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2009年1月24日土曜日

初心者に教える初心者の苦悩

禅の言葉に「冷暖自知」という言葉があるという。
いくら人から水の冷たさや温かさを教えてもらっても、結局自分で体験しなければ、
その冷たさや温かさを知ることはできない、という意味だ。

気管挿管の上達が思うようにいかなくてちょっとばかり落ち込んでいる研修医を見ていてその言葉と重ね合わせた。
気管挿管が1月弱で習得できるわけはない。
麻酔科医を10年以上やっていても苦戦する気道はあるのだから。

だから1つ1つを「自分が挿管できなければこの人は亡くなってしまうんだ」という
意気込みでやってもらいたい。

結果は後から付いてくる。ただ目の前のことに神経を集中するのみ。

2009年1月18日日曜日

腸穿孔敗血症ショックARDS

今日は8時前に病院からコール。
あと30分余りで当番から解放されるというところの出来事であった。
これで今年になってから月木土月木土と連続6回のコールである。

しかも今日はタクシーがつかまらない。
各駅停車しか止まらないような駅近に住んでるとこういうとき非常に困る。
仕方ないので電車に飛び乗っていくこと3駅。
駅にタクシーが常駐してそうな大きめな駅まで行くと案の定タクシーが。

約束通りに1時間以内に手術室に到着。
患者を迎えると喘ぎ呼吸で意識障害があるようだった。

発症から何日経っていたかは分からないが、severe sepsis、ARDSであろう。
RSI→AOSで維持しながら外科医に10分弱待ってもらいCVCを挿入。
手術開始後しばらくはバイタルもそこそこで維持してたが、腹腔内にたまった
得体のしれない液体を5000mlも吸引すると、その後は血圧が低下の一途をたどる。
その後はポンピング、DOA、NOR(今日は0.3γでも昇圧できなかったから
エピネフリンも一時的に使用)でサポート。
最終的にはエピネフリンなしで退室。乳酸値は2.6mmol/L程度。 pH 7.20程度。
SSGC2008を意識して行った私の麻酔は正しかったのだろうか。

2009年1月9日金曜日

4000文字を書く力

斎藤孝氏によると原稿用紙10枚書く力、というものを見つけるのは難しいらしい。
そこで思い出すのは、自分が小・中学生時代に読書感想文原稿用紙5枚描き上げるのが、なんと難しかったことか、ということである。
氏曰く
「いきなり書き始めて、4000文字の間に論理的な一貫性を保つのは相当難しい」。
全体の構成を考えるメモ書きから作業を始めるのが常套手段だそうだ。
私は普段そのような長い文章を書く習慣はないし、このようなブログやメールで駄文を
つくるだけである。
このブログで生産的な何かが作れるように模索してみたいと思う。

2009年1月1日木曜日

夢が正夢になった

JB-POT合格の意味をもう一度考えると
「2008年9月28日のあなたの知識と判断力は、まぁ評価してもよいよ」
と言われたのに過ぎないだろう。
どんな資格試験にも言えることだろうが、試験自体が目的ではない。
道具として毎日使うであろう英語の習得ならなおさらである。TOEICなどは目安でしかない。試験はペースメーカーであり、通過点であり、その後には
①目の前の患者に益するだけの治療法が有るか無いかについて、
 最新の英語論文を自分で読み吟味し、その治療法を利用するかどうか判断することができる
②英語のニュースや洋画を字幕なしで理解することができる。
③日本語が理解できない手術患者に対して、患者さんが安心できるような麻酔の説明を提供できる
といったことが目標としてあるのだ。
ここで止まっていてはならない。

・今日ここまで頑張ってこられたのは、様々な人のおかげであることを私は忘れない。
・人生の師でもある祖父に特に感謝する。
・毎日を一緒に過ごしている全ての周りの人に感謝の念を忘れない。

2008年12月26日金曜日

第5回JB-POTの結果が返ってきた

結果は…なんと合格!!!
本当に嬉しい。
今回は106/253(42%)という合格率だったようす。
ちなみに過去の合格率は
2004年:45%
2005年:60%
2006年:48%
2007年:45%
といった状況なので、例年通りの合格率のようである。
問題の難易度はどのように変化しているかは分からないが・・・。

私は文章題75点、ビデオ59点、総合67点だったので、まだまだ実践が足りないという結果。それもそのはず生涯の心臓麻酔数30例弱で、試験前数か月はほとんどTEEに触っていないという状態。
やっぱりというかartifact問題は2問出て2問とも落としていたし、ビデオでのbasicは3問とも落としていた。
また心外麻酔ができる環境に戻れるので、新年度は臨床力に磨きをかけて、第6回JB-POTも受験したいと思う。
そして忘れてはならないのはあくまでTEEは目的ではなく手段だということ。
ちゃんと使えて、ちゃんと診断して、ちゃんと治療に結び付けられないと意味がない。循環管理に生かせないと意味がないのである。
だからJB-POTに合格したことは自信として、さらなるステップアップを目指していかなくてはならないと思う。

早速"Practical Perioperative Transesophageal echocardiography"を購入。円高で少し洋書が安く買えます。

2008年12月21日日曜日

共通言語の構築

同じ日本語を母国語としているにも関わらず、話が通じないと感じることが往々にしてあるのはなぜか。

仮説その一:私が話す日本語に欠陥があり、相手が理解できない
仮説その二:私が話す日本語は許容範囲内の分かりやすさではあるが、相手が理解できない
仮説その三:お互いに自分が使っている言葉そのものの意味が、相手に伝わっていると思い込んでいるだけで、その実相手の解釈が自分の意図しないものになっている
仮説その四:自分に都合がよいところのみを理解し、他を全て切り捨てている

おそらく三+四といったところか。
つまるところ、自分にとって新しい価値観や受け入れがたい内容を受け入れるだけの容量や余裕がないだけなのだろうか?

2008年12月16日火曜日

さまざまな思考を統合して

私が作られている。
本で読んだ知識ははじめは受け売りだが、根気強く実践し繰り返すことで
自分の血となり肉となる。

だいぶ更新をさぼってしまったが、この間にいろいろあった。
11月23日 結婚式
12月7日 歴史能力検定(3級) ⇒ おそらく合格している?
12月13日 BLS G2005 ⇒ 資格更新

ユダヤ人大富豪の教えもよいが、私は私でやりたいことを見つけ、それを極めよう。
今は麻酔が大好きだからその道を進んでいこう。

2008年11月24日月曜日

ほっとした

来ていただいた皆さんには本当に感謝したい。
終わったらすぐ風邪をひき始めた。

2008年11月20日木曜日

もっと本質を

首相の発言の軽さが目立つ、との報道だが。
発言の軽重ははっきりいってどうでもよい。
やるべき仕事をやってくれればよい。
確かに「思っていないことを発言する」ことはないだろうから、
首相が「医師に社会常識に欠ける人が多い」と思っているのだろう。
だが、そんなことは別にどうでもよい。
発言した本人にも社会的常識はないし、今回の発言は意味があまりない。

むしろ「首相には責任を持って発言してもらいたい」とNHKの解説員が
したり顔でいっている姿に強い違和感を覚える。
そんなことは受信料を徴収して番組を作成しているところの人間が言う発言としては
あまりにも程度が低い。
あなた方こそ責任を持って報道してもらいたい。
各報道局とも横並びの論説を展開して、あなた方は頭を使っているのか?

2008年11月2日日曜日

満ち足りた日々

今日は良かったこと
・免許更新した。120分の「違反者講習」はまるで得るものなし。
・圧力鍋で「いかめし」を二人で初めて作った。うんま~。もち米は控えめがいいみたい。
・結婚式の準備の買出しに二人で行った。

幸せだ。