3カ月集計しよう
・持ち家の場合、購入した額ではなく、インターネット等を利用して「およその市場価値」で査定する。
5.他人の時間を上手に活用しよう
・お金を払って会計士を雇おう
・記帳代行や税務顧問など
6.財布にも働いてもらおう
資産を分散させる、運用期間を決める
7.5つの島(株、不動産、債権、商品、為替)を行き来させる
8.不動産で増やすなら
9.株式で増やすなら
10.FXで増やすなら
単行本「お金の教養ーみんなが知らないお金の「仕組み」 ― 泉正人」の内容から学んだ内容が多かったような印象を受けた。講習内容もさることながら、理解しやすい話し方、見やすいスライドの作り方、といったことも参考になった。上記項目8-10は人によって興味があれば、というところ。FXはギャンブル的要素が強くて、とてもやる気にならないが。
お金の教養と仕組み
1.稼ぐ能力より持ち続ける能力を身につけよう
・まずはプラス5万円を稼ぐことより今の状態で5万円つくる(無駄な支出など収支を見直す)ことを考える。
・例:収入の2割を天引き預金(別の口座。将来の軍資金にする)し、2割を定額自動送金(別の口座。自己投資に使う。こちらは使い切るつもりで)しよう。そして残り6割で生活する。
2.通帳を「決算書」代わりに使おう
・毎月決算日を決める。収支を大雑把に眺め、自分で成績をつける(A,B,Cなど)
・あらゆる収入・支出を通帳に集約し、毎月「決算」をする。日々の雑費もクレジット払いにすると、通帳に履歴が残り管理しやすい
3.損益計算書(P/L = Profit and Loss statement)を作ろう
・支出を「食費」「水道光熱費」「交際費」など10項目程度に仕分けして1回/月集計しよう(ファイルなどを利用。1円単位までやる必要はなく、大雑把でよい)
・家、車、保険等の固定費が収入の3割以下になっていれば健全な家計の目安である
4.3回決算したら3カ月毎に「貸借対照表(B/S = Balance Sheet)」を作ろう
・財産の評価額、返すべき借金の残額を1回/3カ月集計しよう
・持ち家の場合、購入した額ではなく、インターネット等を利用して「およその市場価値」で査定する。
5.他人の時間を上手に活用しよう
・お金を払って会計士を雇おう
・記帳代行や税務顧問など
6.財布にも働いてもらおう
資産を分散させる、運用期間を決める
7.5つの島(株、不動産、債権、商品、為替)を行き来させる
8.不動産で増やすなら
9.株式で増やすなら
10.FXで増やすなら
単行本「お金の教養ーみんなが知らないお金の「仕組み」 ― 泉正人」の内容から学んだ内容が多かったような印象を受けた。講習内容もさることながら、理解しやすい話し方、見やすいスライドの作り方、といったことも参考になった。上記項目8-10は人によって興味があれば、というところ。FXはギャンブル的要素が強くて、とてもやる気にならないが。
2010年9月25日土曜日
(麻)ペースメーカー(PM)メモ
@レントゲンでのデバイスの判別
・ICDやCRT-Dでは「除細動コイル」という「太い構造物」が二箇所あるはずなので、外科医の「ペースメーカーが入っています」を妄信せずに自分の目でレントゲンを確認する。(特に緊急手術の時には)
・CRTには「LVリード」がある筈なので左室内に行く導線の有無をチェックする。
@電気メスの影響
・極性
1.Unipolar - 主に切開・凝固に使用
2.bipolar - 主に止血・凝固に使用。生体内に電流が流れることは殆どない。電磁干渉は起こりにくい。凝固部位がジェネレータに近接していると、ジェネレータ損傷につながる恐れあり。
・影響
1.プログラムされる
(PMのプログラムがリセットされる可能性、バックアップモードに切り替わる可能性。)
2.ジェネレータに対する永久的な損傷が生じる
(直接電流が流れ込むことによる)
3.ジェネレータの抑制が起こる
(心臓が動いているものとPMが認識して、デマンド機能が働き、必要なペーシングを抑制してしまう可能性)
4.ノイズモード、初期設定に変更になる
(ノイズが連続した場合に、自己予防のための防御機能が働いて、VOOモードなどの固定モードに切替る)
5.心筋に影響を及ぼす
(リードを通して心臓内に電流が流れ、二次的に心筋が温熱刺激を受ける。これによって心筋梗塞やVFが生じる)
6.ICDが作働する
@安全対策
・術前
1.植え込み要因となった原因疾患の把握
2.PM依存度チェック。ECGやプログラマーによるペーシング率レポート等
3.術前の設定条件
4.抗不整脈薬の内服やその他の内服
5.ペーシング、センシング極性の確認
6.手術部位(頚部や胸部は影響が出やすい→電メスの使用は最低限に。連続使用を避ける。止血はbipolarを用いるほうが良い。対極板張る位置注意。腹部や下肢では、電メスと対極板がジェネレータと交わらなければ問題ないとされる。)
・術中
ユニポーラ使用時には・・・
1.対極板をしっかりはる
2.体外式除細動器のパッド装着(貼る部位はリード線を挟まないように心臓の腹側と背側に貼るのも一法)
3.モニタ(パルスオキシメータや動脈圧ラインなど)
4.設定変更:VOO or AOOモード、ICDの作働をoffにする
~設定のいろいろ~
・基礎疾患が房室ブロックでPM依存の場合:VOOモードが最も用いられる。VOOモードでは自己脈と競合し、spike on TからVFを招くことが懸念される。(実際は稀らしい。普段の脈が徐脈で殆どPMリズムならこの設定でよいと考える)
・SSSで房室伝導障害がない場合:AOOモードが推奨される。自己脈より20-30bpm高めの固定レートに設定する。
・自己心室脈が徐脈の場合:2倍程度の心拍数を目安にした固定レート
・自己心室脈が正常範囲内の場合:自己心室脈より20-30bpm程度高めの固定レート
5.ジェネレータから最低15cm離れた部分で電気メスを使用することが勧められている
6.術後にPMチェック
@ICDの設定:VF/VTの検出機能をoffにする。術中にVF/VTが起きた場合にマニュアル操作でICDが作働できるようにしておく(プログラマーに待機してもらう)。体外式パッドを準備しておく(パッドはジェネレータと10cm以上離して貼る。心臓を挟み込むように前後に貼ることが推奨されている)。
@緊急手術時の対策:プログラマーに可能な限り立ち会ってもらう。ジェネレータ植え込み部直上にマグネットを置くとVOOやDOOなどの非同期モード(比較的高い固定レート-マグネットモード)にすることができる。
@基本
ペースメーカーコード
・第1文字:ペーシング(刺激)位置
・第2文字:センシング(検出)位置
・第3文字:モード(制御様式)
・第4文字:心拍応答
・第5文字:multiple pacing
@過去問から 47C33-34
・右乳がん手術時に右前腕に対極板を貼る
・脱分極性筋弛緩薬投与で筋線維束攣縮→心室のオーバーセンシングをもたらし、PM抑制生じた報告あり。SCCは避けた方がよい。
・ECGモニターのフィルターは解除する(PMによる刺激の有無を判断するために)
・パルスオキシメーターがPMに電磁干渉を及ぼすことはない
・神経刺激装置はPMのオーバーセンシングを生じる可能性あり。避けた方が無難。
9月21日の勉強会に参加できなかったので、理解は未だに不十分な気がしてならない。
・ICDやCRT-Dでは「除細動コイル」という「太い構造物」が二箇所あるはずなので、外科医の「ペースメーカーが入っています」を妄信せずに自分の目でレントゲンを確認する。(特に緊急手術の時には)
・CRTには「LVリード」がある筈なので左室内に行く導線の有無をチェックする。
@電気メスの影響
・極性
1.Unipolar - 主に切開・凝固に使用
2.bipolar - 主に止血・凝固に使用。生体内に電流が流れることは殆どない。電磁干渉は起こりにくい。凝固部位がジェネレータに近接していると、ジェネレータ損傷につながる恐れあり。
・影響
1.プログラムされる
(PMのプログラムがリセットされる可能性、バックアップモードに切り替わる可能性。)
2.ジェネレータに対する永久的な損傷が生じる
(直接電流が流れ込むことによる)
3.ジェネレータの抑制が起こる
(心臓が動いているものとPMが認識して、デマンド機能が働き、必要なペーシングを抑制してしまう可能性)
4.ノイズモード、初期設定に変更になる
(ノイズが連続した場合に、自己予防のための防御機能が働いて、VOOモードなどの固定モードに切替る)
5.心筋に影響を及ぼす
(リードを通して心臓内に電流が流れ、二次的に心筋が温熱刺激を受ける。これによって心筋梗塞やVFが生じる)
6.ICDが作働する
@安全対策
・術前
1.植え込み要因となった原因疾患の把握
2.PM依存度チェック。ECGやプログラマーによるペーシング率レポート等
3.術前の設定条件
4.抗不整脈薬の内服やその他の内服
5.ペーシング、センシング極性の確認
6.手術部位(頚部や胸部は影響が出やすい→電メスの使用は最低限に。連続使用を避ける。止血はbipolarを用いるほうが良い。対極板張る位置注意。腹部や下肢では、電メスと対極板がジェネレータと交わらなければ問題ないとされる。)
・術中
ユニポーラ使用時には・・・
1.対極板をしっかりはる
2.体外式除細動器のパッド装着(貼る部位はリード線を挟まないように心臓の腹側と背側に貼るのも一法)
3.モニタ(パルスオキシメータや動脈圧ラインなど)
4.設定変更:VOO or AOOモード、ICDの作働をoffにする
~設定のいろいろ~
・基礎疾患が房室ブロックでPM依存の場合:VOOモードが最も用いられる。VOOモードでは自己脈と競合し、spike on TからVFを招くことが懸念される。(実際は稀らしい。普段の脈が徐脈で殆どPMリズムならこの設定でよいと考える)
・SSSで房室伝導障害がない場合:AOOモードが推奨される。自己脈より20-30bpm高めの固定レートに設定する。
・自己心室脈が徐脈の場合:2倍程度の心拍数を目安にした固定レート
・自己心室脈が正常範囲内の場合:自己心室脈より20-30bpm程度高めの固定レート
5.ジェネレータから最低15cm離れた部分で電気メスを使用することが勧められている
6.術後にPMチェック
@ICDの設定:VF/VTの検出機能をoffにする。術中にVF/VTが起きた場合にマニュアル操作でICDが作働できるようにしておく(プログラマーに待機してもらう)。体外式パッドを準備しておく(パッドはジェネレータと10cm以上離して貼る。心臓を挟み込むように前後に貼ることが推奨されている)。
@緊急手術時の対策:プログラマーに可能な限り立ち会ってもらう。ジェネレータ植え込み部直上にマグネットを置くとVOOやDOOなどの非同期モード(比較的高い固定レート-マグネットモード)にすることができる。
@基本
ペースメーカーコード
・第1文字:ペーシング(刺激)位置
・第2文字:センシング(検出)位置
・第3文字:モード(制御様式)
・第4文字:心拍応答
・第5文字:multiple pacing
@過去問から 47C33-34
・右乳がん手術時に右前腕に対極板を貼る
・脱分極性筋弛緩薬投与で筋線維束攣縮→心室のオーバーセンシングをもたらし、PM抑制生じた報告あり。SCCは避けた方がよい。
・ECGモニターのフィルターは解除する(PMによる刺激の有無を判断するために)
・パルスオキシメーターがPMに電磁干渉を及ぼすことはない
・神経刺激装置はPMのオーバーセンシングを生じる可能性あり。避けた方が無難。
9月21日の勉強会に参加できなかったので、理解は未だに不十分な気がしてならない。
(走)Training outside (其の六十五)
この1週間ほどで最高気温が急に10℃位下がってきた。ようやく外でも走りやすい季節に。
ランニング: 9.1km、51分27秒
(16:10-、平坦な川沿い、およそ10.5km/hr、22℃晴れ湿度46%)
計492.6km(7月 80.2km, 8月 65.8km, 9月 45.0km)
(総時間3053分=50時間53分)
11月5km: ねりま光が丘ロードレース(あと51日)
12月21.095km:いたばしリバーサイドハーフマラソン(あと72日)
(2011年2月 42.195km 東京マラソン あと156日)
2011年3月42.195km:板橋Cityマラソン(あと177日)
***
練習の用語
1.インターバル走:全力走と全力走の間に「ジョギング」を挟む。数セット繰り返す。
2.レペティション:全力走と全力走の間に休憩を挟み、しっかり心拍数を落とす。
3.ビルドアップ走:スピードを徐々に上げていくトレーニング。
最終的に「全力での1km」など決まった距離の全力走をおき、心肺と脚を追い込む。
4.ペース走:出場するレースに備えて、レースペースで走るトレーニング。
5.LSD(long slow distance):ゆっくりと長い距離を走る。
@フルマラソン3ヶ月用メニュー (マラソンは毎日走っても完走できない-小出義雄 p119より)
・土:追い込む~インターバル走を数セット(15-40分程度)
・日:長い距離を走る~90-180分程度(15km~25~35km)
・月:休み
・火:30-60分ジョギング
・水:ビルドアップ走~10分ジョギングの後ペースを上げる
・木:休み
・金:30-60分ジョギング
これを繰り返せれば、わりとラクに(??)フルマラソンを完走できるかもしれないだろうが…距離を稼ぐにはやはり通勤路ランを徐々に取り入れていくしかないかも。そう考えて今日は通勤で履いても違和感のない黒いランニングシューズを購入してみた。
ランニング: 9.1km、51分27秒
(16:10-、平坦な川沿い、およそ10.5km/hr、22℃晴れ湿度46%)
計492.6km(7月 80.2km, 8月 65.8km, 9月 45.0km)
(総時間3053分=50時間53分)
11月5km: ねりま光が丘ロードレース(あと51日)
12月21.095km:いたばしリバーサイドハーフマラソン(あと72日)
(2011年2月 42.195km 東京マラソン あと156日)
2011年3月42.195km:板橋Cityマラソン(あと177日)
***
練習の用語
1.インターバル走:全力走と全力走の間に「ジョギング」を挟む。数セット繰り返す。
2.レペティション:全力走と全力走の間に休憩を挟み、しっかり心拍数を落とす。
3.ビルドアップ走:スピードを徐々に上げていくトレーニング。
最終的に「全力での1km」など決まった距離の全力走をおき、心肺と脚を追い込む。
4.ペース走:出場するレースに備えて、レースペースで走るトレーニング。
5.LSD(long slow distance):ゆっくりと長い距離を走る。
@フルマラソン3ヶ月用メニュー (マラソンは毎日走っても完走できない-小出義雄 p119より)
・土:追い込む~インターバル走を数セット(15-40分程度)
・日:長い距離を走る~90-180分程度(15km~25~35km)
・月:休み
・火:30-60分ジョギング
・水:ビルドアップ走~10分ジョギングの後ペースを上げる
・木:休み
・金:30-60分ジョギング
これを繰り返せれば、わりとラクに(??)フルマラソンを完走できるかもしれないだろうが…距離を稼ぐにはやはり通勤路ランを徐々に取り入れていくしかないかも。そう考えて今日は通勤で履いても違和感のない黒いランニングシューズを購入してみた。
2010年9月23日木曜日
(麻)やっぱりTHR/TKRには区域麻酔がよい?
Anesthetic Management and Surgical Site Infections in Total Hip or Knee Replacement ~A Population-based Study. Anesthesiology. 113(2):279-284, August 2010.
Results: Of the 3,081 sampled patients, 56 patients (1.8%)had 30-day SSIs; 33 (2.8% of all under general anesthesia) of them had general anesthesia, and 23 (1.2% of all under epidural or spinal anesthesia) had epidural or spinal anesthesia (P=0.002). The odds of SSI for patients receiving total hip or knee replacement under general anesthesia were 2.21 (95% CI=1.25–3.90, P=0.007) times higher than those who had the same procedure under epidural or spinal anesthesia, after adjusting for the patient’s age, sex, the year of surgery, comorbidities, surgeon’s age, and hospital teaching status.
THR・TKR手術の麻酔法の違いでのSSI(手術創感染)の差を比較。硬麻/脊麻群は1.2%、全麻群で2.8%の発生率と全麻群で有意にSSIの発生率が多かったということである。高血圧、脂質代謝異常、冠動脈疾患、糖尿病の合併率はいずれも硬麻/脊麻群が有意に多いにも関わらず、の結果である。いろいろと突っ込みどころはあるとは思うが・・・。
Results: Of the 3,081 sampled patients, 56 patients (1.8%)had 30-day SSIs; 33 (2.8% of all under general anesthesia) of them had general anesthesia, and 23 (1.2% of all under epidural or spinal anesthesia) had epidural or spinal anesthesia (P=0.002). The odds of SSI for patients receiving total hip or knee replacement under general anesthesia were 2.21 (95% CI=1.25–3.90, P=0.007) times higher than those who had the same procedure under epidural or spinal anesthesia, after adjusting for the patient’s age, sex, the year of surgery, comorbidities, surgeon’s age, and hospital teaching status.
THR・TKR手術の麻酔法の違いでのSSI(手術創感染)の差を比較。硬麻/脊麻群は1.2%、全麻群で2.8%の発生率と全麻群で有意にSSIの発生率が多かったということである。高血圧、脂質代謝異常、冠動脈疾患、糖尿病の合併率はいずれも硬麻/脊麻群が有意に多いにも関わらず、の結果である。いろいろと突っ込みどころはあるとは思うが・・・。
(走)Training in Rena (其の六十参と四)
意外にも筋肉痛は完走後2日間で消失したので、ゆっくりとトレーニングを開始。こう雨が多くて寒いと室内トレーニングをするしかない。
9月22日:ウォーキング 2.0km(25分、傾斜15.0、5km/hr )
9月23日:ランニング: 8.0km (52分:開始5分を傾斜15.0で5.0km/h、以降傾斜3.0で10.0km/hr)
計483.5km(6月 63.8km, 7月 80.2km, 8月 65.8km, 9月 45.0km)
(総時間3001分=50時間01分)
青梅マラソンはとっくにエントリーを締め切っていた。
11月5km: ねりま光が丘ロードレース(あと53日)
12月21.095km:いたばしリバーサイドハーフマラソン(あと74日)
(2011年2月 42.195km 東京マラソン あと158日)
2011年3月42.195km:板橋Cityマラソン(あと179日)
9月22日:ウォーキング 2.0km(25分、傾斜15.0、5km/hr )
9月23日:ランニング: 8.0km (52分:開始5分を傾斜15.0で5.0km/h、以降傾斜3.0で10.0km/hr)
計483.5km(6月 63.8km, 7月 80.2km, 8月 65.8km, 9月 45.0km)
(総時間3001分=50時間01分)
青梅マラソンはとっくにエントリーを締め切っていた。
11月5km: ねりま光が丘ロードレース(あと53日)
12月21.095km:いたばしリバーサイドハーフマラソン(あと74日)
(2011年2月 42.195km 東京マラソン あと158日)
2011年3月42.195km:板橋Cityマラソン(あと179日)
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