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2011年5月29日日曜日

(音) Gleeで歌われた名曲たち

アメリカのテレビドラマシリーズ。
Gleeの1シーズン(22)1ヶ月と少々かかって完了。

歌のレベルが非常に高い。
全曲カバー。その選曲がよい。

カバー曲の真の価値は「それを聴くと、オリジナルの曲が聴きたくなる」です。これは間違いない。カバーしたアーティスト(このドラマの場合には製作スタッフ)が、原曲を歌うアーティストに最大限の敬意をはらって、選んでいるのだから。その意味で、このドラマは金字塔を打ち立てている。

原曲のよさを再認識できる曲(AerosmithDream onも歌ってくれるの!?)や、こんなによかったっけこの曲(LADY GAGABad RomanceとかQueenAnother one bites to dustとか)、とかいろいろあって人によっていろんな楽しみ方ができそう。
 
全編 日本語吹替え/英語字幕 で見たが、違和感はあまり感じなかった。
Quinnの吹替えの水樹奈々には是非歌も吹替えてみて欲しかったけど。

よかった曲上位5曲 / オリジナルアーティスト
1. Hello (第14話) /  Lionel Ritchie
2. Bust your windows (第3話) / Jazmine Sullivan 
3. Poker Face (第21話) / LADY GAGA (こちらは原曲と異なるバージョンでバラード調になっている)
4. It’s My Life + Confessions Part II (第6話) / Bon Jovi  + Usher
5. I dreamed a dream (第19話) / Les Miserablesより

Rachelが第10話でElton Johnの「Sorry seems to be the hardest word」を歌っていれば、Best5に入っていたなぁ。是非歌って欲しかった。

2011年5月28日土曜日

(麻) 赤ちゃんじゃないよ

Expansion of the Surgical Apgar Score across All Surgical Subspecialties as a Means to Predict Postoperative Mortality. Anesthesiology 2011; 114:1305–12
より

The Surgical Apgar Scoreについて。この論文では電子チャート等の情報から12万人超えの患者記録を拾い出し、手術部位別に解析した点数と術後死亡率(day7, day30, day90)との相関が見られることを示している。勿論、統計学的パワーが不足していて手術部位によっては有意差が認められないものもあるが、綺麗な相関関係のグラフが描かれている。

ちなみにThe Surgical Apgar Scoreは以下のたった3項目で0点から10点で表す。
0点が最も低い(予後が悪いとされる)。

概算出血量(Estimated blood loss)(ml)
 0点: >1000、1点:601–1000、2点:101–600、3点:1≦100、4点:-
最低平均動脈圧(Lowest mean arterial pressure)(mmHg)
 0点: <40、1点:40–54、2点:55–70、3点:≧70、4点:-
最低心拍数(rate/min)
  0点: ≧85、1点:76–85、2点:66–75、3点:56–65、4点:≦55
The Surgical Apgar Score is calculated at the end of the operation from the estimated blood loss, lowest mean arterial pressure, and lowest heart rate entered in the anesthesia record during the operation. The score is the sum of the points from each category.


初出の論文はこれ
Gawande AA, Kwaan MR, Regenbogen SE, Lipsitz SA, Zinner MJ: An Apgar score for surgery. J Am Coll Surg 2007; 204:201– 8


多分色々突っ込みどころはあるし、更なる研究は必要なのだろうが、何より簡単だというところがこのScoring systemのよいところだろう。手術終了時に計算可能だし。個々の症例に還元するのは難しかろうが、「どの程度intensiveなcareが術後に必要か」の1つの目安にはなるかも。

2011年5月26日木曜日

(音) Amorphis ― The Beginning of Times (2011年, Finland)

すいません。完全に裏切られました。
これは非常によいアルバムです。

フィンランドのメロディックデスメタルバンドの10作目のスタジオアルバム。
フィンランドの民族的な音楽を取り入れたヘヴィメタル、と評される彼らの音楽。これまでも作品のレベルの高さに何度も傑作と呼び声が高い作品を作っている。が、これまでのものは「いいんだけど、もうちょっとなにかがほしいなぁ、ごにょごにょ」と思っていた。
本作が初めて私にとっても傑作!と言える作品になっているのは、おそらく分かりやすい歌メロになっていて、聴きこみをあまり要さない曲が多いためかもしれない。この分だと、これまでの作品ももっと聴きこまねば・・・。

1. Battle For Light
2. Mermaid → killer tune
3. My Enemy
4. You I Need
5. Song Of The Sage
6. Three Words
7. Reformation
8. Soothsayer
9. On A Stranded Shore
10. Escape
11. Crack In A Stone
12. Beginning Of Time
13. Heart's Song

2011年5月25日水曜日

(本) 今こそアーレントを読み直す ― 仲正昌樹

そもそもアーレントという哲学者の名前を知ったのは、佐藤優氏の著作からだったと思う。霧深い摩耶山の夜をともにした一冊。

一つの方向へのひねりしか教えてくれないようなのは、大して面白い思想家ではない。(p23)

と著者は述べているが、アーレントという人の思考はひねくれていて、そのひねくれ方が面白いらしい。私はまだ、アーレントの著作を読んでいないし、読まないかもしれないし、読んでも理解できないかもしれないが、本書には震災後の混沌とした状況(を元にして投げかけるメディアの情報)と可能な限り対当に対峙するために役立つ知恵が散りばめられていた。著者が卑近な例を多用してくれたお陰で、私のような、哲学に縁のない人間でも読み通すことができた。自分の考え、というものは良くも悪くもこれまでの自分の生活史に束縛されるものだが、そういった「自分の考え」というものが、この世にいる人間の数だけあるということを想像するくらいの想像力はあってもよいだろう。そのような視点を忘れて世の中をみると、とんでもない間違いをしかねない。

・誰の世界観が一番ましで、信用できるかが問題ではない。そういう発想自体がズレている。肝心なのは、各人が自分なりの世界観を持ってしまうのは不可避であることを自覚したうえで、それが「現実」に対する唯一の説明ではないことを認めることである。(p57)
・「○○がこれ以上勢力を増すと、間違いなくいつか来た道を辿ることになる」と断定的に語る人も、危ない物語的世界観にはまっているのではないかと疑うべきだろう。(58-9)
・アイヒマン問題に限らず、一般的に言えることだが、ある重大な犯罪あるいは不祥事に関して、「あなたも同じことをやるかもしれない」と言われると、多くの人は、「そんなこと言われたら、実行した人間の責任追及をできなくなるではないか!責任を曖昧にしたいのか!」と思って、感情的に反発する。そのように反発するのは、「前代未聞の悪いこと」をする人間には何らかの人格的欠陥があり、普通とは違う異常な判断・振る舞いをすると想定しているからである。(66-7)
・「不幸な人々」に共感することを、人間としての正しいあり方として押し付ける排他的な価値観に繋がりやすい。場合によっては、苦しんでいる人たちに共感しない者たちを、最初から人非人として排除しようとする傾向を生み出す。(130)
・ある具体的な問題の当事者は、当事者としての経験ゆえに、その問題に関して一般の人より多くのことを知っている可能性が高いが、自分の置かれている状況を客観的に把握している訳ではない。(210)

2011年5月24日火曜日

(本) 向上心 ― サミュエル・スマイルズ(竹内均訳)

誠に恥ずかしながら、今回の麻酔科学会総会での私は全く集中力を欠いていた。リフレッシャーコースを1つも申し込まなかった上に、興味ある演題やシンポジウムに参加しても、ありがたい講演の内容はほぼ全てが右から左に流れていった。演者の皆様、ごめんなさい。
そんな「学会に参加したと言うのもおこがましい」私をびしっとしめてくれる1冊。

・働きすぎて命を落とした人も確かにいる。しかし、気ままに自分本位の怠惰な生活を送ったために死んだ人のほうがはるかに多い。(p81)

本書は下手な自己啓発セミナーに行くより(そういうセミナーには行ったことないけど)、よっぽど安く、しかも反復可能で、身に染みる内容が満載。スマイルズの著書に「自助論」もあるが、そちらも非常にお勧めできる内容である。勤勉な医師の皆様には必要ないと思われるが、私のように「やる気バロメータ」が上がったり下がったりする人間には、このような「偉い人の言葉」が必要なのであった。

***
投稿ラベルに「麻酔専門医試験」を追加。移動中に見て思い出しやすいように、過去の投稿のいくつかにラベリングしてみた。

2011年5月22日日曜日

(麻) TRALI(輸血関連急性肺傷害, transfusion-related acute lung injury)

・1951年Barnardらにより,輸血関連の非心原性肺浮腫として報告される。
・1983年Popovskyらによって現在のTRALIと命名された.
・死亡率は6-10%
・輸血関連死亡の上位を占める(多くの死亡例はFFPで報告されている)
・診断は下記を全て満たすもの(除外診断的要素が強い)

TRALI の臨床的診断基準
TRALI の定義(European Haemovigilance Network:EHN)(下記文献1)
・急性呼吸障害
・両側肺浸潤像(胸部X 線検査)
・輸血後6 時間以内の発症
・輸血による循環過負荷は否定
TRALI Consensus Conference Committee in Toronto(2004)による追加事項 (下記文献2)
・低酸素症(PaO2 / FiO2<300またはSat O2<90%または他の臨床症状)
・新たな急性肺障害(acute lung injury, ALI)であり,誤嚥,複雑外傷,肺炎,心肺バイパス,熱傷,毒ガス吸引,肺打撲,急性膵炎,薬物過剰投与,溺水,ショック状態,敗血症など,ALI の他の危険因子が存在しないこと
・ALI の危険因子が存在する場合,TRALI(疑い,possible TRALI)と診断すべきである

(1)European Haemovigilance Network(EHN):Definition of adverse transfusion events.(Available from http://www.ehn-org.net)
(2)Kleinmann S, Caulfield T, Chan P, et al.:Towards an understanding of transfusion-related acute lung injury:Statement of a consensus panel. Transfusion 44:1774-1789, 2004


・多くは1-2時間で発症
・多くの症例(約81%)でX線による肺水腫像も96時間以内に消失する
・特に新鮮凍結血漿と血小板製剤輸血時に多い


頻度
・免疫学的機序TRALI:輸血5,000単位に対して1症例,輸血625症例に対して1症例程度)
・非免疫学的機序TRALI:血球含有製剤(赤血球濃厚液や血小板製剤など)で1症例/1,120 輸血,血小板製剤は1症例/453輸血,赤血球製剤1症例/4,410輸血


鑑別診断
1.輸血関連循環過負荷(transfusionassociated circulatory overload:TACO)
2.心原性浮腫
3.輸血によるアレルギー性反応・アナフィラキシーショック
4.細菌汚染製剤の輸血(1-2時間以内に発症。)
・循環過負荷による肺水腫とTRALI を鑑別する場合,TRALI症例ではCVPおよびPCWPが正常
・.細菌汚染製剤の輸血では,発熱,血圧低下などを初症状とすることが多く,特に室温(22℃)保存する血小板製剤を輸血する際に注意が必要

治療:早期に確定診断し,迅速に対処。呼吸困難の程度に応じた呼吸管理.必要に応じて挿管,人工呼吸を考慮.BNPは通常上昇しない(BNP↑ならTACOかも)
Popovskyらが報告した36症例では,全例呼吸管理を必要とし,26症例(72%)は人工呼吸管理を必要とした.利尿薬やステロイドの有効性は疑問視されている.微小循環内皮細胞傷害が病態の根幹であるため,循環負荷によって改善する

出典:Anesthesia 21 Century Vol.10 No.2-31 2008
出題:47C31-32

***
輸血はこれまでひじょ~に多く使ったが、「こりゃTRALIだ!」っていう場面に遭遇したことないなぁ。輸血5000単位に1例あるなら、1つくらい見ていてもよさそうなものだけど。

2011年5月20日金曜日

(麻) 私的初神戸

麻酔科学会の総会で初めての発表だった。
私の発表を気にかけてくださった全ての人に感謝します。どうもありがとうございました。
私の発表は、内容的には特に目新しい題材を扱ったものではなかったけれど、それでも自分で院内の倫理委員会に書類を提出して、患者さんたちに書面で臨床研究の同意をいただいて、慣れない統計を学びながら手探りで進めたものだったので、私的には大変勉強になった。
やっぱり研究と言うものは「issue」が大事なんだ。走り始める前が大事なんだ。
そのことが腑に落ちて分かった

2011年5月19日木曜日

(映) ブラック・スワン / Black Swan (2010年, USA) ☆☆☆☆

公開初日で1億円を突破したらしい。
それを聞いて驚いた。

この映画は観る人を選ぶ作品だと思うのだが。
Natalie Portmanが主演じゃなかったら間違いなくこれほど観客を動員していないだろう。
集客力のある女優とは素晴らしいものだ。
彼女は4歳の頃からダンスをしていたらしいが、この作品に向けて1年近くバレエのトレーニングをし、9kgも減量したという。彼女の演技は確かに感動する。white swanを踊るには完璧なバレエダンサーであるが、black swanを踊るには純粋で臆病な(劇中のトマス曰く-男が寝たいと思えるような演技ができない)ニナの脆弱な心身を見事に演じている。

私はたまたま「白鳥の湖」が聴きたくなったから、この映画を見たのだが、暗い。とにかく気味悪い。気持ち悪い(これは私的には褒め言葉である。恐らく表現者たちが表現したい世界を見事に描いている)。
暗いが、美しい。派手じゃなく、冷たく暗い美しさ。
バレリーナのニナは、母親やリリー、ベスらに投影される自分の醜悪な部分と戦う。
黒い白鳥を演ずるために。
ニナの葛藤を映し出すかのような冷たく暗い映像。
静かに進む物語の最後に得られるカタルシス。

今すぐもう1回みたい!という作品ではないが、見てよかったという作品。
誰にでもお勧めできる作品ではないが。

2011年5月18日水曜日

(雑) 麻酔科専門医認定試験って本当に簡単なのか?

という問いを立ててみたものの、そういえば誰も簡単とは言っていないことに、言いながら気付く。
だが、「難しいよ~落ちるよ~」とあんまり脅された記憶も、そういえば、ない。

「第49回麻酔科専門医認定筆記試験問題解説集」が発売された。
これが発売される頃には過去問5年分くらい終わっているだろうと昨秋は思っていたが、当然のことながら終わっていない。ただ、過去問を何年か分解いてみると、凡そ問われる知識は似たようなものだということに気がついてきた。これこそがまさに過去問を解く理由なのだろう。それと同時にこの問題集は、実験の合間や、ちょっとぼぉっとして何しようか考えているような「隙間時間」を潰すのに、非常に役に立つアイテムであることが分かった。選択式問題なので「よ~し、これから机に向かって勉強するぞ~」と気合を入れる必要は全くないのである。

昨年、第49回試験の合格率。
筆記試験:83%、実技試験:96%、口頭試験:85%(麻酔科専門医受験ブログより引用)
ということなので、実技試験は箸にも棒にもかからないという事はないだろう。
だが、口頭試験が筆記試験並みの合格率なのでこちらもきちんと過去問をみて、自分なりの解答を作成しておく必要があるだろう。多分。
そして、そういうことをサボると、試験官役を1日中されるであろう先生方にも申し訳がないというものである。一昨年、医学生の心肺蘇生のOSCEの試験監督をした私の経験からすると、できる学生さんの採点の方が簡単なのである。できない学生さん(例:心肺蘇生中に「誰かAEDをもってきてください!」といえなければ、それ以降の点数が全くあげられない)に直面すると、どうやって点数を差し上げればよいか非常に悩むのである。試験官が分かりにくいようなストーリーに則った回答・行動が、試験官の体力を無駄に消耗するであろうことに、ちょっとは思いを馳せつつ勉強しようと思う。

msanuki.netによると
***
40代以降の先生には
難しいものから順に
JB-POT>麻酔科専門医試験>医師国家試験
でしょうか。
20代-30代前半では
JB-POT=麻酔科専門医試験>医師国家試験
かもしれません
***

私的には医師国家試験より本気で勉強したJB-POT。それ並に勉強しないといけないとすると、到底受かる気がしないのだが。あぁ吐き気がしてくる。
脳神経外科専門医試験の合格率は60%程度というし、それに比べたら楽なモンである?のか?

いずれにせよ試験まではあと130日余りある。落ちても死ぬわけではないが、いろいろな人に迷惑がかかってしまうことは確かなので、世の「資格試験というもの」の慣例に従って、他人と同じ対策をしようと思う。

2011年5月17日火曜日

(音) Arch Enemy ― KHAOS LEGIONS (2011年, Sweden)

8作目のオリジナルスタジオアルバム。
私の中では過去最高傑作だった「Rise of the Tyrant」から4年経った。
日本のファンに育てられた(とギタリストのMichael Amottが言っていた)初期3作から、Angela Gossowにヴォーカルチェンジして、よりモダンな作風と変化していった4,5,6作目。5,6作目で方向性に若干の迷いを感じたが、戻るべきところへ戻ってきてくれた(と勝手に思っている)7作目。
「The Last Enemy」「Rise of the Tyrant」「The Day You Died」「Vultures」らの名曲を擁すあのアルバムは、正に神がかりな程に、ギターがメランコリックな旋律をひたすら奏で続けていた。

あの作品を作ってくれたのだから、もう自分たちのやりたいようにやってください、そう思っていた。
リアルタイムで追いかけはじめた3作目「Burning Bridges」から数えて12年来のファンの1人としては、前作「Rise of the Tyrant」でもうおなかいっぱいに満足してしまっていたのである。

そうして迎えたこの新譜。
前作や4作目「Wages of Sin」が好きな人なら買って問題ないだろう。「金返せ!!」とはならない程度のクオリティはしっかりと保たれている(日本版ボーナストラックに「Snow Bound(Acoustic)」も収録されているし)。基本的にこれでもかというギターリフの嵐に叙情的なソロをちりばめ、Angelaが咆哮しまくっているという、前作までのスタイルと変化はない。その意味では何ら心配することなく本作に向き合える。
しかし。
どんなに流麗で官能的なツインギターがあっても、のめり込めない。Angelaのヴォーカルが気になって仕方ない。彼女のヴォーカルがとても単調で、野暮ったく感じてしまう。これまでもあちこちでそういう批判はあった。ただ私はこれまでの4-7作目ではあまり気にならなかった。本作のツインギター、ベース、ドラムスの演奏があまりにも安定しているからそのように感じるのだろうか。彼女の存在なしにバンドがここまで売れることはなかっただろうし、彼女のライブでのパフォーマンスが素晴らしいのは承知だが、ことスタジオアルバムでは、それらは全く加味することが出来ない。この表現力の乏しさがネックになって、更なる高みにバンドが到達できないのではないだろうか(とバンドメンバーが思って、Angelaを解雇しなきゃいいけど)。まぁいいか。本作も、凡百のバンドが到底追随できない程の完成度の高さではあるのだから。どこかで聞いたことのあるギターリフがあちこちで聞かれるが、恐らく確信犯だろう。神が降臨した7作目から、神はいなくなったが人の力でもこれだけのものが作れるんだ、というような気合を感じた渾身の8作目。

赤字は即効性があるだろう疾走曲、もしくは疾走する部分がある曲。

1. KHAOS OVERTURE (INSTRUMENTAL)
2. YESTERDAY IS DEAD AND GONE
3. BLOODSTAINED CROSS → killer tune 
4. UNDER BLACK FLAGS WE MARCH
5. NO GODS, NO MASTERS
6. CITY OF THE DEAD
7. THROUGH THE EYES OF A RAVEN
8. CRUELTY WITHOUT BEAUTY
9. WE ARE A GODLESS ENTITY (INSTRUMENTAL)
10. CULT OF CHAOS
11. THORNS IN MY FLESH
12. TURN TO DUST (INSTRUMENTAL)
13. VENGEANCE IS MINE
14. SECRETS → killer tune
15. THE ZOO 日本盤ボーナス
16. SNOW BOUND (ACOUSTIC) 日本盤ボーナス

イントロ部分で映画「ブラックホーク・ダウン」をなぜか思い出してしまった#6「CITY OF THE GOD」から#9「WE ARE A GODLESS ENTITY」までの流れが、今のところはお気に入り。Scorpionsのカバー#15「THE ZOO」は並。